咲 -Saki- 感想

第156局　両親


本編

　５位決定戦について、部長の口からルール説明があった。



　へぇ、５位決定戦は、県大会予選と同じ半荘１回の勝負なのか。

　短期決戦だと、相対的にユキや爽みたいな回数制限付き能力者が有利になるね。
　逆に、能力発動までに時間が掛かる漫ちゃんなんかにとってはちょっと不利。
　まぁ、漫ちゃんに関しては、そもそも爆発するのかという問題があるが。

　しかし、単純に半荘１回１時間と考えても、５人で５時間。
　それを昼までに終わらせるには、７時には始めないといけないかな？
　のよーが、朝が早くて辛いと言っていたのも分かる。
　そして、その後に決勝戦となると、全部終わるのは何時になるんだろう？




　場面は変わって、はやりん(28)と戒能プロ。はやしこ。

　明日の決勝戦では、まず宮永照が楽しみだと言うはやりん。
　それを聞いて軽くジェラったのか、



　自分は宮永照に勝った事があると、謎のアピールをする戒能プロ可愛い。



　後輩の眼前で、ベッドに全裸ダイブするはやりん(28)……。

　それはそうと、戒能プロは「宮永照を破った唯一の高校生」らしい。
　となると、２年前に照に大ダメージを与えたのは、やっぱり戒能プロだったのかな？
　また、戒能プロが口にした、「藤白七実」という選手の名前は覚えておきたい。


　照が、対戦相手の本質を見抜くために、東１局を捨ててまで発動させる照魔鏡。
　だが、戒能プロは照との対戦時、この照魔鏡を無効化したらしい。



　「初手テスカトリポカ」なんて言葉が、フツーに出て来るところに笑ってしまう。

　テスカトリポカ。
　一応調べてはみたけど、アステカ神話はよく分からないんだよなぁ。
　「テスカトリポカ」とは「煙を吐く鏡」という意味だそうなので、鏡と鏡で相殺したの？　わかんねー。




　のどっちの母親初登場。



　東京に来たのどっちは、久々に親子３人で食事をする事になった。
　のどっちの母だから、DNA的な意味で当然だけど、やっぱりデケー。

　でも、性格はのどっちと違って、かなりフランクみたいだね。
　偏見が入っているが、これで検事というのが信じられない。
　父親が検事で、母親が弁護士と言われた方がしっくり来る。



　のどっちは、外見は母親に、性格は父親に似たんだなぁ。最高。
　また、原村家は、親子仲も夫婦仲も良好な様で何より。
　なんだか、万が一優勝出来なくても、長野に残れるよう母親が味方してくれそうな雰囲気。



　転校したら疎遠になるような友達は、友達じゃないんじゃないのか。
　そんな父親の言葉を強く否定するのどっち可愛い。

　穏乃、憧、玄―――奈良にいた頃の友達との再会。
　それが疎遠になっても友達は友達なのだと、強く確信出来る理由になっているのが良いよね。


　ところで、咲の母親も恐らくは東京にいるんだよね？
　もしかしたら、のどっちの父か母と何らかの形で知り合っていたりして。




　場面転換して、とある病院。



　善野さんの病室を訪れた末原さん。
　柱によれば、末原さんは、恩師に敗退を告げに来たとのこと。

　善野さん、何処行ったのかと思えば、病院に戻ってたのか。
　末原さんと善野さんが、どんな会話を交わすかは楽しみ。
　準決勝後には見られなかった、末原さんのメゲ顔にも期待。

　次回掲載は、次の4月1日発売号。
　もしかしたら、同じ病院に怜もいたりするのだろうか？






のどっち



　この「おかげさまで………」とクールに返すのどっちが超絶可愛かった。