一日一日

命って不思議なもの。当たり前に思っているけど、当たり前でない。生きてるんだから感じられるもの、思う事を綴ってゆきたい。

手料理

2009-03-03 11:57:51 | Weblog
田舎で、母や家内や親族が作った手料理をいただいた。美味しかった。小さい頃、法事があると普段いただけない精進料理が沢山作られそれが来られる方々に振る舞われた。小さかった私達は、ほっておかれたけれど、その「お数」を居間の端の方でいただいた。その美味しさは今でも記憶に残っている。今回もおやじの逮夜での料理だった。昔いただいた料理とは違ってはいたが、美味しかった。中でも私の一番好きなのは、今も昔も『麩の辛子あえ』である。今回食せて幸せだった。・・。ところで唐突だが、人は食べなければ生きてゆけない。つまり、生きている人はどんな形でも食べているのだ。大きく云えば、地球の人口分の食の形があるわけだ。それは考えればすごいこと。その膨大な食の形の中のどれくらいの人が、感謝と喜びを感じて食しているだろうか・・。少なくとも数十年前の日本人は、数多くの人が、手を合わせ感謝をして食事をいただいていた。今は、どうだろう。政治が、経済が、環境が等と云う人々が、一回一回の食事に感謝して喜びを感じている人々だったら、もっと早く世の中の必要な道筋が通るように思う。生きられること自体が奇跡であり、大変な喜びなんだ。食事が出来る事も大変な有難いことなんだと思うことってそんなに難しい事ではないような気がするのだが・・・。話は法事の食からえらい処へ飛んでしまった。・・・。