エペソ人への手紙
解説
2024
○
すべての霊的祝福
(エペソ1:3)
「私たちの主
イエス・キリストの父なる神が
ほめたたえられますように。
神はキリストにあって,
天にあるすべての霊的祝福をもって
私たちを
祝福してくださいました。」
「霊的祝福」には,
「罪の赦し」(1:7),
信仰(2:8)
特別な賜物(4:11)
などがあります。
○
天の右の座
(エペソ1:20,21)
新共同訳
「神は,
この力をキリストに働かせて,
キリストを死者の中から復活させ,
天において
御自分の右の座に着かせ,
すべての支配,権威,勢力,
主権の上に置き,
今の世ばかりでなく,
来るべき世にも唱えられる
あらゆる名の上に置かれました。」
今,イエス・キリストは,
天において
御自分の右の座にいます。
私たちは
そこから恵みを受けています。
(エペソ2:6)
「キリスト・イエスによって
共に復活させ,
共に天の王座に
着かせてくださいました。」
○
恵みと信仰による救い
(エペソ2:8,9)
「あなたがたは,
恵みのゆえに,
信仰によって救われたのです。
それは,
自分自身からでたことではなく,
神からの賜物です。
行いによるのではありません。
だれも誇ることのないためです。」
救いは人間の努力,
行いではなく,
信仰によっていただく,
神の無償の賜物,
すなわち恵みによります。
ローマ3:21-5:1
ガラテヤ2:16,3:6-29
ピリピ3:9
○
異邦人の救い
(エペソ3:6)
「福音により,
キリスト・イエスにあって,
異邦人もまた共同の相続者となり,
ともに一つのからだに連なり,
ともに約束にあずかる者と
なるということです。」
異邦人とは,
イスラエルでない民,
わたしたちです。
異邦人が救いに与ることは,
キリストによってなされました。
パウロの宣べ伝えている,
奥義です。
○
からだ(教会)は一つ
(エペソ4:4-6)
「からだは一つ,
御霊は一つです。
あなたがたが召されたとき,
召しのもたらした望みが
一つであったのと同じです。
主は一つ,信仰は一つ,
バプテスマは一つです。
すべてのものの上にあり,
すべてのものを貫き,
すべてのもののうちにおられる,
すべてのものの
父なる神は一つです。」
「からだはひとつ」の体とは
教会です。
○
互いに仕え合いなさい
(エペソ5:21)
「キリストに対する畏れをもって,
互いに仕え合いなさい。」
夫と妻の関係は,
キリストと信じる群れである
教会の関係が現わされるものです。
☆彡
(エペソ5:21―25)新共同訳
「キリストに対する畏れをもって,
互いに仕え合いなさい。
妻たちよ,主に仕えるように,
自分の夫に仕えなさい。
キリストが教会の頭であり,
自らその体の救い主であるように,
夫は妻の頭だからです。
また,
教会がキリストに仕えるように,
妻もすべての面で
夫に仕えるべきです。
夫たちよ,
キリストが教会を愛し,
教会のために
御自分をお与えになったように,
妻を愛しなさい。」
○
悪魔に立ち向かう
(エペソ6:10,11)
「終わりに言います。
主にあって,
その大能の力によって
強められなさい。
悪魔の策略に対して
立ち向かうことができるために,
神のすべての武具を
身に着けなさい。」
イエスは悪魔に打ち勝ちました。
しかし,まだ生きています。
「武具」とは,真理,福音,
信仰,神の言葉,祈りです。
(エペソ6:10-18)
2024-01-12