イエス・キリストの誕生
(ルカ2:5-7)
「それは,
すでに身重になっていた
いいなづけの妻マリヤと共に,
登録をするためであった。
ところが,
彼らがベツレヘムに滞在している間に,
マリヤは月が満ちて,
初子を産み,布にくるんで,
飼葉おけの中に寝かせた。
客間には彼らのいる余地が
なかったからである。」
わたしたちの罪の救いのために,
神は,神の子であるイエス・キリストを
この世に送ってくださいました。
(ルカ2:1-7)
「そのころ,
全世界の人口調査をせよとの勅令が,
皇帝アウグストから出た。
これは,
クレニオがシリヤの総督であった時に
行われた最初の人口調査であった。
人々はみな登録をするために,
それぞれ自分の町へ帰って行った。
ヨセフもダビデの家系であり,
またその血統であったので,
ガリラヤの町ナザレを出て,
ユダヤのベツレヘムという
ダビデの町へ上って行った。
それは,すでに身重になっていた
いいなづけの妻マリヤと共に,
登録をするためであった。
ところが,
彼らがベツレヘムに滞在している間に,
マリヤは月が満ちて,
初子を産み,布にくるんで,
飼葉おけの中に寝かせた。
客間には彼らのいる余地が
なかったからである。」
2019-12-09
(ルカ2:8-20)
さて,この地方で羊飼たちが夜,
野宿しながら羊の群れの番をしていた。
すると主の御使が現れ,
主の栄光が彼らをめぐり照したので,
彼らは非常に恐れた。
御使は言った,
「恐れるな。
見よ,
すべての民に与えられる大きな喜びを,
あなたがたに伝える。
きょうダビデの町に,
あなたがたのために救主がお生れになった。
このかたこそ主なるキリストである。
あなたがたは,
幼な子が布にくるまって
飼葉おけの中に寝かしてあるのを
見るであろう。
それが,
あなたがたに与えられるしるしである」。
するとたちまち,
おびただしい天の軍勢が現れ,
御使と一緒になって神をさんびして言った,
「いと高きところでは,
神に栄光があるように,
地の上では,
み心にかなう人々に平和があるように」。
御使たちが彼らを離れて天に帰ったとき,
羊飼たちは
「さあ,ベツレヘムへ行って,
主がお知らせ下さった
その出来事を見てこようではないか」と,
互に語り合った。
そして急いで行って,マリヤとヨセフ,
また飼葉おけに寝かしてある
幼な子を捜しあてた。
彼らに会った上で,
この子について
自分たちに告げ知らされた事を,
人々に伝えた。
人々はみな,
羊飼たちが話してくれたことを聞いて,
不思議に思った。
しかし,マリヤはこれらの事を
ことごとく心に留めて,
思いめぐらしていた。
羊飼たちは,
見聞きしたことが
何もかも自分たちに
語られたとおりであったので,
神をあがめ,
またさんびしながら帰って行った。
○
讃美歌21 256 まぶねのかたえに
l
まぶねのかたえに われは立(た)ちて,
受(う)けたるたまもの ささげまつる。
いのちの主(しゅ)イェスよ,
わが身(み)も 心(こころ)も
とりて祝(しゅく)したまえ。
2
くらき死(し)の夜(よる)に
われは伏(ふ)して,
輝(かがや)く太陽(たいよう)
今(いま)ぞ仰(あお)ぐ。
主(しゅ)こそうるわしき
いのち輝(かがや)き,
つきぬ喜(よろこ)びなり。
3
救(すく)いのみ恵(めぐ)み
わが 身(み)に 満(み)ち,
かがやくみ姿(すがた)
こころに映(は)ゆ。
貴(とうと)きわが主(しゅ)よ,
みもとを離(はな)れて
われはいずこに 行(ゆ)かん。
4
きらめく明(あ)か星(ほし)
うまやに照(て)り
わびしき乾草(ほしくさ)
まぶねに散(ち)る。
こがねのゆりかご
錦(にしき)のうぶぎぞ
きみにふさわしきを。
5
この世(よ)の栄(さか)えを
望(のぞ)みまさず
われらに代(か)わりて
悩(なや)みたもう。
とうとき貧(まず)しさ
知(し)りえしわが 身(み)は
いかにたたえまつらん。
6
愛(あい)する主(しゅ)イェスよ,
今(いま)ささぐる
ひとつの願(ねが)いを
聞(き)きたまえや。
この 身(み)と 心(こころ)を
主(しゅ)のまぶねとなし,
とわに宿(やど)りたまえ。
○
馬槽の中に(新聖歌99番)
1.
馬槽まぶねの中に 産声うぶごえ上げ
大工たくみの家に 人となりて
貧しき憂うれい 生くる悩み
つぶさになめし この人を見よ
2.
食しょくする暇ひまも うち忘れて
虐しいたげられし 人を訪たずね
友なき者の 友となりて
心砕きし この人を見よ
3.
すべてのものを 与えしすえ
死のほか何も 報いられで
十字架の上に 上げられつつ
敵を赦しし この人を見よ
4.
この人を見よ この人にぞ
こよなき愛は 現われたる
この人を見よ この人こそ
人となりたる 活いける神なれ
2012-12-25