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Orange Revolution~Week13 ベンガルズ@スティーラーズ~

2005-12-09 00:11:01 | NFL
Game Recap(CNNSI)
Offense leads Bengals past Steelers(ESPN)


この前週の試合で、ベンガルズのエースレシーバー、チャド・ジョンソンが1パット5000ドルという高価な
TDセレブレーションを行いました。しかしそれに懲りないジョンソンは、この試合でTDを上げたら、
ピッツバーグ風なTDセレブレーションをすると予告しました。

残念だったのは、チャド・ジョンソンがTDを上げなかったこと。しかしそれはジョンソンがしっかりと
マークされている中(途中、軽く負傷してサイドラインに下がったことがあったけれども)、もうひとりのWR、
T.J.フシュマンザーデが期待に応えてくれたこと、RBのルディ・ジョンソンも100ヤード近く走ったこと、
KRのタブ・ペリーが94ヤードリターンを含む197ヤードもリターンをしたおかげで、多くの場合いいポジションから
オフェンスシリーズを開始できた点にあります。他の選手の頑張りがなければ、ジョンソンはまた5000ドルを
没収されていたかもしれません。

しかし、5000ドル以上の価値はオフェンスラインにも見出すことができました。これは非力なスティーラーズの
オフェンスラインとの対比で見てしまうと、ベンガルズのオフェンスラインの働きが地味ながらも余計に
目立ってしまう結果になります。オフェンスラインが素晴らしいという話は、先日のコルツ戦の時にも
言ったことですが、一気に駆け抜けるRBジョンソンが走りやすい道を開けてあげられる点と、QBカーソン・パーマーが
慌てる様子なくパスを投げられた点に尽きます。

パーマーが昨年より成長した点のひとつには、インターセプトが大きく減った点があげられていますが、
それにはパーマーの成長と共にオフェンスラインとの相性の良さも光ると思います。QBとオフェンスラインの
呼吸がピッタリだからこそ、ノーハドルのオーディブルしまくりのオフェンスシリーズを展開できるというのも、
納得できます。よく考えれば、コルツやベンガルズ、マンデーナイトでイーグルスをコテンパンにやっつけた
シーホークスなど今年好調のチームは、QBやRBなどだけでなく、いいオフェンスラインも有しているという
共通点があるといえそうです。

ハイスコアのオフェンスとここぞという場面でターンオーバーを奪うことができる(それには絶好調の
オフェンスを相手にディフェンス陣が練習できるという幸運に恵まれているからのようです)ベンガルズは、
フシュマンザーデ曰くAFCノースディビジョンで「革命を起こしている」と言ってもいいでしょう。
これでこのディビジョンの優勝も堅いものになりましたし、今度はAFCチャンピオンシップでの
対コルツ戦を照準に合わせてもよさそうです。ちなみにそうなった場合、どちらが勝ってもアフリカ系の
ヘッドコーチが初めてスーパーボウルへ導いたチームとなることができます。


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