酒ばかり呑んでいる阿呆おやじの神楽坂最後の夜は「あほう鳥」で〆る。
要領が悪いのか、ここの職場も今日が最後だと言うのに、デスクが片付いていない。
デスクを片付けながら、思い出した都度、仕事の引継ぎ事項を後任者へメールする。
そんな状況なので職場を出る時は女性スタッフ2名のみとなっていた。
はなし出したらきりがなくなると思い、感謝の気持ちだけ残し、職場を後にする。
そして神楽坂最後の夜。
おやじとおやじよりおやじ3名のおやじ軍団は、神楽坂の北側にある軽子坂を少し上った「あほう鳥」で呑むことになった。
たまに行く焼鳥屋もおでん屋も満員御礼だったので、この店に初めて入ってみた。
店の雰囲気も良いし、焼鳥もまあまあ、値段もそこそこ。
焼鳥、モツ煮を喰らいビールを呑む。
しかし、鋼鉄の胃袋もさすがに呑み疲れぎみである。
もろきゅう、かぶみそをつまみながら、菊正宗の温燗をちびりちびりとやる。
このお店、10時30ラストオーダー、11:00閉店なので、呑みすぎることが無い。
金曜日ならもう一軒ってとこだが、今日は水曜日だし、明日は新しい職場の着任日。
二日酔いで行くわけにも行くまい。
とにかくこの職場は最高だった。
神楽坂という街が良かった。
仕事が自分に向いていた。
そして何より、職場の仲間が素晴らしかった。
次の職場は2年いるか3年になるか。
できれば、もう一度、この職場に戻ってきたい、と思いながら軽子坂をトボトボと下り飯田橋駅へと向かうが、歩く速度がいつもより遅くなる。
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