猫の中でも位というものがあるらしく、我が家で一番最下層と思われる黒猫ピコリーノ。
なんというか、意気地がないというか優しいというか・・・・
甘えん坊なのだが異常なまでの警戒心をもっていて、朝から動物病院に連れていった時とかは
翌日から朝はずっとどこかに隠れてて姿を全く見せない。
その期間なんと半年間(笑)
夜になって「今日はじめて姿見たよ」なんて日常茶飯事。
うざいくらい甘えてくるんで、いわゆる「家庭内野良」というのとは違うんだけど似たようなもんではある。
「こいつらもう外じゃ一週間も生きられないかもね。」
家の中のヌルヌルな環境で育ったんで仕方ありません。
7日あまりにも快晴なので網戸にしてたら猫が勝手に空けて脱走してしまいました。
外から突っ張り棒してたつもりが外れてました・・・
5匹脱走したんだが4匹は警戒心も弱いし楽に捕まえられたみたい。
(ここらへんの出来事は俺は外出してたんで知らず相方談)
だがピコだけはどうしても無理、自分で帰ってくるのを待つしか・・・
うちの庭には野良が3匹住み着いてるんだが、縄張り争いなのか、捜索中にピコと野良が喧嘩してるのを目撃。
この子は生まれてこのかた一度も喧嘩なんかしたことないのに。
怖いだろうなあ、寒いだろうなあ、腹へってないかなあ、可哀想に。
早く帰ってこ~~い
隣家の人の目撃談によると、脱走した窓が見える位置にまで居たらしいのだが、入家をはばむ野良猫。
窓をあけっぱで餌で釣る→野良が食いにくるw
野良を餌で釣ってゲージに閉じ込める→野良も警戒心が強く難しい
というわけでどうにも八方塞で、心配しすぎて胸が痛い数時間を過ごしてました。
8日深夜、窓をあけっぱでピコが帰るのを待ち、野良は入ってこないように相方が寝ずに待ってたら
目の前を「黒い何か」が横切ったとな!!
すぐさま窓を閉めてピコリーノの姿を確認!!
ピコが帰ってきて数分後、急にどしゃぶりの雨が。
よよよよよよく帰ってきた!!でかした!!
平穏な日々を取り戻したピコリーノ。
鼻のあたりに小さい喧嘩傷ができてたのは逃げずに戦った証、意気地がないとか言ってごめんよ。
今現在、相変わらず一番弱い猫の地位は揺るがず。不動の最下層ww
帰ってきた当初少し男らしくなったと思ったんだけどな。