『withコロナ』で稚内の観光がどうなっているのか・・・
ネットで情報を探していると、
『抜海駅 無くなる』かも・・との情報記事が見つかった。
昨年『風っこそうや』を見送った駅である。・・
少し前の『日本のてっぺん 北・北海道の旅』のFBへも、下勇知で二居点移住を
されている浅川さんが、『抜海駅「1時間6分」の交流会』への参加のおさそいを
されていたが、本当に『廃駅』となってしまうのであろうか。
『抜海駅』は、テレビでも『秘境駅』として紹介されたくらい、山の中ではないが、
町から離れた駅である。
『乗降客』を見かけた事は無いが、時々立ち寄られる『鉄ちゃん』にとっては
『夢の駅』である。
『本当になくなるのか』『存続はどうすべきなのか』
そして、『抜海』より小さい、貨車の駅舎しかない豊富や幌延の駅は・・
さらには『宗谷本線』は残るのか・・・
もう少し詳しく調べてみた。
・・『存続のためには』
・存続要否要請 JR→ 協議会→各市町村 ??
・存続は市の判断
地域住民と市が調整行い・・協議会 → JRへ回答
・存続のためには、駅舎維持、除雪等の費用負担要
市負担?? (幌延の例では400万円/年間?)
・最終存続決議 ⇒ 市長が議会承認を得る??
2020年 年末??
の様であり、稚内市議会での議事内容も進んでいるようで、
地域の方との説明会も終了したようである。
確かに今は車社会で、列車を使う事は少なくなっている・・・
地域の方だけでなく、近隣の勇知や『稚内市民』として・・
観光や地域振興を勘案し、議論が必要なのかもしれない。
市役所では、こんなイベントもしているのに・・・・
なぜ『抜海駅』残せないのはとの疑問も???・・・
<<<<記事>>>
昨年お世話になった『悠遊ファーム』さんが、今年も
「のんびり普通列車で行く!秋の上勇知満喫ツアー」を
受け入れられるようである。
+*+**添付の市が発行のPDFを見てみると
『JR宗谷線の維持・存続に向けた利用促進策の一環』として
普段乗る事がない稚内市民に向けた 『JR乗車機会提供』と
『市民のJR利用促進の意識向上』『マイレール意識の醸成』
が目的
昨年も同じ時期で『兜沼』までJR乗車だった気もするが、
今年は 9/27(日) 10:27発の各停で『勇知』まで
そのあと『悠遊ファーム』さんで、野菜摘取、ピザ作り体験
・・となっている
午後は 旧上勇知小中学校内の
「上勇知ふるさと資料室・画廊」
新しく出来たらしい
「上勇知 小さなギャラリー」を 見学となっていた
+*+**
帰りは マイクロバスでJR稚内駅となっているが・・・
昨年もFB『にほんのてっぺん 北・北海道の旅』に書いた
記憶があるが、15時頃に幌延か豊富を出発する各停があれば
『往復列車』旅が楽しめるのだが・・・・
何とか残せないものか・・・・
今どこまで検討が進んでいるのか・・・
心配な限りである・・・
上幌延駅
******************
以下、今後の動きを知るため、調べた内容をメモとして残しておきたい・・・
まず最初の情報源であった『稚内プレス』の記事。
2020 年 8 月 31 日付
『10月10日浅川晃広さんがイベント開催
存廃揺れる抜海駅支援』
記事の内容(原文コピーさせて頂きました)・・・・
ノシャップ2のきた北海道移住支援型シェアハウス「キックスタート」の
浅川晃広代表が、存廃に揺れる抜海駅を支援しようと、10月10日に
イベントを開催する計画をしている。
29日、抜海駅で抜海町内会とクトネベツ町内会にイベントの協力を依頼
するセレモニーがあった。
抜海駅は日本最北端の無人駅、映画「北の桜守」のロケ地として知られて
おり、浅川さん自身も宗谷線に魅了された経緯もあり
10月14日の「鉄道の日」に先駆けた10日にイベントの開催を樹てた。
29日のセレモニーでは、浅川さんが森寛泰抜海町内会長と上原太一クト
ネベツ町内会長に協力依頼すると両町内会長は「協力します」と快諾した。
イベントは抜海とクトネベツの特産品を食材にした駅弁を提供する予定に
あるという。
・・・・
検索を進めると朝日新聞の電子版『Asahi.com』に、以下の記事を見つけた。
(MEMOとして残すために、無断ですが切り抜きをさせて頂いた・・)
2020年3月30日 付記事
北海道)宗谷線 無人駅少なくとも12駅廃止の見込み
JR北海道の2021年春のダイヤ改定で、宗谷線の無人駅が少なくとも
12駅廃止される見込みとなった。
極端に利用が少ない無人駅29駅の存廃について、JRが今年度末をめどに
沿線11市町村に判断を求めていた。
鉄道ファンに人気の「秘境駅」も姿を消すことになるが、判断には自治体
間で温度差もあるようだ。(奈良山雅俊)
JRが廃止の対象としたのは、1日あたりの乗車人数が3人以下の無人駅。
JRは昨年暮れ、宗谷本線活性化推進協議会(事務局・名寄市)を通じて
各市町村に存廃の判断を求めていた。
存続を決めた場合、除雪など駅舎の維持費負担が必要になる。
朝日新聞社が11市町村に取材したところ、廃止と判断されたのは12駅。
幌延町は全7駅中2駅(上幌延、安牛(やすうし))、・・・
を廃止の方向で住民に説明する予定だ。
2020年4月25日 付記事
「最北の秘境駅」からSOS 北海道・稚内のJR抜海駅
・・・宗谷線は長年赤字で、廃線が取りざたされる。
2016年には減便された。
沿線の自治体は何度も、宗谷線の存続をJR北海道に訴えてきた。
そんななか、JRは来春のダイヤ改定に伴い、無人駅の存廃の判断を
沿線自治体に委ねた。
その多くが、わが町の駅を残す方針だ。・・・
「秘境駅の里」を掲げる幌延町も対象となる6駅のうち4駅を残した。
それなのに、抜海駅を廃止にしようとしているのが、稚内市だ。
2020年6月16日付記事
「最北の秘境駅」存続願う声・声・声 どうする稚内市
「国内最北の秘境駅」として知られるJR宗谷線「抜海(ばっかい)駅」の
存続を願う声が、北海道稚内市に全国から寄せられている。・・・・
寄せられた「声」は10日現在42件で、メールが38件、電話や手紙が4件。
札幌市のほかは首都圏や愛知、岡山など本州からで、稚内市の担当者は
「20~60代と幅広く、40~50代が多いイメージ」という。
抜海駅の地元で唯一の宿泊施設「利尻の見える小さなお宿 ばっかす」の
宿主伊東幸(みゆき)さん(52)がネットで呼びかけたのがきっかけの
ようだ。・・・
この新聞が全国記事なのかどうかは判らないが・・
抜海駅の位置が地図に示されている(勇知駅は出ていないですが。。)
2020年7月29日付記事
築100年「最北の秘境駅」が廃止危機 全国からメール
・・・抜海駅の存廃問題で、北海道稚内市は28日、半年ぶりに
地元で住民説明会を開いた。
市はスクールバスの利用など代替案を示し、廃駅へ理解を求めたが、
住民は長年駅と歩んできた地域の歴史にも触れ、
「利便性は悪くても誰も廃駅を望んでいない」と存続を求めた。
説明会は地元2町内会のうち、抜海町内会との間で開かれた。
・・・市は「経費の問題ではなく、あくまで地域の足を守るため」とし、
スクールバスや乗り合いタクシーを提案したが、
住民は「スクールバスは買い物などとの時間があわず現実的でない」
「相乗りも予約が必要で不便だ」と反対した。
駅舎について、市は「停車しなくても駅舎は残る」としたが、
老朽化が進めばJR北海道が取り壊す可能性が高い。
住民たちは「汽車が止まるからこそ駅だ」と反発した。
2020年8月13日 付記事
北海道)稚内の抜海駅、「廃駅反対」が地元総意に
JR宗谷線抜海駅の存廃問題で、稚内市内のクトネベツ町内会は12日、
市が開いた住民説明会で、隣の抜海町内会と同じく存続を希望した。
地元の二つの町内会がいずれも廃駅反対を表明した中で、
市は存廃を判断することになる。
説明会で市は、・・代替案を示し、廃駅に理解を求めた。
だが、100年近く地域と歩んできた駅への住民の思いは強く、
「時刻表のない駅は駅じゃない」
「駅がなくなるときは宗谷線が廃線になるときだ」と訴えた。
一方、「最北の秘境駅」として・・・
車やバイク、自転車で大勢の旅行客が訪れている。
駅ノートには毎日のように存続を望む声が記されている。
「1日平均1・4人」という利用状況だが、
「廃駅は駅を目指してくる人の夢をはいでしまうことになる。
もっと観光利用を考えてほしい」といった要望も出た。・・・
2020年9月1日 付記事
北海道)抜海駅の存続願い「1時間6分」の交流企画
国内最北の木造無人駅、北海道稚内市のJR宗谷線抜海駅で10月10日、
「1時間6分」間の交流イベントが開かれることになった。
駅の存続を願う市民有志と地元の2町内会の代表らが話し合って決めた。
「1時間6分」は、稚内駅から普通列車で抜海駅を訪れた人が、
稚内駅に戻る下り列車に乗るまでの滞在時間(10時43分着、11時49分発)。
この時間を利用して地元住民との交流を深めてもらおうという企画・・
『Pass-case』さんというHPから(2020.9.3 付)
【JR北14駅廃止】JR北海道路線/駅廃止に関する情報リスト
JRが宗谷本線の駅で維持費負担を求めている駅
2019年12月、JR北海道が宗谷本線活性化推進協議会に
駅の維持費を負担するかどうか、
2020年3月までに判断を求めていました。
対象の駅は以下の通りです。
(過去5年間の1日当たり利用客数3人以下の駅)
宗谷本線…抜海駅、兜沼駅、徳満駅、下沼駅、
上幌延駅、南幌延駅、安牛駅、雄信内駅、糠南駅、
問寒別駅、歌内駅、佐久駅、筬島駅、咲来駅、・・・・
抜海駅
稚内市は廃止の方針を住民説明会において示しました。
詳しくはこちらのブログをご覧になるとより正確で、詳しい情報が
お分かりになると思います。(→ 『ばっかす』さん)
その後も回答期限までに結論は出ず、協議中とされています。
兜沼駅、徳満駅
豊富町は両駅の存続を決めました。
2駅の維持費は400万円前後とされています。
兜沼駅は今春から2人稚内の高校に通うことを考慮したとのこと。
徳満駅は利用者が2人から1人になったものの、今後の状況によって
判断するそうです。
下沼駅、上幌延駅、南幌延駅、安牛駅、
雄信内駅、糠南駅、問寒別駅
幌延町は対象の7駅中2駅の上幌延駅、安牛駅について廃止を容認・・
それ以外については存続します。
7駅の維持費を410万円まで圧縮しており、存続を5駅に絞ることで
さらに90万円減らしました。
抜海村にある『ばっかす』さんのブログより
抜海駅に関して旅人の皆様へのご協力のお願い
<稚内市議会での議論>
『もみじの研究ノート』さんのブログに、市議会での音声を文書化され
た議事録(市会議員さんと市長さんとの質疑内容)が残されていた。
存続に向けた『市の思い』『住民ファースト』で何ができるか
そして、『存続に向けたアクション』をどうするかの議論がなされている。
質問内容
千葉一幸議員
・・・ JR抜海駅の存続について質問いたします。
抜海駅は1924年(大正13年)6月25日開業の最北の無人駅。
木造駅舎として全国の鉄道ファンや観光目的地としてまたは
映画ドラマのロケ地として宗谷線にとって重要な駅舎であり
自主的に管理されてある駅ノートにも多くの言葉が寄せられ
関心の高さが伺えます。
私は抜海駅が宗谷線の利用促進に本市のランドマークとして
も非常に重要な駅舎であること、かけがいのない駅である
との認識であります。
本市は抜海駅の存在価値をどのように考えているのか見解を
お聞かせください。
~~ 工藤市長
JR宗谷本線のアクションプランについてのお尋ね・・
観光資源としての JR抜海駅ということにつきましては・・
当然、抜海駅およびその周辺、お話の通り、魅力を感じて
来訪される観光客などがいることは承知をしておりますが、
駅の所在地は・・・抜海市街地から2キロ離れており、
住民の方に方にとって必ずしも利便性の高い駅にはなって
おりません。
この問題につきましては地域の皆さん、あるいは観光客も
当然そうでありますが、地域の皆さんが生活していく上で、
将来にわたって必要な、しかも利便性の高い交通手段を確
保していくということを、ぜひ優先させでいろいろな協議
に取り組んでいきたいと・・・思っております。
No2
これをまとまられたブログの筆者は~
『今回の議論をみて、ああ~これは残らないな・・・と思って
しまった私ですが、これからも注目していこうと思います。
駅の廃止に地域住民が反対するなんて、めったにないことなん
ですよ。これまでに全く例がないのでは?というレベルで。
個人的には、宗谷本線を「観光路線」として生かしていくに
あたり、良い判断を下してほしいと思いますが、難しいかなぁ
・・・。』
とコメントされている。
2020/7/20更新JR北海道各駅の乗降客数と駅形態
追記))
JR『抜海駅』の存続にあわせて
市長の答弁に『ライドシェア』を稚内市としても採用し
観光へも適用するとの事であり、JRを組み込んだ広域での
観光政策も推し進めてほしいものである。
<市長答弁より>
正地域公共交通活性化再生法が成立をし、自治体などが自家
用車で住民を運ぶ乗り合いタクシーなどのサービスについて、
今後は住民だけでなく観光客の輸送も可能となりますので
その導入の可能性についても検討を進め、住民生活そして
お話の観光などさまざまな観点で地域とともに考え、地域の
公共交通の在り方についてこれからも提案していきたい・・・
ネットで情報を探していると、
『抜海駅 無くなる』かも・・との情報記事が見つかった。
昨年『風っこそうや』を見送った駅である。・・
少し前の『日本のてっぺん 北・北海道の旅』のFBへも、下勇知で二居点移住を
されている浅川さんが、『抜海駅「1時間6分」の交流会』への参加のおさそいを
されていたが、本当に『廃駅』となってしまうのであろうか。
『抜海駅』は、テレビでも『秘境駅』として紹介されたくらい、山の中ではないが、
町から離れた駅である。
『乗降客』を見かけた事は無いが、時々立ち寄られる『鉄ちゃん』にとっては
『夢の駅』である。
『本当になくなるのか』『存続はどうすべきなのか』
そして、『抜海』より小さい、貨車の駅舎しかない豊富や幌延の駅は・・
さらには『宗谷本線』は残るのか・・・
もう少し詳しく調べてみた。
・・『存続のためには』
・存続要否要請 JR→ 協議会→各市町村 ??
・存続は市の判断
地域住民と市が調整行い・・協議会 → JRへ回答
・存続のためには、駅舎維持、除雪等の費用負担要
市負担?? (幌延の例では400万円/年間?)
・最終存続決議 ⇒ 市長が議会承認を得る??
2020年 年末??
の様であり、稚内市議会での議事内容も進んでいるようで、
地域の方との説明会も終了したようである。
確かに今は車社会で、列車を使う事は少なくなっている・・・
地域の方だけでなく、近隣の勇知や『稚内市民』として・・
観光や地域振興を勘案し、議論が必要なのかもしれない。
市役所では、こんなイベントもしているのに・・・・
なぜ『抜海駅』残せないのはとの疑問も???・・・
<<<<記事>>>
昨年お世話になった『悠遊ファーム』さんが、今年も
「のんびり普通列車で行く!秋の上勇知満喫ツアー」を
受け入れられるようである。
+*+**添付の市が発行のPDFを見てみると
『JR宗谷線の維持・存続に向けた利用促進策の一環』として
普段乗る事がない稚内市民に向けた 『JR乗車機会提供』と
『市民のJR利用促進の意識向上』『マイレール意識の醸成』
が目的
昨年も同じ時期で『兜沼』までJR乗車だった気もするが、
今年は 9/27(日) 10:27発の各停で『勇知』まで
そのあと『悠遊ファーム』さんで、野菜摘取、ピザ作り体験
・・となっている
午後は 旧上勇知小中学校内の
「上勇知ふるさと資料室・画廊」
新しく出来たらしい
「上勇知 小さなギャラリー」を 見学となっていた
+*+**
帰りは マイクロバスでJR稚内駅となっているが・・・
昨年もFB『にほんのてっぺん 北・北海道の旅』に書いた
記憶があるが、15時頃に幌延か豊富を出発する各停があれば
『往復列車』旅が楽しめるのだが・・・・
何とか残せないものか・・・・
今どこまで検討が進んでいるのか・・・
心配な限りである・・・
上幌延駅
******************
以下、今後の動きを知るため、調べた内容をメモとして残しておきたい・・・
まず最初の情報源であった『稚内プレス』の記事。
2020 年 8 月 31 日付
『10月10日浅川晃広さんがイベント開催
存廃揺れる抜海駅支援』
記事の内容(原文コピーさせて頂きました)・・・・
ノシャップ2のきた北海道移住支援型シェアハウス「キックスタート」の
浅川晃広代表が、存廃に揺れる抜海駅を支援しようと、10月10日に
イベントを開催する計画をしている。
29日、抜海駅で抜海町内会とクトネベツ町内会にイベントの協力を依頼
するセレモニーがあった。
抜海駅は日本最北端の無人駅、映画「北の桜守」のロケ地として知られて
おり、浅川さん自身も宗谷線に魅了された経緯もあり
10月14日の「鉄道の日」に先駆けた10日にイベントの開催を樹てた。
29日のセレモニーでは、浅川さんが森寛泰抜海町内会長と上原太一クト
ネベツ町内会長に協力依頼すると両町内会長は「協力します」と快諾した。
イベントは抜海とクトネベツの特産品を食材にした駅弁を提供する予定に
あるという。
・・・・
検索を進めると朝日新聞の電子版『Asahi.com』に、以下の記事を見つけた。
(MEMOとして残すために、無断ですが切り抜きをさせて頂いた・・)
2020年3月30日 付記事
北海道)宗谷線 無人駅少なくとも12駅廃止の見込み
JR北海道の2021年春のダイヤ改定で、宗谷線の無人駅が少なくとも
12駅廃止される見込みとなった。
極端に利用が少ない無人駅29駅の存廃について、JRが今年度末をめどに
沿線11市町村に判断を求めていた。
鉄道ファンに人気の「秘境駅」も姿を消すことになるが、判断には自治体
間で温度差もあるようだ。(奈良山雅俊)
JRが廃止の対象としたのは、1日あたりの乗車人数が3人以下の無人駅。
JRは昨年暮れ、宗谷本線活性化推進協議会(事務局・名寄市)を通じて
各市町村に存廃の判断を求めていた。
存続を決めた場合、除雪など駅舎の維持費負担が必要になる。
朝日新聞社が11市町村に取材したところ、廃止と判断されたのは12駅。
幌延町は全7駅中2駅(上幌延、安牛(やすうし))、・・・
を廃止の方向で住民に説明する予定だ。
2020年4月25日 付記事
「最北の秘境駅」からSOS 北海道・稚内のJR抜海駅
・・・宗谷線は長年赤字で、廃線が取りざたされる。
2016年には減便された。
沿線の自治体は何度も、宗谷線の存続をJR北海道に訴えてきた。
そんななか、JRは来春のダイヤ改定に伴い、無人駅の存廃の判断を
沿線自治体に委ねた。
その多くが、わが町の駅を残す方針だ。・・・
「秘境駅の里」を掲げる幌延町も対象となる6駅のうち4駅を残した。
それなのに、抜海駅を廃止にしようとしているのが、稚内市だ。
2020年6月16日付記事
「最北の秘境駅」存続願う声・声・声 どうする稚内市
「国内最北の秘境駅」として知られるJR宗谷線「抜海(ばっかい)駅」の
存続を願う声が、北海道稚内市に全国から寄せられている。・・・・
寄せられた「声」は10日現在42件で、メールが38件、電話や手紙が4件。
札幌市のほかは首都圏や愛知、岡山など本州からで、稚内市の担当者は
「20~60代と幅広く、40~50代が多いイメージ」という。
抜海駅の地元で唯一の宿泊施設「利尻の見える小さなお宿 ばっかす」の
宿主伊東幸(みゆき)さん(52)がネットで呼びかけたのがきっかけの
ようだ。・・・
この新聞が全国記事なのかどうかは判らないが・・
抜海駅の位置が地図に示されている(勇知駅は出ていないですが。。)
2020年7月29日付記事
築100年「最北の秘境駅」が廃止危機 全国からメール
・・・抜海駅の存廃問題で、北海道稚内市は28日、半年ぶりに
地元で住民説明会を開いた。
市はスクールバスの利用など代替案を示し、廃駅へ理解を求めたが、
住民は長年駅と歩んできた地域の歴史にも触れ、
「利便性は悪くても誰も廃駅を望んでいない」と存続を求めた。
説明会は地元2町内会のうち、抜海町内会との間で開かれた。
・・・市は「経費の問題ではなく、あくまで地域の足を守るため」とし、
スクールバスや乗り合いタクシーを提案したが、
住民は「スクールバスは買い物などとの時間があわず現実的でない」
「相乗りも予約が必要で不便だ」と反対した。
駅舎について、市は「停車しなくても駅舎は残る」としたが、
老朽化が進めばJR北海道が取り壊す可能性が高い。
住民たちは「汽車が止まるからこそ駅だ」と反発した。
2020年8月13日 付記事
北海道)稚内の抜海駅、「廃駅反対」が地元総意に
JR宗谷線抜海駅の存廃問題で、稚内市内のクトネベツ町内会は12日、
市が開いた住民説明会で、隣の抜海町内会と同じく存続を希望した。
地元の二つの町内会がいずれも廃駅反対を表明した中で、
市は存廃を判断することになる。
説明会で市は、・・代替案を示し、廃駅に理解を求めた。
だが、100年近く地域と歩んできた駅への住民の思いは強く、
「時刻表のない駅は駅じゃない」
「駅がなくなるときは宗谷線が廃線になるときだ」と訴えた。
一方、「最北の秘境駅」として・・・
車やバイク、自転車で大勢の旅行客が訪れている。
駅ノートには毎日のように存続を望む声が記されている。
「1日平均1・4人」という利用状況だが、
「廃駅は駅を目指してくる人の夢をはいでしまうことになる。
もっと観光利用を考えてほしい」といった要望も出た。・・・
2020年9月1日 付記事
北海道)抜海駅の存続願い「1時間6分」の交流企画
国内最北の木造無人駅、北海道稚内市のJR宗谷線抜海駅で10月10日、
「1時間6分」間の交流イベントが開かれることになった。
駅の存続を願う市民有志と地元の2町内会の代表らが話し合って決めた。
「1時間6分」は、稚内駅から普通列車で抜海駅を訪れた人が、
稚内駅に戻る下り列車に乗るまでの滞在時間(10時43分着、11時49分発)。
この時間を利用して地元住民との交流を深めてもらおうという企画・・
『Pass-case』さんというHPから(2020.9.3 付)
【JR北14駅廃止】JR北海道路線/駅廃止に関する情報リスト
JRが宗谷本線の駅で維持費負担を求めている駅
2019年12月、JR北海道が宗谷本線活性化推進協議会に
駅の維持費を負担するかどうか、
2020年3月までに判断を求めていました。
対象の駅は以下の通りです。
(過去5年間の1日当たり利用客数3人以下の駅)
宗谷本線…抜海駅、兜沼駅、徳満駅、下沼駅、
上幌延駅、南幌延駅、安牛駅、雄信内駅、糠南駅、
問寒別駅、歌内駅、佐久駅、筬島駅、咲来駅、・・・・
抜海駅
稚内市は廃止の方針を住民説明会において示しました。
詳しくはこちらのブログをご覧になるとより正確で、詳しい情報が
お分かりになると思います。(→ 『ばっかす』さん)
その後も回答期限までに結論は出ず、協議中とされています。
兜沼駅、徳満駅
豊富町は両駅の存続を決めました。
2駅の維持費は400万円前後とされています。
兜沼駅は今春から2人稚内の高校に通うことを考慮したとのこと。
徳満駅は利用者が2人から1人になったものの、今後の状況によって
判断するそうです。
下沼駅、上幌延駅、南幌延駅、安牛駅、
雄信内駅、糠南駅、問寒別駅
幌延町は対象の7駅中2駅の上幌延駅、安牛駅について廃止を容認・・
それ以外については存続します。
7駅の維持費を410万円まで圧縮しており、存続を5駅に絞ることで
さらに90万円減らしました。
抜海村にある『ばっかす』さんのブログより
抜海駅に関して旅人の皆様へのご協力のお願い
<稚内市議会での議論>
『もみじの研究ノート』さんのブログに、市議会での音声を文書化され
た議事録(市会議員さんと市長さんとの質疑内容)が残されていた。
存続に向けた『市の思い』『住民ファースト』で何ができるか
そして、『存続に向けたアクション』をどうするかの議論がなされている。
質問内容
千葉一幸議員
・・・ JR抜海駅の存続について質問いたします。
抜海駅は1924年(大正13年)6月25日開業の最北の無人駅。
木造駅舎として全国の鉄道ファンや観光目的地としてまたは
映画ドラマのロケ地として宗谷線にとって重要な駅舎であり
自主的に管理されてある駅ノートにも多くの言葉が寄せられ
関心の高さが伺えます。
私は抜海駅が宗谷線の利用促進に本市のランドマークとして
も非常に重要な駅舎であること、かけがいのない駅である
との認識であります。
本市は抜海駅の存在価値をどのように考えているのか見解を
お聞かせください。
~~ 工藤市長
JR宗谷本線のアクションプランについてのお尋ね・・
観光資源としての JR抜海駅ということにつきましては・・
当然、抜海駅およびその周辺、お話の通り、魅力を感じて
来訪される観光客などがいることは承知をしておりますが、
駅の所在地は・・・抜海市街地から2キロ離れており、
住民の方に方にとって必ずしも利便性の高い駅にはなって
おりません。
この問題につきましては地域の皆さん、あるいは観光客も
当然そうでありますが、地域の皆さんが生活していく上で、
将来にわたって必要な、しかも利便性の高い交通手段を確
保していくということを、ぜひ優先させでいろいろな協議
に取り組んでいきたいと・・・思っております。
No2
これをまとまられたブログの筆者は~
『今回の議論をみて、ああ~これは残らないな・・・と思って
しまった私ですが、これからも注目していこうと思います。
駅の廃止に地域住民が反対するなんて、めったにないことなん
ですよ。これまでに全く例がないのでは?というレベルで。
個人的には、宗谷本線を「観光路線」として生かしていくに
あたり、良い判断を下してほしいと思いますが、難しいかなぁ
・・・。』
とコメントされている。
2020/7/20更新JR北海道各駅の乗降客数と駅形態
追記))
JR『抜海駅』の存続にあわせて
市長の答弁に『ライドシェア』を稚内市としても採用し
観光へも適用するとの事であり、JRを組み込んだ広域での
観光政策も推し進めてほしいものである。
<市長答弁より>
正地域公共交通活性化再生法が成立をし、自治体などが自家
用車で住民を運ぶ乗り合いタクシーなどのサービスについて、
今後は住民だけでなく観光客の輸送も可能となりますので
その導入の可能性についても検討を進め、住民生活そして
お話の観光などさまざまな観点で地域とともに考え、地域の
公共交通の在り方についてこれからも提案していきたい・・・