泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

節電の夏に思う

2011年08月16日 16時57分53秒 | 社会・制度

屋外プールで日焼けして、暇さえあれば背中のズル剥けた皮膚をはがしている「くりぼう」です。

さて、まだまだ残暑が厳しいですが、お盆のUターンラッシュがピークを迎えたというお決まりのニュースを聞き、高校野球のベスト8が決まるこの時期、過ぎゆく夏が少々惜しまれます。暦の上ではもう秋です。ただ今年に限っては(もちろん来年以降もでしょうけど)、電力需要のピークが去ったらちょっと一安心、いつになく秋の訪れが待ち遠しいという関係者も多いことでしょう。

 

先日の日直、エアコンの故障した医局で高校野球を観ておりましたが、まさにサウナのような暑さでした。それでも郷土の一戦ということで汗を拭き拭き応援していましたが、熱中症など身の危険を感じて途中で観戦を諦めました。寒いのは着込めば何とかなりますが、暑いのだけはどうにもなりません。

食料品も同様で、冷蔵庫のない夏を想像しただけでぞっとします。冷たいビールやスイカのない夏なんて。結局のところ暑さの中にある「涼」も夏には絶対欠かせないわけです。

が、良く考えれば真冬の「暖」も全く同じことです。暑くなければ涼は求められないし、寒いから暖をとるとほっとする。まあ当たり前のことですが、涼や暖といった「快楽」のようなものは、それと対極にある「苦痛」やそれに近い状況下でのみ得られる、と言っても過言ではないかもしれません。

 

ベランダのトマトが鮮やかに色づいています。しかし、良く見ると表面の皮に亀裂が入っています。隣のキュウリと同じように水やりをしていたため、水分を吸いこみ過ぎて実がはじけてしまったわけです(それでも甘くて美味しいのですが)。

もともと乾燥に強い植物なので、必要以上に水分を吸い上げてしまうとか。冷やしトマト(また「涼」ですね)のみずみずしさの裏には、乾燥に耐えて限られた水分をしっかり貯える力強さがあったのですね。

 

そんなわけで、目指すところのベクトルと今自分が実際に向かっているベクトルが逆向きだったとしても、線形学の世界ではそうはいきませんが、実社会では最後は案外目指す方向に向かっていたりするのかもしれません。

決して明るいニュースばかりではありませんが、その中でしか得られないものがあり、何だかんだで最後は思うような方向に進んでいるはずと信じて、トマトのように力強く生きていきたいと感じた今年の夏でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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えだのん

2011年05月17日 22時15分43秒 | 社会・制度

瀬戸内の風です。

あまりに面白かったので他のブログから引用させてもらいました。

・・・…………………………………………………………

えだのんの宣伝

「大丈夫?」っていうと、 「大丈夫」っていう。

「漏れてない?」っていうと、 「漏れてない」っていう。

「安全?」っていうと、 「安全」っていう。

そうして、あとでこわくなって、

「でも本当はちょっと漏れてる?」っていうと、 「ちょっと漏れてる」っていう。

こだまでしょうか。 いいえ、枝野です。

…………………………………………・・・・………………

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Pray , part 2

2011年05月03日 11時16分43秒 | 社会・制度

みなさま,こんにちは.

新人記者の「瀕死の暗黒騎士」です.どうぞ,よろしくお願いいたします.

 

何が安全で,何がそうでなくて,

何がデマで,何がそうでなくて...

「専門家」という非・専門家が安全神話をかたりつつ,子供の年間被ばく放射線量をオレ様基準で勝手に20mSv/yearにあげている...

リーダーとなる位置に立つ者(大人)が,未来ある子供たちのリソースを食いつぶす...

いつから「日本」は「自律」の意味を知る大人がいなくなったんだろう...

こんな話を「重い」と遠ざけてる場合ではないでしょ.

電気が使えなくても,安全に過ごせるほうがいいんじゃないかな.

以下の引用は,20年間,原発建設にたずさわっていた某H氏の文章からお借りしました.

________________________________________

最後に,私自身が大変ショックを受けた話ですが,北海道の泊原発の隣の共和町で,教職員組合主催の講演をしていた時のお話をします.どこへ行っても,必ずこのお話はしています.あとの話は全部忘れてくださっても結構ですが,この話だけはぜひ覚えておいてください.

その講演会は夜の集まりでしたが,父母と教職員が半々くらいで,およそ三百人くらいの人が来ていました.その中には中学生や高校生もいました.原発は今の大人の問題ではない,私たち子どもの問題だからと聞きに来ていたのです.

 話が一通り終わったので,私が質問はありませんかというと,中学二年の女の子が泣きながら手を挙げて,こういうことを言いました. 

 「今夜この会場に集まっている大人たちは,大ウソつきのええかっこしばっかりだ.私はその顔を見に来たんだ.どんな顔をして来ているのかと.今の大人たち,特にここにいる大人たちは農薬問題,ゴルフ場問題,原発問題,何かと言えば子どもたちのためにと言って,運動するふりばかりしている.私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで,二四時間被曝している.原子力発電所の周辺,イギリスのセラフィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高いというのは,本を読んで知っている.私も女の子です.年頃になったら結婚もするでしょう.私,子ども生んでも大丈夫なんですか?」と,泣きながら三百人の大人たちに聞いているのです.でも,誰も答えてあげられない.

 「原発がそんなに大変なものなら,今頃でなくて,なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかったのか.まして,ここに来ている大人たちは,二号機も造らせたじゃないのか.たとえ電気がなくなってもいいから,私は原発はいやだ」と.ちょうど,泊原発の二号機が試運転に入った時だったんです.

 「何で,今になってこういう集会しているのか分からない.私が大人で子どもがいたら,命懸けで体を張ってでも原発を止めている」と言う.

 「二基目が出来て,今までの倍私は放射能を浴びている.でも私は北海道から逃げない」って,泣きながら訴えました.

 私が「そういう悩みをお母さんや先生に話したことがあるの」と聞きましたら,「この会場には先生やお母さんも来ている,でも,話したことはない」と言います.「女の子同志ではいつもその話をしている.結婚もできない,子どもも産めない」って.

 担任の先生たちも,今の生徒たちがそういう悩みを抱えていることを少しも知らなかったそうです.

 これは決して,原子力防災の八キロとか十キロの問題ではない,五十キロ,一〇〇キロ圏でそういうことがいっぱい起きているのです.そういう悩みを今の中学生,高校生が持っていることを絶えず知っていてほしいのです.
原発がある限り,安心できない

 みなさんには,ここまでのことから,原発がどんなものか分かってもらえたと思います.

 チェルノブイリで原発の大事故が起きて,原発は怖いなーと思った人も多かったと思います.でも,「原発が止まったら,電気が無くなって困る」と,特に都会の人は原発から遠いですから,少々怖くても仕方がないと,そう考えている人は多いんじゃないでしょうか.

 でも,それは国や電力会社が「原発は核の平和利用です」「日本の原発は絶対に事故を起こしません.安全だから安心しなさい」「日本には資源がないから,原発は絶対に必要なんですよ」と,大金をかけて宣伝をしている結果なんです.もんじゅの事故のように,本当のことはずーっと隠しています.

 原発は確かに電気を作っています.しかし,私が二〇年間働いて,この目で見たり,この体で経験したことは,原発は働く人を絶対に被曝させなければ動かないものだということです.それに,原発を造るときから,地域の人達は賛成だ,反対だと割れて,心をズタズタにされる.出来たら出来たで,被曝させられ,何の罪もないのに差別されて苦しんでいるんです.

 みなさんは,原発が事故を起こしたら怖いのは知っている.だったら,事故さえ起こさなければいいのか.平和利用なのかと.そうじゃないでしょう.私のような話,働く人が被曝して死んでいったり,地域の人が苦しんでいる限り,原発は平和利用なんかではないんです.それに,安全なことと安心だということは違うんです.原発がある限り安心できないのですから.

 それから,今は電気を作っているように見えても,何万年も管理しなければならない核のゴミに,膨大な電気や石油がいるのです.それは,今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ.それに,その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは,私たちの子孫なのです.

 

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Pray

2011年04月12日 01時25分31秒 | 社会・制度

こんにちは,元気にしてますか?

「へなちょこB級泌尿器科医」です.

ちょっと昔,サンフランシスコへ行ったとき,町中の公園に建ててあった石碑に,次の一文が彫られていました.

 

Treat the earth well.
It was not given to you by your parents,
it was loaned to you by your children.
We do not inherit the Earth from our Ancestors,
we borrow it from our Children.

日本の現状を,将来の子供たちにどう説明すればいいのか...

凡人の私は,祈ることしかできません.

 

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被災者へのメッセージ

2011年03月19日 19時34分35秒 | 社会・制度

このたびの東日本大震災により被災された方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに、震災で尊い命を失われた数千名もの方々に対しまして、衷心よりご冥福をお祈りいたします。

 

被災地における物資や電力などの不足に鑑み、特に東日本においては節電や各種催事の中止、延期といった措置がとられています。被災者の支援や被災地の復興が何よりも最優先される状況であることは自明であり、これに異を唱える者はありません。

しかしその一方で、各種スポーツ競技などでは開催の是非が問われ、賛否が分かれている場面も見受けられます。収益による金銭的な援助のみならず、選手らの懸命な競技が被災者を精神的にも支援できるという肯定的な意見と、ライフラインも確保できず行方不明者も1万人を超えている状況ではそれどころではないだろうという否定的な見方です。いずれも被災者の立場を十分に考えた上での意見の対立であり、判断は難しいところです。

 いずれにしましても、今我々に求められることは、被害の全貌・詳細を把握し、求められるもののうち自分らが与えることができるものが何であるかを冷静に見極め、それを効率良く実践していくことだと考えています。

 

私「くりぼう」は、本ブログの読者を大勢存じております。そしてその中には、今回被災された地域にお住まいの方も数名いらっしゃいます。私の存じないところでも、被災された読者が他にいらっしゃるかもしれません。もっとも、このブログをご覧いただけること自体、難を乗り越え元気に過ごしていらっしゃる証でしょうし、ある程度復興の目途が立つまではこのブログをご覧になることもないとは思います。しかしスポーツ競技開催の是非が問われるように、ブログ投稿も、投稿する以上は、被災者に配慮し何かのお役に立てるようなものを目指すべきと考えています。

 

 

いつか被災地に復興の明かりが灯り、本ブログを思い出し、そしてご覧いただいたとき。遠く離れたとある医局でも、こうして被災者の力になりたいと願う者がいたのだというその事実を、さらなる復興への糧としていただけたら、投稿者としてはこれほど有り難いことはありません。

今現在、あるいは復興したその時に被災者の方々の心に届く文章とは一体どんなものか、今回の投稿がくりぼうの出した答えであります。

 

一刻も早い復興を願っております。

 

 

 

 

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発見! Gerota筋膜でおなじみの「Gerota」本当の発音

2010年07月07日 12時51分21秒 | 社会・制度
みなさま,こんにちは.
ごぶさたしております,「へなちょこB級泌尿器科医」です.
泌尿器科医ならば誰でも知っている腎周囲の筋膜に,Gerota筋膜というものがあります.よく日本の学会では,「ゲロータ」とか「ジェロータ」とか発音されており,私もそのように覚えておりました.
ところが複数の海外辞書サイトで検索してみると,

Gerota(ルーマニアの解剖学者,1867-1939)
Pronunciation: gā-rō′tah

ということになっており,原語読みに近い発音を日本語で表現するとなるとむしろ,
「ガロタ」ということになるんです.(「ロ」にアクセント)
知らなかった~!
新たな発見しました.
明日の学会発表からは,みなさん「ガロタ」でお願いしますよ.

それでは,バイバイキ~ン!(解説:アンパンマンの主人公であるバイキンマンのセリフ)
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FIFAワールドカップ

2010年06月20日 12時16分58秒 | 社会・制度
FIFAワールドカップ一色ですね。
普段は野球と競馬中継しか見ない私、くりぼうですが、4年に一度くらいは皆と同じ方向を向いていたいと思う、サッカーファン偏差値40くらいの人間です。昨日のオランダ戦、自宅でビール片手に観戦でしたが、窓の外からも「あー」とか「わー」とか聞こえてきまして(多分階下の部屋から)、難しい理屈抜きで純粋に楽しいものだなと感じました。

そういえば、パブリックビュー(以下PV)なんて言葉は今ではすっかり定着していますが、北陸の地方都市にも数百人規模のPVがあるとは正直驚きでした。皆さんちゃんと青いユニフォームを着て、事の成り行きに一喜一憂し、熱心に声援を送っていらっしゃるようですね。私は所詮偏差値40の人間ですので、屋外=いかに冷えたビールと旨いおつまみを確保するかという、それこそ花火大会なんかと同じ感覚で参加してしまいそうですが、おそらくあの空間では冒瀆行為と思われますのでPVは自重します。


いずれにしても、健全な「はけ口」、もっと良く言えば「対価の無い情熱」という類のものは、造ろうと思って造れるものではありません。にわかサッカーファンが増殖して困るよな~といったご意見、あるいは何であんなにバカ騒ぎするのwなんて冷めた方もおいででしょうけど、私に言わせれば、ビールやおつまみ抜きで頑張れる彼ら・彼女らの姿は、次の時代のニッポンを背負っていくのに必要なエネルギーを感じさせます。少なくとも、毎年絶望感すら覚える「成人式での惨状」とは全く異質で健全なものと確信します。




何気なく自分の机の上を見渡すと、ミンティアとPCクリニカが転がっていました。どちらも青地に白文字です。そう思って本棚を眺めると、泌尿器科(水関係)ということもあってか、青地に白タイトルのテキストやハンドブックが目立ちます。ああ、俺もいつの間にかブルーに染まっていたなと少し感動、今日から偏差値45のサポーターに昇進です。偏差値45という自覚を持ち、来るデンマーク戦はビール抜きで、先輩医師の指導通りテレビの前に90分間正座して観戦しようと思います。
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G1レースと大相撲

2010年05月24日 15時45分31秒 | 社会・制度
将来の夢は競走馬の馬主というくりぼうです。
ちなみに「馬主」は「うまぬし」と呼びます。「ばぬし」だと重箱読みですね。

毎週日曜午後は競馬中継に釘付けになっている私ですが、先日のG1レース1着同着は結構話題になったようです。改めて新聞の写真を見てみましたが、当然ですが素人の私には優劣の判断が付きません。

今回、17番と18番の馬が同着になったのですが、17番のアパパネという馬は桜花賞に続く2冠達成でして、中には今回の1着同着、牝馬3冠の可能性を残し売上増を目論む(というか売上減に歯止めをかける)JRAの戦略だ、何てうがった見解もあるようです。が、私は「優劣付けられないものは誰が何と言おうと付けられない」というJRAの「回答」は英断だったと思っています。


競馬には勝ち負けがつかないことも有りうるということが分かりましたが、世の中には何が何でも勝ち負け、白黒を付けねばならない場面が多々あります。

タイムリーなところでは告訴、訴訟沙汰。喧嘩両成敗的なものならともかく、「やった、やってない」といった議論になると、時には人智の及ばない世界もあるのではないかと思えます。素人考えですが、拡大した競走馬の写真をまじまじと見つめる方が正確に審議出来そうな気がします。でも、写真を見ても分からないことがあるのに、「やった、やらない」は法曹界では決着が付いてしまうのです。


話が少しそれますが、大相撲の立行司が腰に携えた小刀は、軍配を差し違えた時に切腹する覚悟を示したものだとか。実際にはビデオで確認し、同体で取り直し(要するに引き分け)になる場合もあるのですが、必ずどちらかに軍配を上げなければならない。理不尽とさえ思えますが、競技の勝ち負けの判定ごときに、命を懸けることを善しとした男もいるという例えです。

他人の勝ち負けや白黒の判断。「分かりません」が認められるのであれば正直にそう申し出る。認められないのであれば、己の命を懸けるくらいの気概で判定を下す。日曜のひととき。競馬と大相撲を観て、こんなことを感じていました。


でも、馬券が当たっていたら笑ってビール飲んでおしまいだったかもしれません。
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クリニカルクラークシップ説明会および御礼

2010年03月01日 13時16分25秒 | 社会・制度
 こんにちは,女性にやさしい泌尿器科医です.ご無沙汰しておりました.
 ご存知の如く,我々は大学病院で勤務しながら日々の業務を行っております.もちろん患者様へ最高の医療を提供することやより優れた研究を行うことなどは重要ですが,それに負けず劣らず重要なことは新しい泌尿器科医の育成です.どれだけ良い手術・研究結果があってもそれを実践・発展させていく新しい力がなければ衰退してしまいます.わが教室はそういった理念をもって日々の診療を行っております. 
 そこで本年春より始まりますクリニカルクラークシップへ参加してくれる学生の方を対象とした説明会を行いました.場所は金沢某所のライトアップが美しいレストランです.全員で13人の学生がクリニカルクラークシップに参加してくれるのですが,今回はその内の5人と食事をしながらお話をさせていただきました.並木教授を交えての説明会は盛況に終わり,最後は教授の膝の上で写真撮影になった方もおられます.
 お話をお聞きしていると皆さんいろいろなことを考えているんだなと感心させられました.数年前に私が進路を決めたときにはあまり深く考えず,なんとなく雰囲気で泌尿器科に決めた記憶がありますが,今回の説明会に限らず多くの学生が将来の色々なことを考えて将来の道を決めようとしているなという印象があります.色々なことを見て聞いて,自分に一番良い進路を決めて欲しいなと思います.それが泌尿器科であればもっとすばらしいですね.
 もしこのブログを読んでくださる医学生の方がおられた場合には,今考えている進路のひとつとして泌尿器科を入れてみてください.わからないことや詳しく知りたいことがあればいつでも泌尿器科の医局へ来て,だれでも声をかけてください.医局員であれば誰でも話をいたします!
 なお突然ではございますが,4月より大阪の病院へ異動することとなりました.おそらく私の更新は最後になると思います.長きにわたり多くの方々よりご声援いただきありがとうございました.このブログは今後も続きますので,今後とも宜しくお願い致します.
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秋の出会い

2009年10月25日 08時33分37秒 | 社会・制度
 皆様こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医です。日々早朝の寒さが感じられ、それとともに木々の紅葉が美しい季節となってまいりました。こんな時期はキャンプに行きたいと思いながら、なかなか行けずにいる今日この頃です

 最近は学会やイベント事がありませんので、少し前の排尿機能学会での不思議な出会いを紹介したいと思います。

 学会では通常2日目に懇親会が開かれ、出席メンバーが立食パーティーに参加します。その場合多くは同じ大学・職場で同じテーブルの周囲に集まるのですが、偶然隣りに一人の年配の先生が立っておられました。最初はあまり意識していなかったのですが、会が始まったところで大阪中央病院の竹山先生が私のところへ見えて、立ち話をしていたところ、何故かその先生と竹山先生が挨拶を始めたのです。実は2人とも旅行医学に従事していて、長年の知り合いだったそうです。私も一緒に御挨拶をしたのですが、先生のお名前は「坂本先生」であること、職業は空飛ぶドクターであること紹介してくださいました。ちなみに空飛ぶドクターとは、海外旅行の添乗医師として旅行客と一緒に海外を回る医師のことのようです。自身の本も出版されており、「機内にお医者さんはいませんか」という題名です。(面白そうな内容で、私は現在注文中です

 そんな職業があることにびっくりしていましたが、さらにびっくりしたことは実は坂本先生は金沢大学の出身で、九州大学の講師をされていたことです。なんと私の大先輩であったとは・・・(びっくり) 非常に話題の豊富な先生で、もっとお話しを聞きたかったのですが、その日はご挨拶に終わってしまいました。後日お会いできれば、もっといろいろな話を聞いてみたいと思います。最後に海外旅行行き放題の仕事なんてうらやましいと思っていたら、坂本先生もそれに気付かれたらしく。「この仕事は英語ができないとだめだよ!」といわれてしまいました。ちなみに先生は英検1級だそうです。(すごいな~

 まさか九州で、金沢大学出身の空飛ぶドクターにお会いするとは夢にも思っておりませんでした。色々な出会いがあるものだとつくづく感じました。
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