< ホーンは ほぼウーファーの径と同じくらいだ。>
BMS4540を中高域に使ったことで音がすっかり変わってしまった。
昨日は、一日中 低音のボン付きを解消すべく いろんなことを試してみた。
(1)まずは ウーファー 20W75との音の繋がりをチェック。
LCはクロスオーバー周波数は2,500Hzで設計したはずだった。この付近の音が濁るというか
暴れている感じなので、ウーファーが高域で暴れているのではないかと思い、クロスオーバーを
2Khzに下げるようにLCを修正。
これはかなり成功した感じだった。
(2)JBLを低域とし (1)を組み合わせる。
クロスオーバー周波数が160HZくらいにセットされた CR型デバイダを通して2Wayとして鳴らしてみた。
低域は 金田式DCアンプ 2台をそれぞれ BTL接続として使用。
中高域は 6384pp 約40Wの出力
なぜかやっぱりバランスが取れない。ピアノの音は前で出て来るし、ドラムのブラッシングなどは
最高の雰囲気なのだが、低域がおかしいな感じだ。低域のアンプのレベルを上げると迫力ある
音なのだが、ボン付いた音だ。下げると何か物足りない。もっと音が下がった深い低音が欲しいのだが。
(3)JBLのウーファーをSUBウーファーとして使ってみる。
元来、このウーファーの用途はCarステレオのSubウーファーなのだ。
ただ、このままだと20W75 + BMS4540のシステムは 低域が160Hz でLow Cutされてしまうので
CR型デバイダを通さずにダイレクトに音を入れることにする。箱が推奨値の半分くらいの20L弱
なので、低域が出ないのを承知で鳴らしてみたら、意外に低いところまで出ている。
音量が低い状態なら十分通用する音だ。残念ながら音量を上げていくと、箱が柔だからか音が
濁り始める(歪っぽい?)。
もう一つの要因としては6384ppが歪始めているからかも知れない。これは気になったがSubウーファー
方式として鳴らしてみた。
うーーん、手が付けられない程、バラバラな音になってしまった。が、音には迫力とリアリティが出て来た。
そして低域のボン付きが取れた感じだった。これが一番の収穫か!!
私が調整用によく聴くCDをかけてみた。大瀧詠一のA Long Vacation。1曲目「君は天然色」が これまでに
なくいい雰囲気で、大瀧さんの声が 前に出て来るではないか。ただ、やっぱりバランスは良くない。
結局、この日の結論は
・低域の20W75の使い方に問題がありそうだ。このウーファーは驚く程、低域の解像度が高いユニットだ。
だが、そのために パワーも喰う。6384ppでは約不足なのかも知れない。そして強固なキャビネットが
必要なのだ。
たぶん、これが解決策だろうと思われる。だけど、20W75の設計値の箱は50Lくらいなので、これをやると
SPシステムのダウン・サイジングにならない。
ということは、もう1台150W×2 くらいのアンプが必要ということだ。
BTLアダプタを作って手持ちのアンプをBTL化するか???