私の祖父母

こんばんは。


今年の冬期休暇中に私は家族と私の父と埼玉の上尾市に在住の祖父母（おばあちゃん）に
逢いに行ってきました。


私が生まれた時には、母親方のおじいちゃん・おばあちゃん、父親方のおじいちゃんは
既に亡くなっており、唯一の存在が上尾のおばあちゃんになります。


元来、宮城県の白石市に父親の実家はあったのですが、戦争で埼玉県に移住してきたと
小さい頃、聞かされてました。


私が物心ついたときには、既に上尾に居たので私には『田舎？』というものが
ありません。


小さいときから昆虫・生き物が大好きだった私にとって夏休みに田舎で思う存分、
昆虫採集をするという夢は一度も叶いませんでした。


当時、そのことを両親にかなり文句を言ってしまった事をよく憶えています。



私は、子供の頃、正月は必ず、上尾のおばあちゃんのところに行き、駅前のデパートで
おもちゃを買ってもらうことだけを唯一の楽しみとしてました。


あの頃のおばあちゃんはまだ一緒に歩いて行って買い物していた記憶があります。


しかし、今年で９７才です。ほとんど家から出ることが出来なくなっていました。


去年は諸事情で逢いには行けず、２年ぶりに逢ったおばあちゃんは身体も小さくなり
ある病に冒されていました。


たまに記憶がとんでしまう事もあるとの事です。


子供の頃も、小学校５年生くらいからサッカーの部活動の練習の関係で中学校３年生
までなかなか逢いに行けず、今、思うと申し訳なかったと感じます。


弱々しい姿になった今頃、反省する馬鹿者です。



社会人になった頃から自分で車で行けるようになったので、その頃から正月は
行っていたのですが、４，５年前から逢った時と別れる時に必ずおばあちゃんは
涙を流すようになりました。


あの涙は何を物語っているのでしょう。


自宅に戻ってからあの泣き顔が毎回、頭から離れなく切なくなります。



はっきり言ってもう残された人生は少ないはずです。



これからおばあちゃんに自分が出来ることって何だろう。

どうすると喜んでもらえるのだろう。


今年、逢いにいった時にすごく真剣に考え、今、私の中で考えていることを
今度、行動におこしてみようと考えています。



基本的に恥ずかしがり屋でストレートに表現出来なくてごめんね。

又、近々行くから楽しみにしていてね。



長生きしようね、おばあちゃん。