我が家の女房殿は「開運!なんでも鑑定団」を観るのが好きだ。
この壺は絵柄も作りも中々なもんじゃない。
この掛け軸はちょっと深みが感じられないから、きっと贋作だよ。
などと偉そうなことをほざき、たまにその通りの金額になると、「でしょ~、やっぱりね」と言いながら、いかにも私の見る目は確かだ的などや顔をする。
今日、仕事を終え家に戻ると、女房殿と娘1号が神妙な顔をしている。
どうしたと聞けば、爺のマイ陶器の口を少し欠いてしまった言う。
この陶器はここ数カ月愛用しており、珈琲もビールも焼酎も飲み物は全てこれを使っている。
また、女房殿にも娘1号にも、世田谷の骨董市で買ってきたものだと伝えていたので、二人そろって平身低頭、平謝りである。
「あ~あ、世田谷の骨董市で7,800円で買ってきた大切なものなのに~」
「ごめん、ごめん、弁償するよ」
「ま、いいよ、形あるものはいつか壊れるものだから。実は世田谷のダイソーという骨董市で買ってきたものなんだ」
「え~っ、百均!?」
マスオさんのような驚きようである。
やはり女房殿は物を鑑定する目を持ち合わせていなかった。
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