
NFL=ペイトリオッツ、ジェッツを下し4連勝 (ロイター) - goo ニュース
Monday Night Finale NFL's signature game ends run on ABC after 36 years(CNNSI)
With a Dandy Curtain Call, ABC Signs Off on 'Monday Night Football' (New York Times)
Monday Night Football: Year-by-year results(ESPN)
試合自体は特段目を見張るものではありませんでした。ペイトリオッツのラインバッカーのマイク・ブレーヴェルが
2回のパスキャッチで2TD(通算6TDパスキャッチ)を挙げたこと、同じくラインバッカーのテッド・ブルースキが
途中怪我で欠場したこと、ジェッツのオフェンスがが前半13プレイ(not13回のファーストダウン)しかできなかったこと
(もっと言えばファーストダウン更新ゼロ)、そしてジェッツのQBテスタバーディーが19シーズン連続のTDパスを
達成したこと・・・でもジェッツは3勝12敗だし、既にプレイオフ進出、AFCイースト優勝を決めているペイトリオッツは
10勝6敗になった、その程度でしょう。
しかし、そんな試合でも意義深いものになったのは、ABCが放送するマンデーナイトフットボール(MNF)最後の試合だったからです。
もともとNFL放映権を持っていなかった弱小放送局のABCのために、NFLが用意した月曜夜のプライムタイムに行われる試合でした。
1970年の放送開始以降、アメリカの特に男性(つまりフットボールファン)にとっては欠かせない番組となり、ABCの看板番組の
1つになりました。また派手なオープニングもそうですが、それまでのスポーツ中継を変える革命的な番組であったことも、
間違いないでしょう。(恐らく試合中に出すあまりにも細かすぎてバカみたいなデータも含めて。今日もわざわざ
「40歳以上の両チームのQBが1回以上パスを投げたNFL史上初めての試合」と紹介されていました。)
MNFに組まれる試合は、本来ならば前年に成績のよかったチーム、要は人気チームが出場する試合が多く組まれます。
ところが、特にここ数年、MNFに組まれる試合が呪われたかのようにつまらない試合が増えだしました。NFLの全日程を
決める段階では、各チームの大きなけが人(及びわがままを言って追放される選手)のことまで計算に入れるわけではないので、
例えば今年12月5日のシーホークス@イーグルスのような雪の中で行われた超ワンサイドゲームを3時間も放送せざるを得なくなります。
おまけにアメリカのテレビが超多チャンネル化していく中で、MNFだけが楽しみではなくなってきたということもあり、
レーティングはここのところ高くなかったのも事実です。コメディアンのデニス・ミラーや超有名な解説者である
(そしてチョークボードを描きまくる)ジョン・マデンをブースに入れてもそれはてこ入れにならず、放映権の関係で、
てこの原理で追い出されたのはABCでした(来年からはABCの姉妹局ESPNが8年間担当)。
ちなみに多チャンネル化という観点から見ておもしろいなと思った話がこれでしょうか。1980年12月8日の試合中に、
ジョン・レノンが銃撃されたというニュースをこの試合中に流したそうです(そもそもこの日が月曜日だったとは!)。
このページに書いてあるように、当時は地上波テレビしかないような時代でしたので、多くのこの試合を見ている人たちが
ジョン・レノン(MNFの大ファンだったらしい)の悲劇を知ることになったそうです。
このように、NFLだけでなくアメリカの秋から冬の月曜日に大きく影響を与えたと言っても過言ではないMNFは、
来年から新しいMNFになって戻ってくる、のでしょうか。その命運を握るのは、怪我や個々の選手の調子を推し量れない段階で、
いかにおもしろい試合を組むのかにも掛かっていると思います。それが事前にわかれば最高なのですが。
Monday Night Finale NFL's signature game ends run on ABC after 36 years(CNNSI)
With a Dandy Curtain Call, ABC Signs Off on 'Monday Night Football' (New York Times)
Monday Night Football: Year-by-year results(ESPN)
試合自体は特段目を見張るものではありませんでした。ペイトリオッツのラインバッカーのマイク・ブレーヴェルが
2回のパスキャッチで2TD(通算6TDパスキャッチ)を挙げたこと、同じくラインバッカーのテッド・ブルースキが
途中怪我で欠場したこと、ジェッツのオフェンスがが前半13プレイ(not13回のファーストダウン)しかできなかったこと
(もっと言えばファーストダウン更新ゼロ)、そしてジェッツのQBテスタバーディーが19シーズン連続のTDパスを
達成したこと・・・でもジェッツは3勝12敗だし、既にプレイオフ進出、AFCイースト優勝を決めているペイトリオッツは
10勝6敗になった、その程度でしょう。
しかし、そんな試合でも意義深いものになったのは、ABCが放送するマンデーナイトフットボール(MNF)最後の試合だったからです。
もともとNFL放映権を持っていなかった弱小放送局のABCのために、NFLが用意した月曜夜のプライムタイムに行われる試合でした。
1970年の放送開始以降、アメリカの特に男性(つまりフットボールファン)にとっては欠かせない番組となり、ABCの看板番組の
1つになりました。また派手なオープニングもそうですが、それまでのスポーツ中継を変える革命的な番組であったことも、
間違いないでしょう。(恐らく試合中に出すあまりにも細かすぎてバカみたいなデータも含めて。今日もわざわざ
「40歳以上の両チームのQBが1回以上パスを投げたNFL史上初めての試合」と紹介されていました。)
MNFに組まれる試合は、本来ならば前年に成績のよかったチーム、要は人気チームが出場する試合が多く組まれます。
ところが、特にここ数年、MNFに組まれる試合が呪われたかのようにつまらない試合が増えだしました。NFLの全日程を
決める段階では、各チームの大きなけが人(及びわがままを言って追放される選手)のことまで計算に入れるわけではないので、
例えば今年12月5日のシーホークス@イーグルスのような雪の中で行われた超ワンサイドゲームを3時間も放送せざるを得なくなります。
おまけにアメリカのテレビが超多チャンネル化していく中で、MNFだけが楽しみではなくなってきたということもあり、
レーティングはここのところ高くなかったのも事実です。コメディアンのデニス・ミラーや超有名な解説者である
(そしてチョークボードを描きまくる)ジョン・マデンをブースに入れてもそれはてこ入れにならず、放映権の関係で、
てこの原理で追い出されたのはABCでした(来年からはABCの姉妹局ESPNが8年間担当)。
ちなみに多チャンネル化という観点から見ておもしろいなと思った話がこれでしょうか。1980年12月8日の試合中に、
ジョン・レノンが銃撃されたというニュースをこの試合中に流したそうです(そもそもこの日が月曜日だったとは!)。
このページに書いてあるように、当時は地上波テレビしかないような時代でしたので、多くのこの試合を見ている人たちが
ジョン・レノン(MNFの大ファンだったらしい)の悲劇を知ることになったそうです。
このように、NFLだけでなくアメリカの秋から冬の月曜日に大きく影響を与えたと言っても過言ではないMNFは、
来年から新しいMNFになって戻ってくる、のでしょうか。その命運を握るのは、怪我や個々の選手の調子を推し量れない段階で、
いかにおもしろい試合を組むのかにも掛かっていると思います。それが事前にわかれば最高なのですが。