カタスミ

侍タイムスリッパー

元々はインディーズ作品で、東京の1館だけで上映していたのが
評判を呼んで全国に拡大!という話を聞いて見てきました。
客席はほぼ満席で、ギリギリ滑り込めてちょっと舐めてた^^;
以下ネタバレありです。





















主人公は会津藩士の高坂新左衛門。
相方の丸顔侍と共に敵である長州藩士との戦闘中
落雷で現代へタイムスリップしてしまいます。
最初に着いた場所が時代劇の撮影所だったのが縁で
現代で生きていく為、時代劇の切られ役として
第二の人生を歩み出すのであった…

低予算といえど、きちんとした作品に仕上がっており、
更には殺陣はド迫力ですごかったです。
インディーズなだけあって、時々
変な効果音や妙な間があって『ん?』とはなりましたがw
最大の盛り上がりである真剣での戦いのシーンは
静止画が長かったので、(機械故障して映像止まってるとかないよね…?)
と、ちょっと不安になりましたw

最初に戦っていた長州藩士は絶対現代に一緒に来てる!
と思っていたので、予想通りの展開に思わず息を漏らすw
しかしどうせなら現代に来てから、
彼の存在をもう少し目に付くようにしておいた方が、
真実が分かった時の感動が倍増したような気がした。

敵対していたといえど、あの日が初対面だったのだから、
全くの異国の地に同郷の人を見つけたら
やっぱり親近感の方が勝るよなぁ…
敢えて敵方を一緒にタイムスリップさせる事で
ドラマが生まれて物語に深みが出たように思う。
どうでもいいけど、記憶を無くした人って
戸籍とかどうなるんでしょうね?
結局どこの誰か分からなかった場合、
いろいろ優遇してもらえるんだろうか…?

高坂がけじめをつける為に真剣で戦いたいと申し出るのだが、
いくら本人が良いと言っても、なんかあったら映画は世に出ないし、
倫理的に止めないと大問題になる訳で、監督OKすんなよ。
その辺はちょっと無理があるかなぁ…と思った。
でも戦いのシーンは非常に迫力があって、
一体どうなるのか?とハラハラしました。
一方が斬られた時は、客席からも「え!?」みたいな声が上がりましたが
観客引っかけで安心しましたw

高坂が不良少年に蹴られた腹を気にしていたので
そっちのせいで大事になるのかも…とも思いましたが
そこは全然問題なく。あれも観客びびらせ要素ですかね…?

心配無用ノ介の俳優さんは時代劇衣装じゃないと
一瞬誰か分からなかったわw着物の方が似合う。
逆に高坂役の俳優さんは、現代の格好になったら
めっちゃ背丈もあってカッコ良くなった。
似合う似合わないってあるのねぇ…

何人かは顔は見た事あるような…?
というのはあったけど、
全員が名前知らない俳優さん達で、
そういうのもまた新鮮で良かった。

最後のオチもまさか…と思っていたらその展開で
笑って終えられて良かった。
彼の存在は高坂も嬉しいんじゃないかな?

映画始まる前に15分くらいCM見せられたのは
非常に不満ですがw
ものすごく感動した!とかすげぇ面白い!
とかまでは行かなかったけど
そこそこ満足できた感じです。

星は3.6。
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