Steelers too much for Panthers, 37-3(NFL.com)
昨シーズンのスーパーボウルチャンピオンと、今シーズンのスーパーボウルチャンピオンではないかと呼び声の
高かったチーム同士の対決です。しかしどちらも予想を大きく外れて6勝7敗。試合中継の間にも、プレイオフ進出を
果たすのであれば「ミラクル」が起きなければ難しい状況下での対戦です。ただ、いくらミラクル云々を言っても、
まずはひとつでも多く勝たなければ意味がありません。
ところが試合結果としてはかなりあっけないものになってしまいました。キーになったのは、ただでさえけが人を
多く抱えているパンサーズが、DEのマイク・ラッカーをひざの怪我で途中退場させざるを得なかったことでしょう。
ラッカーとジュリアス・ペッパーズというディフェンスラインの最強コンビが今年は大暴れするという見方から、
パンサーズをスーパーボウルチャンピオンに推す声も多かったわけですが、その片輪を失ったことが、この試合でも、
そしてプレイオフ戦線においても大きいものになりました。ラッカーが抜けた後、スティーラーズのオフェンスは、
ラッカーがいた左側(パンサーズから見れば右側)へのランをこれでもかと展開しました。ウィリー・パーカーの
ラン攻撃のおかげで、シーズンを通じてパッとしなかったスティーラーズのオフェンスは余裕を持った試合運びと
タイムコントロールができました。
スティーラーズはディフェンスにおいてもパンサーズを圧倒。やはり怪我人を抱えベストメンバーではない
オフェンスラインと、「勝てるQB」ジェイク・デロームではなく「負けるQB」クリス・ウェンキーしかいない
状況下にあっては、パンサーズはスティーラーズのディフェンス相手にしても無策に近いものがあったはずです。
それでは、ファンはブーイングを浴びせるし、スティーブ・スミスがスポッター席と通じる電話の受話器を
思いっきり叩きつけてしまいます。スミスについて言えば、この試合に大ファンだというガンの少年が観戦に
来ていたにもかかわらず、ほとんど仕事をさせてもらえなかったことに不満を増幅させたことでしょう。
しかし、あまりにもスティーラーズペースで試合が進んだため、多少の余裕が生まれたのは理解できますが、
スティーラーズのルーキーセーフティ、アンソニー・スミスはやや行き過ぎてしまいました。4thQ、ほぼスティーラーズの
勝ちが見えている中でウェンキーのパスをインターセプトし、そこから"hot dog move"と言われるやり方で
サイドラインへ走っていったのは、すぐ目の前で見ていたスティーラーズの首脳陣を怒らせました。
ちょうど、この試合の前日にはNBAで似たような状況下での「挑発プレイ」と受け取れるダンクから大乱闘に
なったこともありましたが、この場面では逆ギレしたパンサーズの選手がアンネセサリー・ラフネスを取られる
だけで済んだのでまだよかったのですが。
ただ、この試合で勝ったところで、スティーラーズの「ミラクル」は結果的には膨らみませんでした。
膨らまないどころか、この後にレイブンスとベンがルスという格上の相手が残っているので、余裕をぶちかます
こともできないのが現状です。一方のパンサーズは最悪8勝8敗でプレイオフ進出の芽は残っていますが、
ファルコンズとプレイオフ進出を既に決めているセインツとの対決を残していること、けが人が多いことと、
けがを圧してデロームを先発させるべきかどうかということなど、余裕は全く与えられません。クリスマスの奇跡、
いや「お年玉」をもらうことができるのはどちらでしょうか?
むしろ、この2チームがこの時期に奇跡を信じなければならないような状況になると予想した人が
どれだけいたことやら。
昨シーズンのスーパーボウルチャンピオンと、今シーズンのスーパーボウルチャンピオンではないかと呼び声の
高かったチーム同士の対決です。しかしどちらも予想を大きく外れて6勝7敗。試合中継の間にも、プレイオフ進出を
果たすのであれば「ミラクル」が起きなければ難しい状況下での対戦です。ただ、いくらミラクル云々を言っても、
まずはひとつでも多く勝たなければ意味がありません。
ところが試合結果としてはかなりあっけないものになってしまいました。キーになったのは、ただでさえけが人を
多く抱えているパンサーズが、DEのマイク・ラッカーをひざの怪我で途中退場させざるを得なかったことでしょう。
ラッカーとジュリアス・ペッパーズというディフェンスラインの最強コンビが今年は大暴れするという見方から、
パンサーズをスーパーボウルチャンピオンに推す声も多かったわけですが、その片輪を失ったことが、この試合でも、
そしてプレイオフ戦線においても大きいものになりました。ラッカーが抜けた後、スティーラーズのオフェンスは、
ラッカーがいた左側(パンサーズから見れば右側)へのランをこれでもかと展開しました。ウィリー・パーカーの
ラン攻撃のおかげで、シーズンを通じてパッとしなかったスティーラーズのオフェンスは余裕を持った試合運びと
タイムコントロールができました。
スティーラーズはディフェンスにおいてもパンサーズを圧倒。やはり怪我人を抱えベストメンバーではない
オフェンスラインと、「勝てるQB」ジェイク・デロームではなく「負けるQB」クリス・ウェンキーしかいない
状況下にあっては、パンサーズはスティーラーズのディフェンス相手にしても無策に近いものがあったはずです。
それでは、ファンはブーイングを浴びせるし、スティーブ・スミスがスポッター席と通じる電話の受話器を
思いっきり叩きつけてしまいます。スミスについて言えば、この試合に大ファンだというガンの少年が観戦に
来ていたにもかかわらず、ほとんど仕事をさせてもらえなかったことに不満を増幅させたことでしょう。
しかし、あまりにもスティーラーズペースで試合が進んだため、多少の余裕が生まれたのは理解できますが、
スティーラーズのルーキーセーフティ、アンソニー・スミスはやや行き過ぎてしまいました。4thQ、ほぼスティーラーズの
勝ちが見えている中でウェンキーのパスをインターセプトし、そこから"hot dog move"と言われるやり方で
サイドラインへ走っていったのは、すぐ目の前で見ていたスティーラーズの首脳陣を怒らせました。
ちょうど、この試合の前日にはNBAで似たような状況下での「挑発プレイ」と受け取れるダンクから大乱闘に
なったこともありましたが、この場面では逆ギレしたパンサーズの選手がアンネセサリー・ラフネスを取られる
だけで済んだのでまだよかったのですが。
ただ、この試合で勝ったところで、スティーラーズの「ミラクル」は結果的には膨らみませんでした。
膨らまないどころか、この後にレイブンスとベンがルスという格上の相手が残っているので、余裕をぶちかます
こともできないのが現状です。一方のパンサーズは最悪8勝8敗でプレイオフ進出の芽は残っていますが、
ファルコンズとプレイオフ進出を既に決めているセインツとの対決を残していること、けが人が多いことと、
けがを圧してデロームを先発させるべきかどうかということなど、余裕は全く与えられません。クリスマスの奇跡、
いや「お年玉」をもらうことができるのはどちらでしょうか?
むしろ、この2チームがこの時期に奇跡を信じなければならないような状況になると予想した人が
どれだけいたことやら。