![83e252e4.jpg](http://image.blog.livedoor.jp/kanzawa69/imgs/8/3/83e252e4.jpg)
まず第一に貸して頂いた「視覚伝達デザイン科」卒の女史が「いつもなら映画館で観るか後から観るならレンタルで十分」なはずなのにわざわざ「DVDを買う?」などと言う行為におよんだ唯一無二の貴重なる作品だと言うことが理解できました。
フランス映画って官能系とかをVHSで見たことあるのですが、独特なリズムだと思います。ジャン・レノのWASABIも観ましたがそれともまたずいぶん違うのがこの映画。人が死んで無理やり泣かされたりしないし、はらはらドキドキ手に汗も握らないし、怖くておしっこちびりそうにもならないし、ましてや下半身が緊張してティッシュが必要にもならないし。「濃いオレンジとグリーンを対比させたきれいな映像と、グロともSとも言い切れぬ監督のブラックユーモアがミックスされた作品?」とでも言いましょうか。
これはまさに「BGV(バックグラウンドビジュアル)」としては最適な作品なんでしょう。だから3回に分けて観ても十分に鑑賞に耐えうる作品だったんだろうと思います。賛否両論が(好き嫌いが)ありそうな映画ですが僕はこんな作品は大好きです。それこそDVDで何回も観て映像の綺麗さや見逃しそうな細かい仕込みを知るのもいいのではないのかと思います。「人間とは・・」とか「生きるとは・・」とか毎回問いかけられても困りますし、テレビ東京の日曜映画劇場に出てきそうな薄っぺらなストーリー展開も困ります。この作品は「何も考えたくないときにでも流しておいていい」珍しいビジュアルなんだと思います。
音楽もいいですよ。速攻でTSUTAYAに行ってサウンドトラックを借りてきてソニーちゃんに入れておきました。DVDはもう少しのあいだお返しするのは待ってもらって、最初から通しで観てみたいと思っています。
↓↓↓この辺の映像がお気に入りです↓↓↓
![アメリ](http://image.blog.livedoor.jp/kanzawa69/imgs/e/c/ecdbef06-s.jpg)
この美しさは「わかるまい」・・・・