カタスミ

チョコレートドーナツ

youtubeで良いって言ってたのと
サイト評価が高かったので見てみました。
以下ネタバレあり。


















ゲイカップルがダウン症の少年の親権を得るべく闘う話。
主人公のルディはゲイバーで働く歌姫なのですが
あるきっかけで隣の家に住むダウン症のマルコと知り合いになり、
母親が麻薬所持で逮捕された事でマルコの面倒を見る事に。
ルディは彼氏のポールと1年近くマルコを息子として育てる訳ですが
育ててるのがゲイカップルと世間にばれるや否や
速攻引き離される訳ですわ。
それでも納得いかないルディ達は裁判で争うのですが
なんかみんな同性愛を目の敵みたいにして
同性愛者の思い通りにはさせない、みたいな意図が見えて
いやな感じでした。(特にポールの上司)

そもそも今から40年くらい前の話なので
今よりずっと同性愛差別があり、
ゲイってばれたら仕事までクビになる時代。
まぁ、お堅い仕事してるなら
わざわざ職場の電話番号を教えるな…とは思うけど。

最終的には母親の刑を早めに終えさせて元さやに戻す事に。
ルディとポールは面会禁止にされるのですが
母親は相変わらず麻薬に溺れ、マルコを放置。
マルコはルディとポールと過ごした幸せな期間が忘れられず
母親の元を去り、本来の家を探して
三日間歩き回って衰弱死してしまう。
結局引き離した結果マルコを死なせる事になってしまったと言う訳ですわ。
これは幸せな期間があったから救い、と思うべきなのか
その期間がなかったら死ぬ事はなかった、と思うべきなのか。
難しい問題だなぁと思うわ。
ただ、引き離すのであれば
もう少し母親の行動をきちんと精査するくらいの事はして欲しかった。
でも日本でもそうだけど、
一家庭の事に他者が関わっていくのはなかなかに難しい事で
見過ごしがちになってしまうのも分かる。
自分にはどうこうできないだけに、ほんと難しい…

法廷でルディがすぐ感情的になるので
そこに関してはやはりどんなときも冷静さというものを
忘れてはいけないなぁ、と思いました。
感情的になればなるほど何においても自分が不利になるよね。
ここで理性的に振る舞っていれば、もしくは別の結果もあったかもしれないものね。

なんとも切ない終わりでしたが
せめてルディとポールはこれからも
二人で幸せに暮らして欲しいなぁと思います。
私もマルコと一緒でハッピーエンドが好きなので
星は3.5で。
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