ここ最近、週末特に土曜日でも家にいることが多くなったので、土曜日の夜にテレビを観ることも
増えてきました。その中でハマっている番組がBSジャパンで土曜日の夕方に放送されている
「にっぽん駅弁列島」という番組です。その名のとおり、駅弁に焦点を当てた番組で、毎週一つの
駅の名物駅弁を紹介していく番組です。八代駅の「鮎屋三代」や鳥取駅の「元祖かに寿し」など、
駅弁祭りでも見かけるであろう人気駅弁も取り上げますが、昨日の駅弁は絶対に駅弁祭りでは
出ないであろうものでした。
静岡駅の幕の内弁当。名前もシンプルであるならば中身もシンプルな幕の内弁当。そんなものは
どんな駅にもあるものだと思いますが、番組では、この弁当にこそ、駅弁を作る「東海軒」にとって、
伝統のある重要な駅弁であることが紹介されていきます。特に印象に残っているのが、社長さんが、
玉子焼き(ここではひき肉を入れているので「親子焼」と呼ぶらしい」)、かまぼこ、サバの照り焼きが
「三種の神器」であり、これをひとつでも取り除いたら苦情が来る、と話されていたことです。
残念ながら、静岡駅は通過することが圧倒的に多く、降り立ったことはあっても、静岡駅で買った
お弁当といえば、東海軒本社が入っているビルの1階にあるセブンイレブンのお弁当ぐらいでした。
例えば、地元特産の高級牛肉だとか、焼津のクロマグロの刺身だとか、すごい素材のおかずが
入っているわけではないですが、それだからこそごまかしができない手間と味がこの「幕の内弁当」に
あるように思います。
いつも思うことですが、一見シンプルなものほど、作るものが難しいものはないはずです。ある程度
新奇性を狙えば、目や舌をごまかすことは可能ですが、面白みはないかもしれないけど、シンプル、
オーソドックスなものをしっかりと作ることができる方が、はるかに素晴らしいことだと思います。
そこにはごまかしを入れる余地がないからです。むしろ、そういうことがしっかりとできるからこそ、
他へ応用が効くのであり、基礎問題もできずに応用問題だけができるのは、単なるまぐれに過ぎません。
どんなものでも、今一度、シンプルもしくはオーソドックスの素晴らしさこそ再発見すべきだと思います。
増えてきました。その中でハマっている番組がBSジャパンで土曜日の夕方に放送されている
「にっぽん駅弁列島」という番組です。その名のとおり、駅弁に焦点を当てた番組で、毎週一つの
駅の名物駅弁を紹介していく番組です。八代駅の「鮎屋三代」や鳥取駅の「元祖かに寿し」など、
駅弁祭りでも見かけるであろう人気駅弁も取り上げますが、昨日の駅弁は絶対に駅弁祭りでは
出ないであろうものでした。
静岡駅の幕の内弁当。名前もシンプルであるならば中身もシンプルな幕の内弁当。そんなものは
どんな駅にもあるものだと思いますが、番組では、この弁当にこそ、駅弁を作る「東海軒」にとって、
伝統のある重要な駅弁であることが紹介されていきます。特に印象に残っているのが、社長さんが、
玉子焼き(ここではひき肉を入れているので「親子焼」と呼ぶらしい」)、かまぼこ、サバの照り焼きが
「三種の神器」であり、これをひとつでも取り除いたら苦情が来る、と話されていたことです。
残念ながら、静岡駅は通過することが圧倒的に多く、降り立ったことはあっても、静岡駅で買った
お弁当といえば、東海軒本社が入っているビルの1階にあるセブンイレブンのお弁当ぐらいでした。
例えば、地元特産の高級牛肉だとか、焼津のクロマグロの刺身だとか、すごい素材のおかずが
入っているわけではないですが、それだからこそごまかしができない手間と味がこの「幕の内弁当」に
あるように思います。
いつも思うことですが、一見シンプルなものほど、作るものが難しいものはないはずです。ある程度
新奇性を狙えば、目や舌をごまかすことは可能ですが、面白みはないかもしれないけど、シンプル、
オーソドックスなものをしっかりと作ることができる方が、はるかに素晴らしいことだと思います。
そこにはごまかしを入れる余地がないからです。むしろ、そういうことがしっかりとできるからこそ、
他へ応用が効くのであり、基礎問題もできずに応用問題だけができるのは、単なるまぐれに過ぎません。
どんなものでも、今一度、シンプルもしくはオーソドックスの素晴らしさこそ再発見すべきだと思います。
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