泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

第1回並木杯を開催しました

2009年10月02日 12時48分58秒 | 社会・制度
こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医です。先週スポーツ大会があったと思えばあっという間に1週間が過ぎているとは・・・時の経つのは早いものです。
 スポーツ大会についてはひげぼうず先生の報告がありましたが、今回は翌日のゴルフ大会について書かせていただきます。
 皆様御承知のごとく、昨今のゴルフブームには目をみはるものがあります。石川遼・上田桃子・横峯さくら・宮里藍など多くの若手プロが活躍し、ゴルフ料金の大幅値下げも手伝ってか、練習場は多くの人でにぎわっております。過去には多くの先輩方が参加しておられたゴルフコンペがありましたが、残念なことにわが泌尿器科ではゴルフはマイナースポーツとされ、久しく日の目をみることはありませんでした。しかし、ついに今年は若手を中心としたゴルフに興味がある先生とともにゴルフコンペを開催することとなりました。簡単に報告をさせていただきます。

9月21日(月):昨日のスポーツによる筋肉痛が残る中、恐る恐る窓の外をみると澄み切った青空が広がっており一安心。やはりゴルフは晴れていないとつらいですよね。スコアが悪くて、天気も悪いと料金を返してほしくなります。温泉で一風呂あびてからゴルフスタイルへ変身し、食堂へと向かいます。眠そうな他の医局員を尻目に、パクパクとご飯を平らげていざ出陣です。向かうは宿泊施設の隣の能登ゴルフクラブ!青空の中で軽快に車を走らせます。
 ゴルフ場へ到着し、みんな受付けを済ませ、ティーグラウンドに集合です。ここではやはり記念写真が必要でしょう! 見てくださいこの青空を 幹事の人柄を表わしていますね。
 今回は並木教授をはじめ8人が参加しましたが、その多くが初めて間もない先生たちでしたので楽しく・スピーディーを掲げたコンペでありました。 スコアーはと言うと・・・個人情報の兼ね合いから今回は掲載を見送らせていただきます。しかし秋晴れのなかで、親しい仲間とのゴルフは格別のものがあります。
 あっという間に18コースが終わり、表彰式です。 今回の優勝は・・・私でした。幹事が優勝というのも興ざめな感がございますが、同伴競技者に恵まれまして初めての優勝というものを経験させていただきました。実はいくつものコンペに参加しておりますが、いままで優勝というものがなかったんですよね。ちょっとうれしかったです。皆様ありがとうございました
 第1回並木杯は盛況のうちに幕を閉じ、来年はより多くのメンバーを集めて開催できればと考えております。御参加希望の先生は是非ご一報ください! 
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2008年 ありがとうございました

2008年12月24日 11時29分34秒 | 社会・制度
こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医です。早いもので今日はクリスマスイブです。皆様いかがおすごしでしょうか?今年はクリスマスイブが平日なこともあってクリスマス気分に浮かれる人も少ないように思われます。
 さて今年も残すところあと1週間となりました。年金問題、北京オリンピック、秋葉原殺人事件、金融危機など様々な出来事が思い出されますが、2008年は皆様にとってどのような年だったでしょうか。私の2008年を振り返ると、このブログでも紹介させていただいておりますが、女性泌尿器科外来を知っていただくために多くのPR活動をした1年でした。多くの公演や学会で発表し、雑誌や新聞でも取り上げていただきました。沢山の方に協力していただき、より多くの患者様に知っていただけたのではないかと思っております。ただし1日に診療できる人数は限られているため、予約の待ち時間が長いことが困ったところです。(うれしい悲鳴ですね)
 2009年はさらにパワーアップできるように努力する所存でおります。皆様からの御指導御鞭撻の程なにとぞよろしくお願いいたします。
よいお正月を~ 
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がん治療認定医とAACRのこと

2008年04月02日 21時48分17秒 | 社会・制度
 新年度ですが、どうせ新人に先輩風を吹かしてやろうと考えてるひとと、そんなこと全く気にしないで阪神の連勝について深く考えているひとのどちらかしかいないでしょう、か?「担当者1」はチベット問題について心を痛めています。

 以前にも記載いたしましたが、弊社ではがん治療認定医試験の筆記試験には6人受験し、6人全員合格したことをお伝えしました。そして3月末日の話ですが、業績等を含めた最終審査に書類を提出していましたが、晴れて全員合格(正確にはがん治療認定医の候補者)いたしました。あとはしっかり銭を納入するだけです。2万円 一気に6人もこのビッグウェーブに乗ったので、この試験の受験をきっかけに明らかにがん診療に対する心構えが個人としても社としてもかわりました。そして社内での臨床腫瘍学会のセミナーへの参加者も徐々に増加しております。吸収したものをいち早く世の中に還元するよう努力しています。

 さて、このように臨床としての医療が成立しているのは、すべて基礎実験での成果があってのことだということは賢明な皆々様はご理解していることと存じます。われわれは、もしかしたら初めてブログで記載するかもしれませんが、実は、前立腺癌の基礎研究に非常に重点をおいている集団でございます。ご存知でしたかね?
 このたび、アメリカ癌学会に前立腺癌の基礎研究の成果を発表しにいくことになりました。3ジエ5ですので山岳地帯を越えてまさしく太平洋もわたります。発表も目的ですが、むしろ全世界からの癌に関する最新の研究成果を見てくることが重要です。弊社では早い時期から、このように各自のスキルを高めるための機会が与えられておるわけです。

 最近読んだ本は「ホームレス中学生」と「海外ブラックロード」です。社会勉強になりました。
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泌尿器科期待の新人現る!

2008年02月05日 23時58分41秒 | 社会・制度
こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医です。最近めっきりブログにご無沙汰しておりましたが、皆様お元気だったでしょうか?これまで女性の話しかしていなかったのですが、今回は全く別のお話をさせていただきます。
 まずは前置きとして・・・。これまでの医師の社会では、卒業と同時に自分の専門とする診療科を選択し、その診療科に所属して研修を終えてから専門医や認定医を取得していくことが当然でした。このため研修中の上司はすなわち診療科の先輩でもあり、今後何十年も付き合っていく同僚であったわけです。当然ながら出来が良くても悪くても、たとえ夜中までかかろうとも上司は一生懸命部下を教え、部下は必死でついていくという構図になっていました。 それが数年前から始まった臨床研修制度になってからは、医学部を卒業した医師は自分が働きたい病院を探し、その病院で研修をしながら自分の進む診療科を探すことになりました。こう言うととても聞こえはいいのですが、それが落とし穴ですね。
 今の臨床研修制度での研修医は数か月単位で診療科を変わってしまいます。専門医を取得しても毎日わからないことだらけなのに、数か月の研修では初歩すらわからず、漠然と研修が過ぎてゆくのではないでしょうか。さらにひどいことに、この研修制度では我々の「泌尿器科」が入っていないのです!
 前置きが大変長くなりましたが、「研修先に泌尿器科がない」ために、それまで大変人気の高かった泌尿器科の人気が急落してしまいました。毎年泌尿器科医は減る一方です。
 ところが今年は有望な泌尿器科志望の医師がおり、ついに先週の金曜に当科の教授に挨拶をすることになったのです。後日改めてご紹介いたしますが、真面目で誠実そうな(?)、やる気のある泌尿器科医の誕生を目にし、目頭が熱くなる思いでした。さらにもう一人泌尿器科希望の医師がおられますので、今月はもう一度感動の場面に出会うことになりそうです。2人そろったところで皆様にご紹介させていただきます。
 平成20年が始まり、はや1ヶ月が経過いたしました。今年は泌尿器科にとって良い年であることを祈りながら、お家に帰りたいと思います・・・
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がん治療認定医試験

2008年01月31日 20時01分34秒 | 社会・制度
 知らない人や親しくない人には丁寧語で話すのが当然と思っている「担当者1」です。

 先日華々しく開催されました第一回チキチキィ日本がん治療認定医機構認定医試験の結果発表が本日ありましたので、その長く苦しい道のりについて速やかに軽々しく報じたいと思います。

 結局ふたを開けてみればほとんどの人が合格していたわけですyo。合格ラインは70%の得点率とのことでした。しかしながら問題は若輩者の小生にとっては超難問だらけ・・これはベテランの先生方にとってもらくらくと解けるような問題ではなかったと思います。ではなぜこのような高い合格率となったのか?

 小生に関して言えば、いわゆる指南書であるテキストが機構から送付されてきた日、あれは超多忙を極めた12月上旬でしたかな、それから地獄の日々が始まりました。
 この年齢になると勉強は毒ですよ、本当に。
 一日平均数時間睡眠で何度も繰り返しテキストを音読し、入浴しながら朗読し、食事しながら速読し、睡眠しながら解毒し、朝にはすっかり忘れているという、vicious cycleを40日間継続いたしました。ほかの受験した先生方は、これ以上の勉強量だったのかもしれません。おそらく、以前にも当ブログに書きましたが、受付開始後約1時間で定員になってしまうような(しかも夜中の0時受付開始!)状況で、受験資格を得たという人々はやっぱり気合が入っている猛者なわけですyo。小生なんか1時間クリックし続けてやっと900番台ですから。
 そんなわけでみな様相当勉強したおかげで高い合格率になったのではないでしょうか。そして、わが社も社長を含めた受験生6名全員合格という快挙を成し遂げられるにいたったわけであります。
 本当に初詣で「自分は落ちてもいいから、みんなは合格させてください」と合格祈願した甲斐があったというものです。

 まじめな話ですが、この試験とともに開催された試験前のセミナー、わずか1日半でしたが猛々しく拝聴しました、ヒヒヒッ。これは癌診療を生業とする医師にとっては本当にためになる、必須の情報、凝縮に凝縮されたエッセンスといいますか、癌診療している人は必ず聴くべき講義だと思ったみたいですよ、誰かが。そして、合格したことは単なる結果で、それまでに普段はできない勉強ができて知識が得られたことが大切なことであると、これ小生の勇ましい見解、勝手ながらに思い込んでおります。
 まあ、最近はトイレに行くたびに排出されるわけですよ、その大切な知識が。時間とともに徐々に解毒されていることも間違いない事実でございますな。
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がんプロフェッショナル養成プラン

2007年08月01日 12時50分27秒 | 社会・制度
今週は担当者2が務めさせていただきます。このブログは数人の人間が週代りに交替で担当いたしますので、いろいろな考え方や意見が出てきて楽しいのではないでしょうか。
 さて今我が教室は、祝賀ムードに包まれております。以前より主任教授はじめ多くのスタッフが尽力していた「がんプロフェッショナル養成プラン(通称:がんプロ)」というプロジェクトに採択されたからであります。
 がんプロとは何ぞやと思われる方も多いと思われますが、目的は「質の高いがん専門医などを養成し得る内容に優れたプログラムに対し財政支援を行うことにより、大学教育の活性化を促進し、今後のがん医療を担う医療人の養成を推進することを目的とした事業」ということです。(図)
これでわかる人はいいのですが、わからない人のために私がわかっている範囲でお答えしますと、「国から支援を受けて、がんの専門医を育成する」ということになります。これは北陸にある金沢大学・富山大学・福井大学・金沢医科大学・石川県立看護大学と一緒に行いますので、北陸の癌医療が発展し、今まで勝手に行ってきた癌治療が、均一化されるということになります。素晴らしいプランですね。詳しくは8月1日の北国新聞の朝刊に載っていますので、ぜひご覧ください。
 
 話は変わりますが、担当者2は癌の研究を行いながら、その一方で女性の泌尿器科外来を開催しております。この女性外来へ受診される方の多くが、失禁(おしっこが漏れることですね)、性器脱(子宮や膀胱・直腸などが下がってくること)で悩んで来られます。患者様方がよく言われることが「医者へかかったのだけれど、年齢だから仕方がないねと言われました」ですが、この21世紀の医学の時代でも尿失禁の認知レベルはこれぐらいなのかと思ってしまいます。
 このブログを見てる方にわかっていただきたいのですが、尿失禁は適切な治療をすればかなり治ります。ぜひ悩んでいる方を見かけたら教えてあげてください。
 難しい話ばかりになりましたが、今後も悩める女性の皆様によりよい老後を提供できるように頑張りたいと思っておりますので、ご支援よろしくお願いいたします。
もっと知りたい方は下記のアドレスまで
 金沢大学泌尿器科 http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med29/

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