手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

プレーヤー復活へ

2024年11月26日 23時38分34秒 | LP_CDP

この3年ほど前に知人に頼まれてホームページを立ち上げたは良いが、その管理、運営までやる羽目になった。
それは今年の夏に無事、私の手から離れることになった。年金暮しの身なので暇になった。とはいえ知人から畑地を借りて農業の真似ごとをしているので、年中暇ではない。ある日、ふとレコードを聴きたくなった。自作のプレーヤーの電源を入れ、レコードを掛けてみた。すると明らかに回転が遅い。
プレーヤーは所謂「糸ドライブ」で、マイクロの5000番のターンテーブルをヤフオクで入手した駆動ユニットを使っている。が、出てきた音は明らかに音程が低い。
回転チェック用の何というのか円盤状のもので測るとかなりズレていた。
駆動ユニットがトラブっているようだ。一応、速度調整のツマミはあるが、制御できない。この駆動ユニットはオークションで入手したものなので、修理先もわからない。内部には基板が2枚あった。
10年くらい前なら安定化電源などを自作して、なんとかできたかも知れないが、今は不可能だ。
仕方がないので、「ヤフオク」で使えそうなプレーヤーを探すことにした。

 

 


レコードプレーヤー修理

2020年11月06日 23時26分55秒 | LP_CDP

レコードプレーヤー修理

先日、地元の映画館(電気館)で「マイルス・デイヴィス クールの誕生」を観た。
なぜか今日レコードを聴きたくなった。

引っぱり出してみると、新品みたいだ。たぶん数回しか聴いていない。

ところで、私のJazzの聴き始めは、ウェス・モンゴメリーだった。
高校1年の終わり頃にエレキ・ギターを買い、同級生とバンドを組んだ。
当時はギターを持てばグループ・サウンズかベンチャースの時代だった。
あまりベンチャーズには興味がなかった。中学の頃はラジオでPPMやブラザース・フォーなどのフォークを聴いていた。歌ものが好きだったようだ。
もちろんビートルズも知ってはいたが、凄さがまだわからなかった。
高校2年のときに校内の音楽会みたいなのがあって、そこで初めて人前で演奏した。
なぜ出れたかというと、私達のバンドのドラムは高校1年だったが、やたらとうまかった。
ベンチャーズの「キャラバン」のソロができた。
その彼は後にプロになっていた。
その後、高校3年のときは文化祭に出た。そして解散した。
大学進学組ではなかったので、別のバンドに顔を出したりしていた。
あるとき遊び場の音楽室からJazzらしき演奏が聴こえてきた。
覗いてみると同級生のY君と元のバンドのドラムだったY君と2年生でブラス・バンド部でトロンボーンを吹いていたI君(この人も後にプロのピアニストになった。現在も活躍中)ら3人がJazzの練習をしていた。
高校3年の冬休みの頃、別の高校の友人が「すごくギターのうまい奴がいる」と言って紹介してくれた。下宿に行くと、サウスポーでウェス・モンゴメリーのレコードを聴きながら曲をコピーしていた。かの有名なオクターブ奏法だ。「花はどこへ行った」だった。
この人もプロになっていた。10年ほど前に、お互いの知人を介して会ったが、彼は私のことを覚えていなかった。私が東京へ行くときに「もうバンドをやることもないだろう」と手持ちのYAMAHAのストラト・モデルを彼に譲ったのだけど、、、。
 ということで、身近にすごい人がいたおかげで自分の実力を客観視でき、道を外すことがなかった。感謝!!

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 昔ばなしは、これくらいにして、
プレーヤーの覆いを取ってみるとターンテーブルを回すための糸(正確には魚釣り用のハリス)が切れていた。そう2-3ケ月前に切れたのを忘れていた。
フロロカーボン製の5号を念のために切れないように二重にして使ってみた。
ところがなぜか、暫く使うとスリップして外れてしまう。
それでは細い方がいいのかもと、1号を一重で使ってみた。

するとすぐに結び目から切れた。ターンテーブルに防振用のステンレスの円盤(2Kg)を追加しているので、さすがに重さに耐えきれなかったようだ。
3号ほどのハリスがなかったので、5号を一重で使うことにした。
これは一応成功した。ただし、モーター軸をハリスの結び目が通過するときにかすかに「コツッ」というノイズがスピーカーから出る。
でも、久しぶりにちゃんとマイルス・デイヴィスの曲を聴くといいなと感じた。

動画リンク

 

プレーヤー修理

MICROのRX5000のターンテーブルを使っている重量級糸ドライブプレーヤーを修理してみた。

youtube#video

 

 

https://youtu.be/jGo3sEPeqpw


EL156を使ったアンプ その6

2019年02月10日 00時53分30秒 | LP_CDP


 今日の実験でEL156シングル・アンプを残すかどうか決めることにした。
まず、グリッド抵抗を100Kオームから240KΩに変更してみた。
音量を上げたときの飽和感が薄らいだ気もするが、実用にならない。
 それで、本当に最後ということで、3結を試すことにした。
昨夜、ネット上でドライブ段をECC83のSRPPを使った例を見つけた。
 
 配線の変更はごく簡単なので、すぐに音出しだ。
片方のチャンネルは金田式のDCアンプを使ったので増幅度は20dBだ。
長年、聴き慣れた安定した音が出る。
 が、3結にしたEL156は感度が低下したので、利得が20dBを下回った。
でも、音は随分、自然になった感じがした。
SRPPなので、全段の球をECC83に取り換えた。
 これで利得はかなり上がり、計測はしていないが、30dBくらいになったようだ。
肝心の音の方は、金田式のDCアンプとのペアでも違和感がなくなった。
 ダブつき気味の低音も締まった。
懸案の音量を上げたときの、いやな感じも消えた。
使えそうな気がした。

 こういう結果が出たということは、原因は何だろうか。
実は、規格が不明の特注という出力トランスが怪しいと、何となく思っていた。
ひょっとしたら300B用のインピーダンスが低いものなのかも知れない。

というのが、組み上げてNFBを掛けたら発振した。なので結線図にあるとおりだと
ドライブ段が2段を想定しているようだ。
プレートとB電源への結線を入れ替えた。

ということで、とりあえず実用レベルの音(EL156らしい音?)が出るようになった。
明日は、フル・パワーでの状況をチェックしてみよう。


EL156を使ったアンプ その2

2019年02月04日 23時30分09秒 | LP_CDP

ペルケ氏のHPを見ていたら企業で働いていて、現役を引退したら、身の周りの物(オーディオ関係の物を含む)を整理しなさいと述べておられた。いま風にいうと断捨離だろう。
私も、子供たちからときたま言われている。

 確かにそう思う。特に金田式アンプ関連のパーツはもう必要ないだろう。
特に半導体がそうだ。もう出番を作れない。定番の2SA872/2SC1775等々。

真空管もそうだ。私が「いい」と感じた EL12など、たぶんもう作ることはないと思われる。あまり登場しない6Y6という出力管も良さそうだが、これも出番はなさそうだ。

というようなことを考えながら EL156のシングルをドライブする球は何がいいか、迷っている。
 5極管だと6267(EF86)系だろうか。WE403もある。双3極管だともっと選択肢が広がる。
20代の頃にひょんなことで入手した フィリップス社の E80CCという球が手元にある。
一度もまともに使ったことがなくジャンク箱の中で眠っていた。壁面のプリントが擦れて
見えなくなっていた。いわゆるSQ管だろう。
動作特性は12AU7系といわれているようだが、大きさが6BQ5と同じだ。
 これをSRPPで使ってみたい気もする。

といろんな使い方を考えているが、とりあえずシーメンスのEF86の5結で試してみようと
思っています。

 


EL156のシングル・アンプ

2018年11月26日 00時23分53秒 | LP_CDP

EL156でアンプを作ることは決めた。最終的にメインのアンプにするにはPPアンプを作ることになるのだけど、でも、ひょっとしたらシングル・アンプでも使えるかも知れないという気がしてきた。
 そのために以前、シングル・アンプ用の大型のOUTPUTトランスを入手していた。
それを引っ張り出してみた。その大きいこと。手持ちの山水のSW-70の比ではない。
大型のシングル・アンプを作ったことがないが、DA30とか845のシングル・アンプ用に作られたものだろうか。SGタップも設けられているので、現代管にも使えるだろう。
とりあえず、その方向でやってみよう。

それにしてもトランスが大きい!!