きっと、うまくいく

おバカ三人組大学生の友情と
その5年後のお話。
以下ネタバレあり。























インド映画です。
相変わらず長いのでとりあえずで見始めたのですが
面白かったのでいっきに見ました。

エンジニアの大学で大親友になった
ランチョー、ファルハーン、ラージューの3人だが
卒業後ランチョーが消息不明に。
卒業後5年経ったある日、同窓のチャトルから
ランチョーの消息を聞いたファルハーンとラージューは
チャトルの車でランチョーに会いに行く。

大学時代と現代が交互に描かれており、前半は大学時代がメイン。
大学は成績重視だがランチョーはそのやり方に反発し、
成績ではなく、学ぶ事の大切さを訴える。
カメラマンになりたかったファルハーン、家が貧乏で成功する事に
とんでもないプレッシャーを抱えていたラージューを
ランチョーのやり方で救っていく事に。

丸暗記では意味が無い、それは同意だけれど
優秀であれば成功するってのは違う気がするなぁ。
そもそも成功の定義が分からないんだけど
世に出る、名を残す、お金を儲ける、この辺が成功なのかな？
好きな事を仕事にすると幸せ、ってのも違う気がするなぁ。
好きな事だからこそ仕事にしない場合もあるし。
要は自分が幸せな人生だと思えたらそれで成功なのでは？

今回の話は分かりやすく結果成功者になった3人だけど
言いたい事は、好きなように生きろって事なのかな？
チャトルだって自分の思い描いた成功の道を歩んでるんだから
勝ちとか負けとか言わなくて良いんじゃ無いかなぁ？
人それぞれ幸せの形って違うし、人と比べるもんでもないし。
世間体とか親の期待とか、そういうの捨てろって事なのかもね。
優秀であれば成功するとあるが、この域に達する優秀って
多分好きで好きで突き詰めていたら気がついたら
周りがほっとかなかったってくらいの人なら当てはまると思う。
それが理想ではあるけど、そうあるべきっていうのも違うし
ほどほどでいいやって人はほどほどでいいんだと思う。

ま、そんな訳で現在のランチョーの居場所を突きとめたが
実際家まで行くとランチョーは別人だった…
え、なに、突然のホラー？
集合写真まで顔違ってるんだけど、あれ後から加工したのか…？
そこから更にランチョーの名を語っていた元友人を探しに
足を伸ばすファルハーン、ラージュー、元彼女のピアも加わり、
チャトルは半ば無理矢理に、彼の元へ急ぐのであった…

赤ん坊を産むシーンは、んなあほなｗとは思いましたがｗ
掃除機で吸引って、衛生的に大丈夫なのか…？
後卓球台の上でとか、もっとちゃんとした所で産ませて上げて…
産んだ後もとりあえずお母さんに赤ちゃん抱かせて上げて…

あの学長は映画内で少なくとも3人自殺に追い込んでるんだから
ちょっとは反省しろやとは思いますが、
ラージューの退学は正直自業自得な気がする…＾＾；
そもそもいたずらが結構際どいので
攻められても仕方ないなぁ…という所はある。
親の為にエンジニアに…という目的で
退学になったから死を選ぶのは
そもそも視野が狭い気もするなぁ…
結局自殺の方が親を泣かせちゃうんだから。
でも視野が狭くなってるからこそ自殺しちゃうんだろうし。
自分自身をあまり追い詰めない事が大切だと思うわ。

いろいろ考えさせられる部分も多く、
うるっとくる場面もあり、
長いけど退屈せず見られた映画でした。
面白かったです。
星は4つ。