とても、素晴らしい書でございましたのでシェアさせて頂きます。
「チェンジオブペース」
生きていると、嫌になるような出来事に出くわすことがままあります。
嫌だと言っても、逃げるわけにもいかない。
逃げる先まで嫌な出来事が付いて回ることもあります。
さて、どうするか、です。
知り合いがそういう難問に直面していたようです。
難しい相手との交渉事。
自分がしでかしたことでもないのに、組織として向き合わないといけない難問、
その矢面に立たされる。
これは「大変」です。
正直、逃げたい気持ちが半分はある、でも逃げるわけにもいかない。
何度も何度も話し合う、というよりも相手の主張を辛抱強く聴く、傾聴ですね。
当然のことですが、最初は“けんもほろろ”でしょう。
会ってくれるだけでも大変です。
そこを何とか会っていただく、でも片付かない。
また、何とか会っていただく、でも片付かない。
その繰り返しです。
どこかで気持ちが切れそう。
でも、徐々に相手の壁が低くなってくる。
ほんの少しの仕草が「柔らかく」なってくる。
でも、そこで奢ってはいけません。
あくまでも相手の主張を辛抱強く聴く、その繰り返しです。
それがある日、何かをきっかけに突如として壁が溶けだす。
嬉しいでしょうね。
しかし、出来事はそううまくゆくとは限りません。
ありとあらゆる手立てを尽くしても壁が溶けださない、そんなこともあります。
どれほど誠意と根気と知恵を講じても壁は高くなるばかり、そんなこともあります。
で、どうするかです。
まずは、「潮目」をよく観ましょう。
出来事には必ず変化が現われます。
それが「潮目」です。
ほんの少しの変化、これを見逃さないことです。
変化の兆しが観えたら、そこが突破口です。
でも、どうにも変化しないこともあります。
そのときは、です。
「チェンジオブペース」です。
何でもかまいません。
ゲン担ぎと言われてもかまいません。
普段と違う行動をあえてしてみる。
急に神社へ手を合わせてみるでもいいのです。
上着の色を変えてみるでもいいのです。
それが、「チェンジオブペース」です。
それでも何にも変わらない。
そのときは、です。
「没法子(メイファーズ)」です。
ありのままの現実を受け入れるしかありません。
それによって、深いしわが一つ刻まれようと、です。