老いの坂道(パピー)

楽しい心で歳を取り、働きたいけど休み、喋りたいけど黙る。
そんな気持ちで送る趣味を中心に日々の一端を書き留めています。

心の故郷求めて〚5〛岡山市 総社宮 そのⅡ

2020-11-07 | 神社仏閣の旅

この辺でひと息「神社のお勉強」しましょう。

 

今回は「総社」について調べてみました。

総社とは多くの神社のご祭神を合祀した神社のことだそうです。

古代律令制下、国司が朝廷の命で任国に派遣され、国府でその国を

治めた頃のこと、当時は祭政一致の頃で、国司は国内の神社を巡拝

しなければならなかった。ところが、広範囲の地域に点在する神社

を全部巡拝するとなると、今みたいに自動車も無いしテクテク歩き

の時代だったものね。

そこで、考えついたのが国内の神社のご祭神を一か所に集めてお参り

することだった。これによって巡拝の手間を省いたのです。

(昔も今もお役人が考えることは如何に手抜きするか、だな)

この一か所の集めたお宮を「総社」と云うのだそうです。

岡山県には備前・備中・美作の三つの国がありました。総社も三社

あります。ここは備前国の総社で通称「備前国総社宮」といわれて

います。創建年代は不詳ですが平安時代初期と推定されています。

備前国庁の祭典の場所として設けられ128神社のご祭神が合祀

されています。従って当宮へお参りすると一度に128の神社に

お参りしたことになるのだそうです。

(国司にとっては大変好都合ですね)

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それでは備前国総社宮へお参りしましょう。

神社のお玄関、鳥居です。鳥居については〚3〛玉井宮で勉強済ですね。

この鳥居も笠木の両端が反りあがっているので明神鳥居です。額束には

総社の掘り込みがあります。

この鳥居をくぐると俗界から神域へと入ります。

右手の大きな「狛犬」が迎えてくれます。狛犬についてはまたの機会に

お勉強。

正面に見えるのが随身門です。狛犬が少しボケてますね。

(近くと遠くを同時にピンと合わせするのはどうしたらいいのか・・・)

さて、随身門の右手手前にこんな石碑がありました。

「今上天皇聖蹟」と彫られています。

これは1930年(昭和5年)当地で開かれた陸軍大演習の際に天王陛下が

玉歩を進めあそばした神社ですよ、という石碑だそうです。

当時の天王は昭和天王ですね、畏れ多くも陛下がお出でになったら石碑が建つ

といった時代だったのです。

*      *      *

では随身門から入りましょう。

正面奥には前回ご覧いただいた「拝殿」が望めます。

ところで左下にこんな張り紙が・・・

「ねこちゃん、わんちゃん、ここから先は、ご遠慮下さい」だって。

なかなか小粋な宮司さんのようですね。

長くなるので続編は次回に。。。

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□アメリカってなかなか愉快なお国だな。

 未だ選挙の結果が出ない。

□今日は一日雨でウオーキング捗らず、3632歩でした。

□ご訪問ありがとうございます。短い秋をイッパイ愉しみたいものですね。

 お身体大切に来週もステキな一週間になりますように。

 

 

コメント (2)
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