賭博覇王伝 零 感想

賭博覇王伝 零　第68話 不変


失われたリング


　最終ギャンブルに挑むに当たり、黒服から零に最後の説明が為された。
　ヒロシの時と一語一句変わらない黒服の言葉を聞きながら、零はある確信を抱く。


　今‥‥ この部屋には 確かに三つ このリングが隠されている‥‥‥‥‥！

　黒服のこの言葉が真実なら、このセリフの時点では、部屋の中に３つのリングがある。
　しかし、部屋の中を幾ら探しても、それは見付からない。


　つまり、リングの在処は‥‥、



　開始直後は部屋の中にあり、ドアを閉じると部屋の外になってしまう、このドアノブ！



　何と、最終ギャンブルは、まさかの瞬殺。

　制限時間を設けておきながら、ノータイムで答えを出すと、凄さが際立つな。
　閃き一発勝負だとは思っていたから、この展開は爽快で良かった。

　アトラクション名が、隠されたリングではなく、失われたリングだったのもヒントだった訳か。


　なお、１つならリングを見付けた者もいるというのは、本当の答えを隠すためのミスリードだったそうだ。
　言われてみれば納得だが、騙されずにそれを見抜いた零は、やはり逸材だな‥‥。