河北総合病院が医療法人初の社債発行 (ロイター) - goo ニュース
ポッカも株非公開化 ワールドに続き自社買収 (産経新聞) - goo ニュース
FM東京、株式上場を検討…デジタル対応で資金調達も (読売新聞) - goo ニュース
かつての日本企業、もっと言えば日本国内の法人は、資金調達といえば土地を担保に銀行から融資してもらうことが
第一のことだと考えられてきました。だからこそ「株式市場に上場する意味があるのかわからない」といいながらも、
何十年間も虚偽の報告をしながら上場リストに名を連ねていた西武鉄道のような会社があってもおかしくないでしょう。
しかし、土地の価値が下がり、金利もゼロに限りなく近いところをさまよう中、株や社債に代表される直接金融部門が
台頭してきたのです。これにより、人々の投資スタイルも法人の資金調達方法も多様化することになりました。
さらに、直接金融での資金調達でも、さまざまな形の商品形態が開発されています。河北総合病院が医療法人として
初の社債を発行するに至ったのも、こうした背景があるからだと思われます(記事によれば、病院が独自に
発行したわけではなく、簡単に言えば、特定目的会社を通じての発行とのこと)。
一方で株式市場の中では、機動的な資金調達を目指すために上場をする会社がある一方で、敵対的買収から
逃れるために上場を廃止するという相反するケースが登場している点が興味深いことです。さらに面白いのは、
FM東京は株式を公開することで経営体制の強化を図る一方、ポッカは株式を非公開にすることで経営体制の
強化を図るという、同じ目的なのに正反対のことを主張している点です。
FM東京は、資金調達のために株式を公開するという明確な目的があります。一方でポッカは、「飲料大手」と
言われながらもシェア自体は下位にあり、同時に時価総額が低い会社であります。そこで、敵対的買収を
仕掛けられないようにするため、つまらない定款変更よりも思い切った非上場化を選んだものと思われます。
株式の非上場化のメリットとしてはこちらにあるとおりでしょう。しかし、資金調達の道を1つ消すこと以上に、
非上場化はその会社の経営に、金融機関や取引先からの社会的信用が伴わなければならないと思います。
確かに、株式を公開をしていれば善意悪意を問わずどの投資家であっても株式の購入が可能となります。
非公開化は、敵対的買収に対する最も単純かつ効果的な手段なのかもしれません。今後ワールドやポッカに
倣う会社が出てくる可能性があるとは思いますが、非公開化を考える全ての会社が成功するとは
考えられない上に、それができるほどの信用力がある会社も実際のところ限られていると見るべきでしょう。
いずれにしても、会社、大きく言えば法人というあり方にも多様性が出てくる時代になってきたと思います。
ポッカも株非公開化 ワールドに続き自社買収 (産経新聞) - goo ニュース
FM東京、株式上場を検討…デジタル対応で資金調達も (読売新聞) - goo ニュース
かつての日本企業、もっと言えば日本国内の法人は、資金調達といえば土地を担保に銀行から融資してもらうことが
第一のことだと考えられてきました。だからこそ「株式市場に上場する意味があるのかわからない」といいながらも、
何十年間も虚偽の報告をしながら上場リストに名を連ねていた西武鉄道のような会社があってもおかしくないでしょう。
しかし、土地の価値が下がり、金利もゼロに限りなく近いところをさまよう中、株や社債に代表される直接金融部門が
台頭してきたのです。これにより、人々の投資スタイルも法人の資金調達方法も多様化することになりました。
さらに、直接金融での資金調達でも、さまざまな形の商品形態が開発されています。河北総合病院が医療法人として
初の社債を発行するに至ったのも、こうした背景があるからだと思われます(記事によれば、病院が独自に
発行したわけではなく、簡単に言えば、特定目的会社を通じての発行とのこと)。
一方で株式市場の中では、機動的な資金調達を目指すために上場をする会社がある一方で、敵対的買収から
逃れるために上場を廃止するという相反するケースが登場している点が興味深いことです。さらに面白いのは、
FM東京は株式を公開することで経営体制の強化を図る一方、ポッカは株式を非公開にすることで経営体制の
強化を図るという、同じ目的なのに正反対のことを主張している点です。
FM東京は、資金調達のために株式を公開するという明確な目的があります。一方でポッカは、「飲料大手」と
言われながらもシェア自体は下位にあり、同時に時価総額が低い会社であります。そこで、敵対的買収を
仕掛けられないようにするため、つまらない定款変更よりも思い切った非上場化を選んだものと思われます。
株式の非上場化のメリットとしてはこちらにあるとおりでしょう。しかし、資金調達の道を1つ消すこと以上に、
非上場化はその会社の経営に、金融機関や取引先からの社会的信用が伴わなければならないと思います。
確かに、株式を公開をしていれば善意悪意を問わずどの投資家であっても株式の購入が可能となります。
非公開化は、敵対的買収に対する最も単純かつ効果的な手段なのかもしれません。今後ワールドやポッカに
倣う会社が出てくる可能性があるとは思いますが、非公開化を考える全ての会社が成功するとは
考えられない上に、それができるほどの信用力がある会社も実際のところ限られていると見るべきでしょう。
いずれにしても、会社、大きく言えば法人というあり方にも多様性が出てくる時代になってきたと思います。