無事に退院してきました。
2泊3日、あっという間の入退院でしたが
昨晩、消灯の前後だったから21時頃かな
隣の空いているベットに
急患の方がやってきました。
物々しいザワザワという騒音に
時折、なぜか
“銀ダラ・・・西京漬・・・”という語句が
混ざり合って聞こえてきます。
銀ダラ?西京漬?
皆がいなくなると
お隣の新人さんは一晩中
イタイ、イタイ、チキショーイタイ、と
泣いていらっしゃいました。
整形外科の病室だから
どこかケガしたんだろうね。
痛いよね。
うん、私も痛い。
朝になり
新人さんは
70歳くらいのご婦人であることがわかり
ご主人も生活必需品などを持って
やって来ました。
そして
ご主人の話では
昨晩、
ご主人が焼いた銀ダラの西京漬2枚を
奥様が両手に持って食卓に運ぼうとしたところ
転んでしまい
両手が銀ダラの西京漬でふさがっていたため
受身が取れず
左の大腿骨を骨折してしまったとのこと。
『必ず片手は空けておけって
いつも言ってるんだけど
こいつが両手に銀ダラの西京漬を持つもんだからよ!』
とご主人。
『この人が銀ダラの西京漬が食べたいと言うから・・・』と奥様。
日常に潜む恐怖を垣間見た瞬間。
ところで、
その後、
お二人の会話が聞こえてきました。
奥様 『で、銀ダラの西京漬は食べたの?』
ご主人 『・・・おう!』
奥様 『・・・2枚とも?』
ご主人 『・・・おう!』
食べたか~!!
そりゃ食べるよね~!
食べたかったんだもんね~!
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