Twitterで私が呟いたFTAについて纏めました。是非ご覧ください!
ツイッター界隈の皆さん、最近「FTA」という言葉を目にする機会も多くなった方もおられると思います。 この「FTA」とは何だと思いますか?これは正式には「Free Trade agreement」と呼ばれ「自由貿易協定」と訳すことができます。 では、この「自由貿易協定」とは何かを解説したいと思います。
ズバリ、結論から言いましょう。表向きは「国同士自由に貿易をやろうぜ!」が理由です。 …そう表向きは。しかし、実体は「不平等な協定を一方的に結ばせてやる。しかも一度決めたら辞めることは絶対ないぞ!」というとんでもない協定なのです。
では一体どういう内容なのでしょうか? 米韓の貿易協定を例に見ていきましょう。 なぜ、米韓の例を取り上げるのかと言うと、アメリカは「これ以上を求める!」と言っているからです。
米韓貿易協定(FTA)の内容
①関税の引き下げ
②ISD条項
③ラチェット条項
④為替条項
⑤NVC条項(非違反提訴)及び最恵国待遇の確約
以上となっています。 では個々に見ていきましょう。
①については、輸出入に関わる税金の引き下げです。これが行われると、企業が輸入する時は安く済むようになります。そしてそれによって、消費者も物が安く買えるかもしれません。これは一見メリットのようですが、これもデミリットが大きいです。それは、物が安く買えるかは企業次第であること。まあ、これは分かるかと。しかし、安い外国産の物が関税が掛からないことで、さらに安くなるということは物でいえば粗悪品が市場に出回る事になりますし、食品に至っては輸入する国の人達は食べないような物もドンドン入ってくる事にもなります。 すなわち私達の食生活が壊される危険がある訳です。勿論、食生活だけでなくありとあらゆるものの粗悪品が入ってくる危険がある訳です。
「買わなきゃいいじゃん」と思っているそこのあなた!甘い、甘い!
企業が原料で仕入れたりもする訳ですから、その原料が使われたかどうか確かめられなければ知らず知らずのウチにそれが使われた製品を買ってしまうことが普通にあり得る訳です。原産地表示も最近しなくなっている物がかなり増えましたからね。見分けることは困難になるのは目に見えています。それを防ぐためにも今まで関税という物があった訳ですが、それが引き下げられると先ほど書いたようなことが起こってくる訳です。 しかし、関税の引き下げも問題ですが、こんなものは序の口です。残りの項目の方がさらに酷いのです。
②は、Investor-State Dispute Settlementの略で、「投資家対国家の紛争解決」、簡単にいえば「自由貿易協定を結べば、外国側の企業に文句はダメ!不利益があったら投資紛争解決センターに訴えて裁判な!」と言うとんでもない条項です。実際、韓国企業もアメリカに5500億円訴えられています。
③について、ラチェットととは、「一方向にしか力が入らない工具」のことで、つまり「一度決めたことは二度と戻せないようにする」と言うものです。つまり、決まってしまえば「やっぱ辞めたいんだけど」が通用しないと言うことです。永久に続く訳です。
④は、「為替を好きに弄れる」と言うことです。米韓の場合は、アメリカが好きに為替操作出来る。ですから、アメリカ企業にとって有利な相場を作ってしまうことも可能となります。また、国内の金融緩和ですら為替条項で引っ掛けることも出来、金融政策を封じられることもあり得る訳です。
⑤は、「アメリカの企業が思ったほど利益を上げられなければ、相手国に落ち度がなくても訴えてやる!」と言うもので、さらに最恵国待遇がありますので、この場合韓国が他の国との条約を結んだ際、アメリカよりも有利なものがあればアメリカにも適用させるというこれまたとんでもない確約です。
さて、ここまで米韓で見てきましたが、「日米の場合はこれプラスで求める」と言っている訳です。恐ろしいですね、これだけでも許せない不平等協定なのに。 そして、その中で一番懸念されているのが医療費の問題なのです。
現在では日米自由貿易協定(FTA)の中に医療費関係のことは明確には書かれていません。しかし、例えば私達の国では国民健康保険の制度があります。これがあることで、病院に行って診察やお薬を貰っても、保険があることで国や企業などが負担してくれます。手術や入院でも負担してくれます。しかし、この保険制度を持ってアメリカの製薬企業などに不利益が生じた場合、日本が提訴されます。条項の内容から考えれば、日本が敗訴するでしょう。そして、高額の賠償金を要求されます。では、その負担は誰がやるのか?私達国民に皺寄せがくるのです。手順としては次のようになるでしょう。
①増税、②社会保障費の削除、③保険制度の廃止 この順番に来るでしょう。そうでもしないと賠償金を払えないということで。 保険制度がなくなると騒がれているのはこういう事になるのが目に見えているからです。 ここまで見てきてもわかるように、私達の生活がボロボロになるのが貿易協定(FTA)なのです。ちなみに、日米の貿易協定はまだ第一弾でしかなく、今の所ISD条項やラチェット条項は入っていません。しかし、韓国の例を見れば第二弾で入れてくるのは間違い無いでしょう。
そして、直近では日本とイギリスで貿易協定が結ばれようとしています。さらに、この協定にはコロナワクチンも含まれている為、非常に危険なのです。 なぜなら、そのワクチンは強力な副作用があり「10人に1人が白血病」という代物なのです。
協定が通ってしまえば、ワクチンの拒否も協定の関係で無理になる可能性が高いです。ISD条項やラチェット条項がありますから。だからこそ、自由貿易協定ことFTAは絶対に結ばせてはならない物なのです。今回に限らず全て。
長くなりましたがFTAとはこのような不平等な協定であるとご理解ください。最後に参考にしたブログを貼っておきます。こちらもできる限り見て下さい。 一人でも多くFTAの事を知り、反対する世論が出来上がる事を望みます。
FTAとは何? ポイントを分かり易く解説します 危険なの? | ネクストブログ
今日は2019年11月19日に 衆議院で承認案が可決された 日米FTA(日米貿易協定)について解説していきます 巷では識者などがけっこう騒い...
ネクストブログ
ここまでがツイートした内容ですが、それ以外にFTAについて参考になるであろうサイトをご紹介します。米韓FTAについて韓国政府が訴えられた話などが書かれています。
これはJAのサイトですが、参考になると思います。
次に、韓国政府が米国企業ローンスターに約5000億円訴えられた事について紹介している記事です。呟き内では企業名は出しませんでしたが、米国投資ファンドローンスターが韓国政府相手に訴訟を起こしたことなどが紹介されています。
是非確かめて見てください。