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朝の光(聖書の言葉)

ガラテヤの信徒への手紙 解説 2020-09-24  

ガラテヤの信徒への手紙 解説


ガラテヤは現在の

トルコに位置する町です。


パウロはいずれの伝道旅行でも

ガラテヤ地方を経ていて,

各地での伝道は成功し,

教会を残しました。


しかしその後,

キリスト教の偽教師が

入ってきたので

この手紙が書かれました。






イエス・キリストの啓示


(ガラテヤ1:11,12)新改訳

「兄弟たちよ。
私はあなたがたに知らせましょう。
私が宣べ伝えた福音は,
人間によるものではありません。
私はそれを
人間からは受けなかったし,
また教えられもしませんでした。
ただイエス・キリストの
啓示によって受けたのです。」


パウロの宣べ伝えた言葉は,

神の啓示によるものです。


わたしたちは,

パウロの手紙を神の言葉として

受け入れています。




信仰によって義とされる


(ガラテヤ2:16)

「人は律法の行いによっては
義と認められず,
ただキリスト・イエスを
信じる信仰によって
義と認められる,
ということを知ったからこそ,
私たちも
キリスト・イエスを信じたのです。
これは,
律法の行いによってではなく,
キリストを信じる信仰によって
義と認められるためです。
なぜなら,
律法の行いによって
義と認められる者は,
ひとりもいないからです。」


このガラテヤ人への手紙は,

パウロが,

イエスの教えを宣べ伝えた

中心の教えをまとめたものです。


律法によっては義とされず,

イエスを信じることによって

義とされます。


「義と認められる」とは,

法律上の用語であって,

「無罪とされる」,

「適格と認められ」

という意味です。


律法によって義とされようとする,

ユダヤ人に反論です。





十字架につけられる


(ガラテヤ2:20)

「私はキリストとともに
十字架につけられました。
もはや私が生きているのではなく,
キリストが
私のうちに生きておられるのです。
いま私が
肉にあって生きているのは,
私を愛し私のために
ご自身をお捨てになった
神の御子を信じる
信仰によっているのです。」


パウロは,古い自分が死に,

復活したイエスが

内に生きているといいます。


イエス・キリストを信じる

私たちも同じです。



●●



キリストの贖い


(ガラテヤ3:13)口語訳

「キリストは,
わたしたちのために
のろいとなって,
わたしたちを律法ののろいから
あがない出して下さった。
聖書に,
『木にかけられる者は,
すべてのろわれる』
と書いてある。」


「あがない(贖い)出す」とは,

代価を払って,

ある人を奴隷の身分から

解放することを言います。


「私たちのために

のろわれたものとなって」とは,

具体的にはキリストと

十字架の死を意味します。


「木にかけられる者」とは,

十字架につけられる者のことです。


キリストが十字架につけられ,

われわれの罪ののろいを

身代わりに受けててくださったので,

わたしたちは律法ののろいから

贖い出されました。


(ローマ3:24)

「 ただ,神の恵みにより,

キリスト・イエスによる

贖いのゆえに,

価なしに

義と認められるのです。」





自由と解放


(ガラテヤ5:1)

「キリストは,
自由を得させるために,
私たちを解放してくださいました。
ですから,あなたがたは,
しっかり立って,
またと奴隷のくびきを
負わせられないようにしなさい。」


信仰によって,

律法の拘束から自由にされました。


わたしたちは

律法,罪,肉の奴隷から

自由人にされています。








(ガラテヤ5:13)

「兄弟たち。
あなたがたは,
自由を与えられるために
召されたのです。
ただ,
その自由を
肉の働く機会としないで,
愛をもって互いに仕えなさい。」


自由にされた者は,

互いに愛し合う生活を

送りなさいといいます。






御霊によって歩む


(ガラテヤ5:16)

「私は言います。
御霊によって歩みなさい。
そうすれば,
決して肉の欲望を
満足させるようなことは
ありません。」


聖霊に支配されて

生きなさいといっています。





御霊の実


(ガラテヤ5:20-23)

「偶像礼拝,魔術,敵意,争い,
そねみ,憤り,党派心,分裂,
分派,ねたみ,酩酊,遊興,
そういった類のものです。
前にもあらかじめ言ったように,
私は今もあなたがたに
あらかじめ言っておきます。
こんなことをしている者たちが
神の国を
相続することはありません。
しかし,
御霊の実は,愛,喜び,平安,
寛容,親切,善意,
誠実,柔和,自制です。
このようなものを
禁ずる律法はありません。」


偶像崇拝,魔術などは,

生まれながら

持っている肉のものです。


肉に生きるのではなく,

御霊に導かれ,

御霊の実によって

生きなさいといいます。






十字架につける


(ガラテヤ5:24)

「キリスト・イエスにつく者は,
自分の肉を,
さまざまの情欲や欲望とともに,
十字架につけてしまったのです。」


十字架につけるとは,

自分の肉,生まれながらの性質を

死んだ者とみなすことです。






(ガラテヤ5:26)

「互いにいどみ合ったり,
そねみ合ったりして,
虚栄に走ることの
ないようにしましょう。」


互いに虚栄に生きては

ならないといいます。





(ガラテヤ6:1)

「兄弟たちよ。
もしだれかが
あやまちに陥ったなら,
御霊の人であるあなたがたは,
柔和な心で
その人を正してあげなさい。
また,
自分自身も誘惑に陥らないように
気をつけなさい。」


あやまった生活の人には,

無視せず,

正しい生活に導きなさい,


また自分も誘惑に陥らないように

しなさいと言います。




重荷を負い合う


(ガラテヤ6:2)

「互いの重荷を負い合い,
そのようにして
キリストの律法を全うしなさい。」


パウロは

「互いの重荷を負い合い」

と言います。


イエス・キリストは,

次のように言いました。


(マタイ11:28)

「すべて,疲れた人,
重荷を負っている人は,
わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを
休ませてあげます。」




(ガラテヤ6:7)

「思い違いをしてはいけません。
神は侮られるような方では
ありません。
人は種を蒔けば,
その刈り取りも
することになります。」


神をごまかしては

いけないと言います。




(ガラテヤ6:9)

「善を行うのに
飽いてはいけません。
失望せずにいれば,
時期が来て,
刈り取ることになります。」


善を行うには,忍耐が必要です。




新しい創造 


(ガラテヤ6:15)

「割礼を受けているか
受けていないかは,
大事なことではありません。
大事なのは新しい創造です。」




イエスが再び来られる時,

「新しい創造」が完成します。


「新しい創造」は,

やがて確かな完成を見ますが,

今すでに,わたしたちは

この恵みを受けています。


イエス・キリストを信じる者は,

新しく造られた者です。




2020-09-24



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