模型工房 ブレインズ 模型工房つれづれ日誌

模型作家、川嶋信慶(リッド)の模型制作の工房日誌。
スケールモデルからフィギュアまで、マルチジャンルで作ります。

《制作》リッド流1/35フィギュアの作り方

2013年01月13日 | 模型制作記
 どうも、リッドです。(*゜▽゜)ノ



 今日は関東じゃかなり天気がよかったようですね。


 関西はずっと曇天で、外出しようか迷いながら作業してたらもう夜だったよ…orz




 それはさておき、

 この年末年始にいろいろフィギュアを作って試したりしていたんだけれど、やっとウチの中で定番として使えそうなパターンが出てきたから、ちょっと紹介。


 《リッド流 1/35フィギュア製作法》 



 まず、1/35サイズの図面を用意。
 とりあえず全体のサイズやバランスを把握できる程度のもの。

 これは、昨日紹介したガルパンジオラマ制作時に使った対比表。ネットで拾った画像を公式スケールに合わせて縮小したものです。


 まず、顔から。
 やはり等身をはっきりさせる上でも頭から取り掛からないと、ウチは駄目っぽいので。

 使用するのは、ワーカム(サンモジュール)という造形素材。一般的にはケミカルウッドといった方がわかりやすいかな?

 知り合いのサンプル模型メーカーから廃材でわけてもらったものですが、正規ルートで買うと、10cm角の厚さ2cmの大きさで1000円弱する素材です。
 その分、専用素材なので繊維のないバルサ的な感覚。カッターとスポンジやすりでサクサク造型できますよ。



 まず、顔のシルエットから。
 大まかに額から鼻筋、顎、首のラインを彫ります。


 次に、上からの頬ライン、目、顎の左右のライン。


 額、モミアゲから耳につながるライン、エラ、首と続き、



 目、口のアタリを入れて


 切り離し。


 持ち手の部材に接着して後頭部を削りこみ、表情を整えます。


 イラストや自分のイメージを思い描きながら、エポキシパテで造型。硬化までに90分ほどあるので、その間に大まかに仕上げます。
 結構この時間が待てなくて駄目って言う人が多いけど、ウチはこれくらいが続けて作業するには丁度いいです。

 つまり、硬くなってきたらそのまま固まるまでの時間、次の作業に取り掛かれるのだ1(゜▽゜)


 首から腰までの胴体をそのままパテで造型してここで一旦乾燥硬化タイム。だいたい、いつもここでタイムアップ(硬化し始める)なので、乾燥機に入れて硬化させちゃいます。
腕を一体にさせてしまってもいいなら、ここで腕の大まかな分量のエポパテをつけて硬化させてもOK。

 胴体が固まったところで持ち手を取り外し、腕、足の造型へと移ります。

 硬化待ちのため、この続きは明日です~。




 さあ、一旦机を片付けて次に取り掛かりますか。

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