
トンカツ喰いて~、無性にそう思う時がある。
爺になったこの頃は、そう思うことも少なくなったが、仕事のモヤモヤ感か、禁酒によるイライラ感か、梅雨空のどんより感なのか、休みの日の昼時、とにかくトンカツをガツガツ喰いたいという気分になった。
トンカツを喰う場所は・・・
ファミレスや蕎麦屋より、やはり「トンカツ専門店」が良いだろう。
川崎駅前まで行けば専門店もたくさんあるが、家の近くでは「とんかつ三田」しか思い浮かばない。
「あそこは油が新しくないからか?味もいまいち」と言う人もいるが、検索サイトで「川崎市幸区」「トンカツ」と入力すると、やはり「とんかつ三田」がTOPで検索され、評価もそこそこ良い。
チャリをかっ飛ばし「とんかつ三田」へ。
昼時ということもあり、カウンター5席、4人掛けテーブル4卓、奥にこ上がり2卓ほどの店はかなり混んでいる。
ひとつ空いていたカウンターに着きメニューを隈なく見る。
750円の”とんかつランチ”にもそそられたが、今日は奮発してロースカツ定食1200円を注文。
セット内容はご覧のとおり、メインのトンカツには刻みキャベツがどっさり。
小さな冷奴、揚げとかいわれの味噌汁と業務スーパーで買ってきたような紫蘇味の大根の漬物が付く。
「油が新しくない」と言われたトンカツの味は、グルメじゃない爺にはよく分からないが、時々臭ってくる芳香剤の香りがちと気になった。
とんかつをガツガツ喰って、腹は満腹、気分は晴々。
お店を出ると、家のはす向かいの方とバッタリ。
「おや、珍しいとこでお会いしましたね」とご近所さん。
「なんだか無性にトンカツが喰いたくなりまして」
「俺も急にトンカツ喰いたくなったんですよ」
どうやら今日は、「トンカツを喰いて~、って気分の日」なのかもしれない。
トンカツを喰いて~、に理屈はないようだ。
いつ喰ったか分からないほど、喰ってないです。
ロースの脂は結構応えるから、これからはヒレかな?
次はヒレいってみます。