神の愛
(エペソ1:5)
「私たちをイエス・キリストによって
ご自分の子にしようと,
愛をもって
あらかじめ定めておられたのです。」
パウロはエペソ人への手紙で,
不思議なことを言います。
エペソの手紙で,
パウロは神の愛は
創造の前からのものであるといいます。
神の愛とは,
神の方からわたしたちに,
交わってくださいます。
わたしたちが
神と「交わり」ができます。
神との「交わり」は,
神の一方的な人に対する愛から始まります。
神が人との交わりを求め,
交わりを創り出すということは,
神が人を創造する前のことだといいます。
すなわち,神の愛は,
創造の前からのものです。
創造はこの交わりを前提としています。
神の愛は永遠の愛だからです。
(エペソ1:3-6)
「私たちの主イエス・キリストの父なる神が
ほめたたえられますように。
神はキリストにおいて,
天にあるすべての霊的祝福をもって,
私たちを祝福してくださいました。
すなわち,
神は私たちを世界の基の置かれる前から
キリストのうちに選び,
御前で聖く,
傷のない者にしようとされました。
神は,ただみこころのままに,
私たちをイエス・キリストによって
ご自分の子にしようと,
愛をもって
あらかじめ定めておられたのです。
それは,
神がその愛する方によって
私たちに与えてくださった恵みの栄光が,
ほめたたえられるためです。」
神の恵みは,
わたしたちが生まれる前からです。
それは,わたしたちの方からではなく,
神の一方的な恵みによっています。
次の聖歌は,
神の恵みの豊かさを歌っています。
「何ゆえ御神(みかみ)は」
(新聖歌357)
1.
何ゆえ御神(みかみ)は
かかる身をも
神の子とせしか知るを得ねど
(折り返し)
わがより頼む主は
委(ゆだ)ねたる身と魂(たま)を
守り得給(えたも)うと
確信するなり
2.
何ゆえ御言葉
信ぜし時に
安(やす)きを得たるか
知るを得ねど
3.
何ゆえ主イエスを
救い主と
信じ救われしか
知るを得ねど
4.
わが世の終わりに
如何(いか)なること
待(ま)てるかは蕗(つゆ)も
知るを得ねど
5.
救い主イエスを
いずれの日に
見たてまつるかは
知るを得ねど
(ヨハネ3:16)
「神は,実に,
そのひとり子をお与えになったほどに,
世を愛された。
それは御子を信じる者が,
ひとりとして滅びることなく,
永遠のいのちを持つためである。」
2014-07-06