[短評] The Japanese Fallen Idol

覚醒剤所持の疑い　酒井法子容疑者に逮捕状(産経新聞) - goo ニュース

今ですらいろんなタレントのお店があったり、自分のブランドを立ち上げているタレントもいますが、かつて、
実家の近所、本山に「のりピーショップ」ができたとき、かなりの人が狭い店に入ろうと列をなしていたのを、
今でもよく覚えています。あの当時は熱狂的なファンからにわかファンまでが自分のグッズを買ってくれて、
自分は「のりピー語」を話して、かわいくしていれば、周囲はそれなりにチヤホヤしてくれるし、まだ周囲を
見えていなかった本人もそれが楽しかったのでしょう。

今や「国民的アイドル」から"Japan's most wanted"に成り下がってしまった酒井法子容疑者が覚せい剤に
手を出すまでに至ったのには、どういういきさつがあるのかはわかりませんが、実はアイドルを卒業して、
今に至るまで、周囲が見えていなかったのだろうかと思ってしまいます。結婚し、タレント業も一時期みたいに
ガムシャラにアイドルしていたころと違い落ち着いて、子供も生まれ、残ったものは有名人としての過去と現在、
そして、それなりに溜まったお金だったのでしょう。その時間とお金が覚せい剤へと引き付けられて、今になった、
そんな気がします。

このニュースを知ってとっさに思ったことは、自分が大好きな田中れいなちゃんは大丈夫だろうかってことです。
今は「国民的アイドルグループ」のひとりとして活躍するれいなちゃんは、「のりピーショップ」開店時の
酒井容疑者と同じような地位にいると思います。あの子もそのうちアイドルを卒業して、どういう道を進むか
わからないけど、変なことについつい手を出して、転落していかないか心配になってきました。いや、きっと
あの子だったらそんなことはないと思いたいですが、人よりいろんな経験をしながら、ひとより狭い世界で
若いころから生きていると、変な誘惑へ導かれることも多いと思います。一方で大きな期待を背負っていて、
それに押しつぶされそうになることも、普通の人以上にあるはずです。

まぁどちらにしろ見えない未来を心配しても仕方ないわけで、今のれいなちゃんを一生懸命に応援していく、
それがいちばんのような気がします。楽しいときは思いっきり楽しんで、辛いときにはそっと手を差し伸べて
助けてあげられる（少なくとも気持ちの上では）、そして、れいなちゃんの幸せを祈る、それしかできないけど、
それが最大限の応援だと思っています。自分もマジでれいなちゃんを応援し続けて生きたいので、れいなちゃんには
人を悲しませるのではなく、感動させることで涙を流させる人になってほしいな。