ふとした事がきっかけて、普段だったら口も聞けないほど雲の上の「先生」と呼ばれる方と懇意になりました。
その先生の楽しみは、飲みに行って、そして自分がやっている「活動」について語る事。
あまりにも偉すぎて、こういう趣味の事を気軽に話せる人が周囲にいないようで。
そんな先生に今回連れていったもらったのは
新宿 音音
この場所は先生ではなく、一緒に行った私たちメンバーの中の一人が選びました。
なんせお代は先生持ち。あまり高すぎてもいけない。
かといって、先生と一緒にする食事。やすっぽいところでもいけない。
この飲み会は急に決まったので、忘年会シーズン、急遽予約を入れられるところも少なく。
私たちの職場と先生の職場に近くなければいけない。
割と厳しい条件の下、決まったお店ではありますが、雰囲気も料理もとてもよく、店員さんの接客も気持ちよく、皆が大満足したお店です。
何度も言いますが
「魚が嫌い」な私のために、今回も肉が入っているコース料理を選んでもらいました。
みんな、毎回迷惑かけてごめんよ;;
今回選んだコースは「弐の音」
5500円で人気のコースだそうです。
場所は新宿センタービル1階ですので、駅からちょっと歩くけど、今の時期ならイルミネーション楽しみながら行けます。
この忘年会シーズンによく取れたな~と思っていたのですが、店内の雰囲気は、確かに忘年会でわいわいがやがやというよりも、少人数のグループでゆったり静かに飲むという感じがお似合いに思いました。
一番うるさかったのは私たちじゃないか、と思うくらい(というか間違いなくうるさかった)店内は静かでした。
たまたまこの日がそうだっただけかもしれませんが。
店員さんも、バイトさんがばたばたと働いている感じは全くなく、立ち振る舞いもちょっとした質問(料理やお酒に関してなど)の受け答えも丁寧でハキハキとしていて気持ちよかったです。
ちょっとデートにはお値段張るけど、特別な日に彼と来てもいいかなー。
【前菜四種盛り合せ】 お頭海老の艶煮/黒酢蓮根/南京の琥珀ゼリー寄せ/胡麻豆冨美味餡掛け
まずは前菜。
もうこの時は、みんなお腹ペコペコで、出された料理をぱくついてしまいましたが、上品に盛り付けられていて、見ているだけで楽しい。
胡麻豆腐が特に美味しく、スーパーなどで売っているこんにゃくのような歯ごたえの胡麻豆腐とは一線を画してますね。
【月替り椀】 真鱈と白子の雪見椀
ええっ 鱈?白子?? とメニューを聞いた時、思わす吠えてしまいました(心の中で)
嫌いな魚の中でも、鱈は1、2位を争うほどダメな魚。
白子ももう、特に鱈の白子は脳みそ彷彿とさせるからダメダメ。
とはいえ、今日はお招きされたのだから、嫌な顔をしてはいけない。
椀を手にとって、くん と匂いを嗅いでみると、鱈特有のあの、「アンモニア」のような匂いが全くしない。
口に入れると実がホロホロと崩れて、白味噌仕立ての味噌汁ととても合う。
白子もねっとり滑らかな舌触り。鍋に入れっぱなしでボザボサになってしまった白子とは偉い違いです。
【お造り】 旬のお造り三種盛合せ
ぶりとまぐろと・・・白身魚はなんだったっけ;; 思い出せない。
刺身は魚嫌いといいつつも、大好きな料理。きっと骨とか皮がなくて、食べるのが簡単だからなんだろうけど。
【煮物】 蓮根饅頭 季節の餡掛け
蓮根といえばサクサクとした感触なんだろけど、すりおろすとねっとりとした食感になるんですね。
アツアツの餡がかかっていて、お酒がぐいぐいと進みます。
【焼物】 宮崎日南鶏の直伝酒蔵焼/金柑蜜煮/柚大根
こちらが魚嫌いの私のために、肉がある料理を選んでくれたという品
香ばしく、噛み締めると肉汁がじゅわーと出てくるのは非常に美味しかったのですが、いかんせん、ちょっと量が少なかったです><;;
あと、金柑ですが、こちらは特筆すべき事はなかったですね。
苦味もなくトロリと甘いのは、非常に手間暇掛けて煮詰めたのだろうとは思うのですが。
(こういう手間暇まで気が回らないダメな私)
【揚物】 河豚の唐揚げ
【食事】 季節の炊込みご飯
【デザート】 季節の手作りデザート
この当たりから、飲み物を白ワインのボトルにし、私が先生を中心に注いで回ったため、写真を撮っている余裕がなくなってしまいました。
先生の話も面白く大盛り上りで、正直写真をばしゃばしゃ撮っているのも失礼な感じがしてきたので。
先生は仕事柄日本全国を廻っていたので、お酒も今まで行った土地の話をしながらその土地のお酒を飲む事に。
長野県 真澄
新潟県 景虎
石川県 天狗舞
ただ、四国のお酒がなかったのが非常に残念だ、との事でした。
飲み会は非常に盛り上がり大成功。
先生も気をよくしてくれて、今度は自分のお気に入りのお店に連れていってくれる! との事。
今度は絶対に割り勘でいきましょう! と約束してその日はお開き。
楽しい飲み会でした。