アッキーの独り言

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胃癌(第5章)入院

2012年09月25日 | 日記
2001年2月2日、中通病院4病棟へ入院した。その時期、父は食道がんで日赤病院へ入院中だった。

だから父には、オレが胃癌になったのも、入院することになったのも教えなかった。心配させたくなかったのだ。

入院部屋は4人部屋で、大腸がん、食道がんの人もいた。みんなオレより10歳以上は年上のようだった。なぜかみんな元気に見えた。

その日は担当医師から今後の検査日程の説明を受けて終わった。夜は早めに床に入ったがなかなか眠れず、他人のいびきも気になった。

2日目からは、いろんな検査が始まった。エコー、CT、胃カメラ、問診等、さまざまな検査結果をもとに、手術方法を決定するらしい。

場合によっては、全摘もありうると言われた。もう医者に身を委ねる事に腹をくくった。

2月3日は節分。その日の夕食に落花生豆が付いてきたのを、嫁にメールで知らせた。その事は今でも鮮明に覚えてる。

初めての入院だったが、午前中検査をすると午後はほとんど何もすることが無かった。なんて暇な生活か

しかし友人のヨシオ君は仕事を終えると毎日のように来てくれ、オレを近くのスーパー銭湯に連れ出してくれた。

それがゆういつ、ストレス解消になった。持つべきものは友達だなと、そのとき、つくづく思った。

それと、入院してから、嫁と娘が千羽鶴を織り始めたらしく、手術日に間に合わせるために毎夜大変だったらしい。おもわず涙腺がゆるんだ。

1週間ほとんど毎日のように検査して、手術方法の説明を受けた。自分のがん細胞は、吐出しておらず、中に潜んでいたらしく、バリウムでは

たぶん発見が難しかっただろうと、言われた。開腹手術で、胃を2/3摘出して食道と縫い合わせる方法らしい。

しかし、摘出後、病理検査をしてがん細胞が転移していた場合は、胃を全摘すると言われた。説明は図を描いて説明してくれたので

分かりやすかった。

手術日も2月16日と決まり、いよいよだ。