カタスミ

WINDS OF GOD

故今井雅之氏の舞台で有名なお話かな?
私は昔高校の演劇で見てちょっと気になっていたので
今回視聴してみました。
現代の売れない漫才師が事故をきっかけに
第二次世界大戦の特攻隊員としてタイムスリップしてしまうお話。
以下ネタバレあり。





















兄貴と金太は売れない芸人で
何も考えてなくてその日暮らしで
適当に生きてたところ
交通事故にあって第二次世界大戦中に
タイムスリップしてしまう。
最初は特攻隊員である事を
完全拒否しているが
周りの仲間が死に、
現代ではなく、当時の体の持ち主の意志が強く出て
だんだんその時代になじんでいく。
そして金太は特攻志願するのであった…

私は完全平和ボケ世代なので
特攻志願する気持ちってのが分からんのですが
まずは国を守る為、ってのもあるのでしょうが
やっぱみんながやっているから自分もせねば
みたいな集団心理が働いていたのかなぁって思ってしまう。
特に日本人は出る杭は打たれるから
右に倣えで安心、みたいな所あるし…
時代が時代なので教育やら諦めもあったのかも。

ただ、現代からタイムスリップした二人は違うんだから
もうちょっと一生懸命周りを止めても良かったのではないかなぁ。
広島の原爆は分かってるんだから
その直後終戦になるのくらい知ってるだろうし
特攻に行く仲間達に
もうすぐ終戦だから行くな!の一言があっても良かったかなぁ。
そこがちょっと悶々してしまった。

結局特攻で死んだ金太は現代でも死んでしまい
生き残った兄貴は現代に戻ってきて漫才で大成するという。
同じネタであんだけ受け方が違うのは
兄貴がボケからツッコミに変わったからでしょうかw
それとも新しい相方が上手いんだろうか。

ラストシーンのカメラ持ったおっさんの意味が
あんまりよく分からなかった。
兄貴と金太が
関西弁からだんだん標準語になっていくのは
いい演出だったと思います。

日々小さな不満はあるものの、
いつもの日常が繰り広げられるのは
本当に幸せな事だなぁとつくづく思う。
星は3つです。
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