週刊少年ジャンプ 感想

週刊少年ジャンプ 2015年03号 感想


暗殺教室

　最後の勝負を目前に控え、言葉を交わす殺せんせーと理事長。

　その中で殺せんせーは、「人に何かを教えたいと欲する理由は、大きく分けて２つしかない」と口にした。
　その２つとは、「自分の成功を伝えたい時」、そして、「自分の失敗を伝えたい時」。



　殺せんせーは後者っぽいけど、浅野理事長はどうなんだろうね？
　浅野理事長の過去は、或る意味で殺せんせーの過去よりも興味深い。

　上に描かれているのは、過去の綺麗な理事長？
　それとも、満面の笑みで人でも踏んでいるんだろうか？




食戟のソーマ



　正直ガッカリなリアクション。
　脱がない女性審査員に意味はあるのでしょうか？




火ノ丸相撲

　記者が喩えた通り、潮にとっての草介は「大きな鬼丸じぶん」。
　スタイルが同じだからこそ体格の差が顕著に出て、潮は草介にぶちかましで負けてしまう。



　土俵際まで吹き飛ばされた潮に、容赦なく襲い掛かる草介。
　ラストの草介の表情は、相変わらず迫力があって良いね。


　ところでさ、「草介」の異名が「草薙剣」だと、自分を薙ぐ事になって縁起悪くない？
　SOAならそれで良いんだけど、相撲は歴史が古いからもっと縁起を担ぐのかと思ってた。
　まぁ、野火の難を払った伝説から、「草薙剣」は「火の丸」にとっても縁起悪そうだけど。




オフサイドを教えて

　西尾維新原作の読み切り。
　サッカー部を引退した主人公が、女の子に乞われて「オフサイド」を教える話。



　オフサイド……。
　知っているつもりだったけど、こう訊かれると全部は答えられないな。



　女の子がオフサイドを知ろうと思ったのは、近所の小学生に馬鹿にされたからという下らない理由。

　でも、その下らない理由の裏に、





　実はこういう事情があったと判明するくだりはちょっと泣けた。

　主人公の「引退」に対する思いに決着が付くラストといい、よく纏まった作品で面白かった。