goo blog サービス終了のお知らせ 

カタスミ

DESTINY 鎌倉ものがたり

鎌倉で過ごす新婚夫婦が
いろいろな怪異に巻き込まれる話。
以下ネタバレあり。





















作家先生と年の離れた若い妻が鎌倉で新婚生活をはじめるが
鎌倉は妖気に満ちた土地。
妖怪やら幽霊やらと一緒に暮らし
時に怪異に巻き込まれていく。

原作は漫画のようで、多分いろいろな短編を合わせた
話なのかなぁ~?という感じの映画構成。
何話かをくっつけて1本の映画にした感じですが
それぞれに出てくる人や物が
終盤に全部つながってくるという。

話は全体的に緩い感じなので
無難に見られましたが、
最後の盛り上がり部分がちょっと幼稚な感じがした。
妻が魂だけになってしまい、黄泉の国へ旅立つが、
実は体の方は生きていて、ほかの魂が入っていた。
妻の魂を呼び戻す為に夫が単身黄泉の国に乗り込むのですが、
これって死神の体たらくな気がするので
死神がちゃんと働かないとダメなんじゃない?
体がない、魂だけだから寿命まだあるけど連れていく、
実は妖怪の仕業で体と魂が分離させられてたって、
そんなんまかり通ってたらダメでしょうよ…
死神はあくまで魂を連れていくか否かだけの判断なのかね…?
黄泉の国でも妖怪が好き勝手しまくってるので
それってどうなの?と思いました。

妻を救いにいった夫だが、妖怪につかまってしまい
それを助ける為に妻が妖怪と夫婦になる宣誓をさせられる…
ううん、このシーンは非常に安っぽいというか、学芸会みたいで、
ちょっと醒めた目で見ちゃったなぁ…
最後まで宣誓させられる前に以前交流のあった貧乏神に助けられるという
なんとも安直な解決法で、もう少しひねりが欲しかったかも。
この夫婦、実は前世から何度も夫婦でいたそうで、
エンドロールで過去の話がちらちら見えるのは面白かった。

全体的には、ま、こんなものか…という感想です。
キャラクターは面白い人達がいろいろ出ていて
謎多きキンさんと、死神さんがお気に入りですね。

星は3つ。

最近の「映画感想」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事