処女受胎
(イザヤ7:14)
「それゆえ,
主みずから,
あなたがたに
一つのしるしを与えられる。
見よ。処女がみごもっている。
そして男の子を産み,
その名を
『インマヌエル』と名づける。」
旧約聖書の中で
最も重要な預言です。
ユダの王ウジヤの孫アハズの時代に
シリヤと北王国イスラエルが
ユダを脅かしたとき,
神がイザヤをとおして
アハズとユダの国民に
告げた言葉です。
「処女がみごもる」
という不思議なしるしが
将来ユダの国に
起きるという預言です。
ここでは処女の名は
記されていません。
ダビデ家に将来,
起きる奇跡です。
この子は
イザヤ9:6,7
と同一の人物です。
○
新約聖書では
イエスの降誕を
預言の成就と見ています。
(マタイ1:23)
「見よ,処女がみごもっている。
そして男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。
(訳すと,
神は私たちとともにおられる,
という意味である。)」
(ルカ1:27-31)
「この処女は,
ダビデの家系のヨセフという人の
いいなずけで,
名をマリヤといった。」
「処女」という原語は,
旧約聖書に3回出てきます。
それは,
すべて「未婚の女」の意味です。
創世記24:43,
出エジプト2:8,
箴言30:19
「しるし」とは
「不思議」,「奇跡」の意味です。
「処女がみごもる」という不思議な
出来事が,将来ユダで
おきるという預言です。
新約聖書での,
イエスの降誕がこのことです。
☆彡
国民の危機のとき,
神は処女が,聖霊の働きによって,
救い主が生まれる預言をします。
イエス・キリストの誕生によって,
この預言は成就しました。
みどりごが生まれる
(イザヤ9:6,7口語訳)
「ひとりのみどりごが
われわれのために生れた,
ひとりの男の子が
われわれに与えられた。
まつりごとはその肩にあり,
その名は,
『霊妙なる議士,大能の神,
とこしえの父,平和の君』
ととなえられる。
そのまつりごとと平和とは,
増し加わって限りなく,
ダビデの位に座して,
その国を治め,今より後,
とこしえに公平と正義とをもって
これを立て,これを保たれる。
万軍の主の熱心が
これをなされるのである。」
2019-04-23