手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156を使ったアンプ その3

2019年02月06日 00時35分48秒 | 真空管アンプ

今日は、午後から(格好良く言えば)プロトタイプとしてEL156のシングルアンプの配線に取り掛かった。終段をプッシュ・プルからシングルに変更するのは簡単だ。
整流後の電圧が480Vだったのを電源トランスのタップを変更して400Vにする。
スクリーン電圧も330Vくらいになっていたのを300Vになるようにツェナー・ダイオードを
1個追加した。初段はとりあえずEF86(実験なので球は、ジャンク箱にあったスベトラーナ製)を使うことにした。ドライブ力を得たいので以下のような設定となった。

供給電圧 300V
プレート抵抗 :100KΩ
スクリーンGへは 470KΩの抵抗を入れる。
カソード抵抗 : 1KΩ 直列にNFBのために100Ωを入れる。

2時間ほど前に配線終了。
まずNFBをかけずに、利得を測定
裸利得は 112倍 約40dBだ。

とりあえず適当にNF抵抗を5.1KΩにしてみる。
結果は 35倍の利得。ほぼ30dBなので、10dBほどのNFBがかかっている。
周波数特性を大雑把に測定してみたら、意外にも悪い。
高域が12Khzくらいから減衰し始める。

実は、この出力トランスは3段増幅用みたいで、2段増幅だとNFを掛けたら発振した。
なので、仕方ないので1次側の結線を トランスの仕様でプレートとなっているのを
電源へ結線。電源へとなっているリード線をプレートに接続した。
このあたりのことをは、あまり経験がないので良くわからない。

ともかく音は出そうなのでスピーカーを繋いで音を出してみた。
ビル・エヴァンスの「Waltz for Debby」。モノ・アンプなので左chに使う。
右CHは金田式DCアンプだ。

出て来た音は、ちょうどベースが左に位置しているので、なかなか「いい感じ」だ。

 これは、成功かも知れないという気がした。

深夜に球のヒーターの明かりを見ながら聴く ピアノ・トリオのJazzは雰囲気としては
なかなかいいものだ。

 

 


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