kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

月島散策

2010年06月12日 | Weblog
以前から気になっていた江戸の川向こうにある月島、佃島、石川島散策に出かけた。

石川島は鬼平こと長谷川平蔵が、幕府に上申して設置された人足寄場があったところであり、佃島は徳川が幕府を開くときに、摂津国(大阪)佃村の漁師を呼び寄せ漁の特権を与えたので、この名が付いたという歴史ある場所である。

まずは月島駅の前を走る清澄通りを勝どき方面へと歩いていく。
勝どき駅を通過し、しばらく歩くと東陽院というお寺があり、そこにかの有名な東海道中膝栗毛の作者である十返舎一九の墓があった。関東大震災後に寺と共にこの地に移設されたらしい。



さらにステステと歩を進め、月島埠頭の最先端まで行くと、レインボーブリッジとフジテレビを見ることができる。



清澄通りを戻っていく途中に気になる屋台(と言っても自動車)の蕎麦屋があった。
鶏だし塩かつを味「埠頭の田舎そば」。
昼も近くなったことだし蕎麦でもすすろうかと思ったが、「しばらくお待ちください」とのコメントが掲出されていてお店の人はいない。トイレにでも行っちゃったのかな。



勝どき駅近くまで来て「月よし」という大衆食堂発見。右側に本館、左に別館があるりっぱな?大衆食堂である。本館注文窓口にはこれでもかと言うほどメニューの札がぶら下がっていて、初入店では何を注文したらよいのか迷ってしまう。





この店では、ご飯を頼まないとビールが呑めない。また、ビールは1人1本限りらしい。そんなに呑むつもりはないが、1本って限定されるとちょっと寂しい。
ビールのつまみにポテトサラダ、ご飯のおかずに茄子味噌煮を頼んで合計1,120円とリーズナブル。本館が混み合ってきたので別館に案内され、ゆっくりと昼食を摂る。別館の壁にぶら下がっているメニューの札を数えると何と「99」もあった。



腹を満たしたところで散策再開。
大川沿いをしばらく歩き、清澄通りとの間にある月島西仲通り商店街に差し掛かる。
この商店街、「もんじゃストリート」と言うだけあって、お店の半分ぐらいは「もんじゃ屋」じゃないの?と思うほど「もんじゃ屋」ばかり。
川崎では「おべった」と言い、子供の頃は駄菓子屋の片隅に鉄板付きテーブルがあり、何も具の入っていないソース味の「おべった」をハヒハヒと喰ったものだが、今のメニューはチーズだ明太子だととてもバラエティーにとんでいる。



佃島へ入ると佃島渡船の跡地に石碑がある。
ここの渡船は昭和30年には1日70往復もあったそうだが、37年に佃大橋が完成されたことに伴い廃止になったとのこと。



佃島住吉神社の境内に入ると、この季節によく似合う紫陽花が咲いており、静かな拝殿で手を合わせている女性の姿が印象に残った。



一度大川沿いに出てゆるりと歩いていると遠くにそびえる東京スカイツリー発見。発見というか、ここまで高くなるとどこからでも見ることができるだろう。
当時を偲ばせる石川島灯台モニュメントの高さと比べると・・・、鬼平もびっくりだろう。



月島駅から歩き始め、月島埠頭まで行き、戻ってきて佃島、石川島界隈をプラプラしたので、右足に雪駄擦れができてしまった。
今日の散策はこの辺で切り上げるとして、佃島の佃煮でも土産に買って行こう。

 

本家と元祖、どちらの佃煮屋で佃煮を買ったら良いのだろうか。
ん~、家に戻って、いただきものの椎茸の佃煮でも酒のあてにして、一杯やりながらじっくり考えることにしよう。
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