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ずっと逢いたかった。

2005-10-01 00:06:56 | 戸田恵梨香ちゃん
ずっと逢いたかった。ずっと逢いたかった。(フジテレビ)

個人的なことですが、このドラマを見ていて10年以上前のことを思い出しました。
もうこの世にはいないうちのおじいちゃんには兄がいて、ずっと消息がわからないまま、
45年以上ぶりに居場所、正確には「居た場所」がわかったのです。ちょうど同じ年の春に
先立ったということでした。そこでお盆近くの暑い日、名古屋からはるばる東京都内を抜けて、
奥多摩の老人ホームとその近くにあるお墓まで自分、いとこ、おじいちゃんと3人で行きました。

自分はおじいちゃんに兄がいたけど既に死んでいたという結果しかわからないです。
でも今思えば、おじいちゃんも、あのドラマの松本幸四郎氏ほどとは言わなくても、ずっと必死に
兄の行方を捜していたに違いありません。どういういきさつで兄弟が別れ別れになったのかは
あまりわからないのですが(恐らく終戦当時の満州の混乱が原因でしょう)、兄弟と夫婦、
海戦と植民地戦、などの違いはあれ、戦争で生き別れる運命というものを痛感させられました。
特に、このドラマでは「お坊ちゃま」の予備兵と誰の子かわからない雪子が結婚できたのも、
引き裂かれてしまったのも戦争のせいだというのが、哀しさを誘います。

そして、「雪子」の若かった頃を演じていたのは、われらが戸田恵梨香ちゃんでした。
恵梨香ちゃんよかった!!最後の方に回想シーンがあるのですが、奇跡的な美人で若い
お母さんという雰囲気がありまくりです。でも何よりも良かったのは、予備兵との最初で
結果的には最後の夜。思わず奥歯をグッと噛み締めて見入ってしまいました。

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