



天皇賞
武豊騎手の2番人気ドウデュースが後方2番手追走から直線で大外一気の差し切りV。現役最強の座を譲らず、グレード制が導入された1984年以降で7頭目の4年連続JRA・GI制覇を果たした。武豊騎手は2017年キタサンブラック以来7年ぶりVで、歴代最多タイの同レース7勝目。タイムは1分57秒3(良)。1馬身1/4差の2着にはタスティエーラ(9番人気)、さらに半馬差遅れた3着にホウオウビスケッツ(8番人気)が入り、1番人気のリバティアイランドは好位追走も直線で馬群に沈み13着に敗れた。
馬券は印どおり◎12リバティアイランドと〇11ジャスティンパレス、☆3ステラヴェローチェが軸の為、その3頭が全て馬券外では完全なスカ。いずれにしろ9ホウオウビスケッツには印が回っていないので、重視した馬が馬券に絡んでも3連系は取れなかった。4歳世代軽視の馬券アプローチも全くの方向違い。結果的には4歳馬の2着3着。ダービー馬、菊花賞2着のタスティエーラ軽視の時点で即死状態。
それにしてもドウデュースの直線の脚はすごかった。スローで実際ホウオウビスケッツが3着に残るようなレース展開で、直線あの位置から大外ぶっこ抜き。まさに異次元の末脚だった。
不可解なのはリバティアイランドの凡走。スローでスタミナを温存して3番手を楽に追走。道中なんの不利もなく直線もそのままいい位置にいて前もクリア。そこからグイっと伸びてと思っていたら全く伸びず13着に沈んだ。休み明けだの輸送が問題だの、いや海外帰りで体調が万全でなかっただの、敗因は語られてはいますが、そんなの馬自身にしかわからない事。単に「あーだりい、今日はやる気ねー」って事なんだと思います。それが競馬。馬が走るんだから馬の気持ちはわからんって事だ。次走はJCとの事。今回の凡走で人気が下がるようなら絶好の狙い目だ。次回はやる気を出すかもわからんし。



ルミエールオータムダッシュ
先団の後ろから脚を伸ばしてゴール前の追い比べを制した石川裕紀人騎手騎乗の3番人気マイヨアポアが押し切りを図った1番人気カフジテトラゴンにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは54秒2(良)。さらに3/4馬身差の3着に4番人気チェイスザドリーム(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)が入った。なお、2番人気カンティーユ(牡6、美浦・嘉藤貴行厩舎)は13着に終わった。
菜七子ちゃんはいなくなってしまったけれど、新潟直千のレースは好きなのです。勝ち馬も3着馬もアイビスSDで重視した馬。◎17カフジテトラゴンは惜しかった。菜七子ちゃんのお手馬だったマウンテンムスメはパトロールビデオを見ると面白い。最内から10秒で大外に斜めに走る。これも新潟直千の見どころだ。
今週はJRAのGⅠはお休みだけれどブリーダーズカップと4日にはJBCのイグナイター。豊氏や川田に琉星は土日はアメリカで月曜日は佐賀のハードスケジュール。時差ボケないのかね。