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朝の光(聖書の言葉)

聖書とバッハのコラール

バッハ,コラールと
聖書

神の栄光

(イザヤ43:7)
「わたしの名で呼ばれるすべての者は,
わたしの栄光のために,
わたしがこれを創造し,
これを形造り,これを造った。」


人は神によって造られました。

それは神がご自身の栄光を

現すためだといいます。


聖書では神を陶器師,

人を器にたとえることがあります。


人は神の存在を現し,

神の栄光を造るために生きています。


「いと高き神に」

(讃美歌21  37番 1)

いと高き神に 
   栄えあれ,とわに。         
そのいつくしみを
 たたえ,感謝せよ。      
みこころに適う 
   人々すべてに。         
平和を賜えば。                

(BWV715 参考)


「賛美歌21」は,

バッハの編曲したコラールの元の旋律です。


バッハのコラールは

「バッハのコラールを歌う 名曲50選」

に譜面があります。

ネットにもあります。


イエスはサマリヤの女に

礼拝の説明をします。


(ヨハネ4:19-24)
女はイエスに言った,
「主よ,わたしはあなたを預言者と見ます。
わたしたちの先祖は,
この山で礼拝をしたのですが,
あなたがたは礼拝すべき場所は,
エルサレムにあると言っています」。
イエスは女に言われた,
「女よ,わたしの言うことを信じなさい。
あなたがたが,この山でも,
またエルサレムでもない所で,
父を礼拝する時が来る。
あなたがたは
自分の知らないものを拝んでいるが,
わたしたちは
知っているかたを礼拝している。
救はユダヤ人から来るからである。
しかし,まことの礼拝をする者たちが,
霊とまこととをもって
父を礼拝する時が来る。
そうだ,今きている。
父は,このような礼拝をする者たちを
求めておられるからである。
神は霊であるから,礼拝をする者も,
霊とまこととをもって
礼拝すべきである」。





Woman at the Well is a painting by Carl Bloch




降誕

(ルカ2:7) 
「男子の初子を産んだ。
それで,布にくるんで,
飼葉おけに寝かせた。
宿屋には彼らのいる場所が
なかったからである。」



羊飼いは,飼葉おけで寝かされた

イエス・キリストを礼拝しました。


誰でもが礼拝することが出来るように,

キリストは貧しい姿で来られました。


わたしたちもこのイエスを

心に受け入れることができるためです。


「まぶねのかたえに」 

(讃美歌21 256 1番)

1 血しおしたたる 主のみかしら
  とげに刺されし 主のみかしら
  悩みと恥に やつれし主の
  痛ましきさま だれのためぞ

2 主の苦しみは わがためなり
  われこそ罪に 死すべきなり
  かかるわが身に 代わりましし
  主のあわれみは いととうとし

3 慕わしき主よ、わが牧者よ
  はかり知られぬ 愛の泉
  迷うこの身を たずねもとめ
  導きましし日ぞ なつかし

4 主よ、主のもとに 帰る日まで
  十字架のかげに 立たせたまえ
  かくも悩める 主をはなれて
  われはいずこに 去り行くべき

5 なつかしき主よ、はかり知れぬ
  十字架の愛に いかに応えん
  苦しみ悩む わが主のため
  この身といのち すべて捧げん

6 死すべき者を あがなう主よ
  十字架の光 見させたまえ・
  み傷をあおぎ み手によらば
  いまわのときも 安けくあらん

(BWV469)





エル・グレコ作 「受胎告知」



「キリストの降誕」

ヘラルト・ファン・ホントホルスト




イエス・キリスト,まことのパン

(ヨハネ6:31-33)
「私たちの父祖たちは
荒野でマナを食べました。
『彼は彼らに
天からパンを与えて食べさせた』
と書いてあるとおりです。」
イエスは彼らに言われた。
『まことに,まことに,
あなたがたに告げます。
モーセはあなたがたに
天からのパンを与えたのではありません。
しかし,わたしの父は,
あなたがたに
天からまことのパンをお与えになります。
というのは,神のパンは,
天から下って来て,
世にいのちを与えるものだからです。』」



旧約聖書の出エジプトでは,

イスラエルの民に

神はマナ(パン)をあたえました。


イエスはご自身を

「いのちのパン」であるといいます。


このパン(マナ)がイエス・キリストを

現すものだというのです。



「あかつきの空の美しい星よ」

讃美歌21 276 

1 
あかつきの空の美しい星よ,
まことの光。
エッサイの切り株の新しい枝よ,
ダビデの子イェス。
主よ,主よ,とうとい恵みの光よ,
わが丘,わが主よ。
 
2 
マリアより生まれ,
人の世に生きたみ神の子イェス。
みことばは甘く,
みからだと血とはわたしを生かす。
主よ,主よ,とうといわれらの命よ,
天のマナ,わが糧。
 
3 
喜びにあふれ,
たて琴を奏で,ほめ歌うたえ。
花婿主イェスの限りない愛を心に受けて。
主よ,主よ,あなたに感謝はつきない。
愛するわが主よ。
 
4 
愛する主イェスはアルファまたオメガ,
初めと終わり。
み恵みによりてこの身をも祝し,
み国へ招く。
アーメン,アーメン。
まもなく来られる主イェスよ,
せつに待ち望む


(BWV1/6)





神を信じ,

またわたし(イエス)を信じなさい。

(ヨハネ14:1-3)
「あなたがたは,心を騒がせないがよい。
神を信じ,またわたしを信じなさい。 
わたしの父の家には,
すまいがたくさんある。
もしなかったならば,
わたしはそう言っておいたであろう。
あなたがたのために,
場所を用意しに行くのだから。 
そして,行って,
場所の用意ができたならば,
またきて,
あなたがたをわたしのところに迎えよう。
わたしのおる所に
あなたがたもおらせるためである。」 


(マタイ11:28-30)
「すべて重荷を負うて苦労している者は,
わたしのもとにきなさい。
なたがたを休ませてあげよう。
わたしは
柔和で心のへりくだった者であるから,
わたしのくびきを負うて,
わたしに学びなさい。
そうすれば,
あなたがたの魂に
休みが与えられるであろう。
わたしのくびきは負いやすく,
わたしの荷は軽いからである。」



「やすき いこいよ」

(第2讃美歌 223)  

(バッハ作曲,編曲か?)

1.
やすきよ,いこいよ,平和よ,きたれ。
疲れしわれは いこいをもとむ,
とくきたりて われを迎えよ,
やすきよ。

2.
やすきよ,いこいよ,平和よ,きたれ。
この世を去りて 
主イエスに見(まみ)えん,
とくきたりて われを迎えよ,
やすきよ。




十字架

(マタイ27:27-37)  
「それから,総督の兵士たちは,
イエスを官邸の中に連れて行って,
イエスの回りに全部隊を集めた。
そして,イエスの着物を脱がせて,
緋色の上着を着せた。
それから,いばらで冠を編み,
頭にかぶらせ,右手に葦を持たせた。
そして,
彼らはイエスの前にひざまずいて,
からかって言った。
「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」
また彼らはイエスにつばきをかけ,
葦を取り上げてイエスの頭をたたいた。
こんなふうに,
イエスをからかったあげく,
その着物を脱がせて,
もとの着物を着せ,
十字架につけるために連れ出した。
そして,彼らが出て行くと,
シモンというクレネ人を見つけたので,
彼らは,この人にイエスの十字架を,
むりやりに背負わせた。
ゴルゴタという所
(「どくろ」と言われている場所)に来てから,
彼らはイエスに,
苦みを混ぜたぶどう酒を
飲ませようとした。
イエスはそれをなめただけで,
飲もうとはされなかった。
こうして,イエスを十字架につけてから,
彼らはくじを引いて,
イエスの着物を分け,
そこにすわって,イエスの見張りをした。
また,イエスの頭の上には,
「これはユダヤ人の王イエスである」
と書いた罪状書きを掲げた。」


聖書では,血は命を表しています。


イエスが十字架によって血を流し,

命をささげることによって,

私たちの罪は赦されるのです。


イエスは人類のすべての罪,

苦しみ,悲しみを背負い,

十字架につけられ死なれました。


「血しおしたたる」  
         
(讃美歌21 310番)

血しおしたたる 

主のみかしら        

とげに刺されし 

主のみかしら       

悩みと恥に 

やつれし主の           

痛ましきさま 

だれのためぞ    

(BWV244/62)






十字架上のキリスト

 作:レンブラント・ファン・レイン





復活

(ヨハ11:25-26) 
「イエスは言われた。
『わたしは,よみがえりです。
いのちです。
わたしを信じる者は,
死んでも生きるのです。
また,生きていてわたしを信じる者は,
決して死ぬことがありません。
このことを信じますか。』」



神は罪のないイエス・キリストを

十字架で終わらせませんでした。


復活させました。


イエスは死に打ち勝ち復活されたのです。



「復活の主は」

(讃美歌21 316番) 

復活の主は 今,死に勝った。
びたたえよ,慰め主を。
キリエライス。

復活の主が おられるのならば,
世も死もわれを 主より離せない。
キリエライス。

ハレルヤ,ハレルヤ,ハレルヤ。
喜びたたえよ,慰め主を。
キリエライス。

※「キリエライス」は
「キリエ・エレイソン」
(主よ,あわれみたまえ)と同じ意味です。

(BWV276)





キリストの復活
作:ピエロ・デッラ・フランチェスカ








郊外のキリスト

作:ルオー





昇天


(ルカ24:50-53 口語訳)
「イエスは彼らを
ベタニヤの近くまで連れて行き,
手をあげて彼らを祝福された。
祝福しておられるうちに,
彼らを離れて,〔天にあげられた。〕
彼らは〔イエスを拝し,〕
非常な喜びをもってエルサレムに帰り,
絶えず宮にいて,
神をほめたたえていた。」



「みそらに 昇りゆく」

バッハ作曲 

昇天節オラトリオから BWⅤ211

1.
みそらに 昇りゆく
わが み神は
勝ち歌 ラッパの 音に
つつまれて,
よろこび 讃えん
世びとの 王者を
みなこぞりて

7.
そは いつならんや
慕わしき 日
主に まみゆる 日
栄の うちに
いつ 来たらんや
主を 迎えまつり
あい抱く とき
来たれ その日








聖霊降臨

(使徒2:1-4)
「五旬節の日がきて,
みんなの者が一緒に集まっていると,
突然,激しい風が吹いてきたような
音が天から起ってきて,
一同がすわっていた家
いっぱいに響きわたった。
また,舌のようなものが,
炎のように分れて現れ,
ひとりびとりの上にとどまった。
すると,一同は聖霊に満たされ,
御霊が語らせるままに,
いろいろの他国の言葉で語り出した。」

(ヨハネ14:17)
「その方は,真理の御霊です。
世はその方を
受け入れることができません。
世はその方を見もせず,
知りもしないからです。
しかし,
あなたがたはその方を知っています。
その方はあなたがたとともに住み,
あなたがたのうちにおられるからです。」


神の存在と性格は,

イエスが受け,

聖霊として私たちがこころに受けます。


イエスの十字架,復活の後,

聖霊がペンテコステの日に降ります。


イエス・キリストが

生きているとき約束され聖霊によって,

わたしたちは

イエスとイエスの言葉が理解でき,

神を礼拝することが出来ます。



「来たれ聖霊,わが主」 

(賛美歌21 341 1番)

来たれ聖霊,わが主。
われらの心を
恵みもて満たし,燃え立たせたまえ。
み光求める 世界のみ民は
ここに集められ 主のみ栄えを歌う。
ハレルヤ,ハレルヤ。

(BWV226)









再臨

(マタイ24:30,31)
「そのとき,
人の子のしるしが天に現れるであろう。
またそのとき,地のすべての民族は嘆き,
そして力と大いなる栄光とをもって,
人の子が天の雲に乗って来るのを,
人々は見るであろう。
また,彼は大いなるラッパの音と
共に御使たちをつかわして,
天のはてからはてに至るまで,
四方からその選民を
呼び集めるであろう。」


イエスはもう一度

わたしたちのところに来てくださいます。


イエスの再臨の話には,

「十人のおとめ」のたとえがあります。



「起きよ」と呼ぶ声

(讃美歌21 230 1番)

「起きよ」と呼ぶ声,

「めざめよ,エルサレム」。

夜警ら叫びて,

闇夜をつらぬき,ひびきわたる声よ。

「備えよ,おとめら」。

いざ,ともし火 高くかかげ ハレルヤ。

花婿迎えよ,祝いの宴に。

(BWV140/7)




天国

(ヨハネ黙示21:1-4)
「わたしはまた,
新しい天と新しい地とを見た。
先の天と地とは消え去り,
海もなくなってしまった。
また,聖なる都,新しいエルサレムが,
夫のために着飾った花嫁のように
用意をととのえて,
神のもとを出て,
天から下って来るのを見た。
また,御座から大きな声が
叫ぶのを聞いた,
『見よ,神の幕屋が人と共にあり,
神が人と共に住み,
人は神の民となり,
神自ら人と共にいまして,
人の目から涙を
全くぬぐいとって下さる。
もはや,死もなく,
悲しみも,叫びも,痛みもない。』」



「主の都 シオンは憂い嘆く」 

BWV13 

(J.ヘールマン歌詞, 
J.H.シャイン旋律)

1.
主の都シオンは
憂い 嘆く
神のえらびにも
あたわぬ わが身
悩みのうちに
われを投げ入れ
苦しめるままに
忘れさりたもうや






2019-07-15
 

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