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高知記念最終日優勝は武田豊樹選手!強し!


 昨日はひろめ市場にて鰹のタタキを浴びるほど食した荒木が昨日に引き続き「高知開設62周年記念よさこい賞争覇戦」を制した武田豊樹選手の喜びの声をお届けします。
 とにかく、いい意味で「普通に強い」という感じの武田選手による完全優勝。この調子を維持していけばタイトル獲得はほぼ間違いなしという印象すら受けたのは僕だけではなかったはず。今後のビッグ戦線での武田選手の活躍に期待せずにはいられませんね。


 スタートで前を取った武田後位で芦澤、武井が番手戦を繰り広げ、その後ろに岡部、阿竹─大塚、脇本─山口─柴崎で周回を重ねる。打鐘で脇本が武田を叩いて先行態勢に入ると、3番手の柴崎は離れ気味になりながらも懸命の追走で3番手をキープ、武田は4番手となる。しかし、最終ホームから阿竹が早めに巻き返したことで、武田は内に包まれる苦しい展開に。それでも、阿竹が力尽きた最終3コーナーから一気の捲りで前団を飲み込むとそのまま1着でゴール。2着には逃げた脇本マークの山口、3着には3番手の柴崎が入線した。



 2月の東王座戦に続いて高知でのグレードレース連覇を完全優勝で飾った武田豊樹選手。

「高知は正直なところ、決して走りやすいバンクではないんですけど、東王座戦、今回といい結果を残すことが出来たのはファンの皆さんの応援があったからこそだと思います。完全優勝というのは自分の中では気にしていなかったですね。それよりも優勝することの方が大事だと思っていたので、それが達成できたのは嬉しいですね。本音を言えば、もうちょっとキレイにワッキーを捲りたかったけど、勝ったことに意味があると思うので。それにしても、ワッキーと今日対戦してみて、改めていい先行選手だなと思いました。深谷君もそうだけど、この2人は全国的に見ても本当にいい先行選手ですよね。今後も対戦することは当然あると思いますけど、彼らを相手に自分がどう先行していくのか、逆にどう捲っていくのか、色々と考えながら『勝つ』っていうことを大事にしていきたいなと。今日のレースにしても、ワッキーの3番手(柴崎俊光)がけっこう離れ気味に付いていきたじゃないですか。あそこでもう少し厳しくいっても良かったなのかなと。自分にまだ捲れる脚があるから、そこで変に脚を使うのもどうかなっていう意識があったんですけど、ああいうところでもっと厳しくいける様じゃないと、タイトルには届かないと思っているので、その辺は課題としてありますね。とにかく、選手である以上はタイトル奪取というのが1番なので、目指すところはそこだけですし、これから続いていくビッグ戦線でもいい結果を残せる様に頑張ります」
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高知記念 明日最終日!決勝戦はどうなる?

ご無沙汰してます!

皆さんお元気ですが?

4月に入りちょっと変わって、KEIRINブログマガジンをスタートさせます。

川崎はどうしてって?
すいません、世界選に行っていたもので。


なわけで
高知記念3日目、現地よりレポートです。



KEIRINブログマガジンには初めての登場になるでしょうか、荒木です。本日は高知開設62周年記念「よさこい賞争覇戦」の取材に来ておりますので、編集長命令により準決勝レポートをアップさせていただきます。明日の車券戦術にお役立ていただければ幸いです。


 まずは、準決勝9レースですが、ここを勝ったのは3番手キープから捲った阿竹智史選手。


レース後には、「記念の決勝は2回目ですね。去年5月の平塚以来なので、そこは素直に嬉しいですよ。今日は予想していた展開とは違ったけど、それがいい方に転がってくれたかなと。ただ、番手のノリ(佐々木則幸)さんを連れ込めなかったのが残念ではありますね」とやや複雑な表情を浮かべていました。

 そして2着には逃げた桐山敬太郎選手マークの岡部芳幸選手が入線。
「ライン2車の先行は桐山にも意地があったみたい。言ってみれば地元番組だったから、余計に気合いが入ってたんじゃないですかね。それにしても先行するとはちょっとビックリしましたよ。地区が違うから普段あんまり連携しないのに、あそこまで駆けてくれる訳だから。まあ、桐山本人はレース前から自分で調子いいとは言っていたんだけど。それにしても、ああいう風に2車でも駆けられる勇気を持っているっていうのは彼にとっては大きな財産ですよね」と桐山の男気を絶賛。

 3着の大塚健一郎選手は前橋ミッドナイトでの落車がありながらも優出を決めましたが、「前橋の落車でフレームがダメになってしまったし、今回も騙し騙しの中での3日間だったんですけど、悪いなりにまとめられているかなという感じ。ここのところ、調子が戻ってきはじめると落車するっていうパターンで(苦笑)。それだけ自分の実力が足りないというか、まだ少しバタついている感じがあるかなと。でも、明日は阿竹君との連携だし、自力選手としては申し分ない選手ですから、直線勝負に持ち込めればチャンスが出てくると思いますよ」とコメント。


 そして、10レースで白星を飾ったのは「最強支部長」の山口幸二選手。

近況絶好調の脇本選手の捲りを交わしての快勝劇に、「ワッキーとは連携したことはもちろんあるんだけど、カマシには付いていったことなかったんですよね。いやぁ、強かったですよ。踏み出しの感じは永井(清史)や金子(貴志)みたいにダッシュが良くて。まあ、1番は深谷(知広)なんだけど(笑)。今日に関してはワッキーが出切って自分が付ききっていたから、500バンクだしあとは交わすだけという感じで自信はありましたよ。僕自身調子がいいっていうのもあったんだけどね。やっぱり、ダービーが終わって練習できる様になったことで、駆け出しに離れる心配がなくなったのが大きい。それによってレース全体が見れる様になりましたから」と舌も滑らか。

 一方、2着の脇本雄太選手はというと…、
「自分で先行するっていうコメントをしておきながら、今日のレース内容では『0点』でしょ(苦笑)。帰ったら市田(佳寿浩)さんに怒られるんだろうなぁ…。昨日が1着だったら前受けから突っ張っていたんでしょうけど、どうしても昨日の失敗が頭をよぎってしまって。ただ、踏み出しに関しては良すぎるくらいでした。まあ、そのせいで逆に最後に脚がパンパンになっちゃってたんですけど(笑)」

 3着には空いたコースを鋭く突っ込んできた武井大介選手が入線し、
「ダメでも突っ込んでいこうと思って踏んだら上手くコースが空きましたね。(マークした)小埜(正義)が堅いレースをしないで踏んでくれたおかげでスピードをもらいました。自分は内に行っただけなんで、この優出は小埜のおかげ。あいつは今回、かなり仕上がってるみたいですね」とコメント。


 最終11レースは後方から豪快捲りの武田豊樹選手が激勝。

「(上がりタイム)14秒1? 自分の中では14秒8くらいのつもりだったんだけど、それは凄いね。自画自賛みたいな感じだけど(笑)。今日は前に踏める選手が沢山いて、僕自身も飛びやすい番組構成だったし、展開的にもかなり苦しかったんだけど、届いてくれてよかった。体の重さは日に日に取れてきているかな」と、笑顔を見せるシーンも。

 その武田選手にぴったりとマークし2着の芦澤大輔選手は、
「もう、練習通りですね。武田さんが仕掛けるタイミングはしっかりと分かっていますし、ここ1番っていうところで練習の成果が出てくれました。それにしても武田さんは東王座戦の時よりはるかに強いですよ。差が縮まってるかですか? それは今日の武田さんとの車間そのまんまじゃないですかね(笑)。まだまだ僕もレベルアップしていかないと」と気持ちを引き締め直していました。

 3着は茨城両者の3番手にスイッチした柴崎俊光選手。
「武田さんが捲ってきた時に番手(にスイッチ)かなと思ったんですけど、そこすらスピードが違っていたんで、これは3番手しかないなと。松岡には悪いことをしてしまいましたけど。でも、自分自身のデキとしては問題ないと思いますよ。踏めてますしね」と武田選手の強さに感服していました。


 さて、明日の決勝戦ですが、最後に少し私的予想を。

まず、並びですが、

武田選手─芦澤選手─岡部選手となり、武井選手が武田選手の番手で競り。その他は脇本選手─山口選手─柴崎選手、阿竹選手─大塚選手となっています。

 後ろが競りとなれば武田選手の逃げ切りが濃厚かと。実際に、番手が競りと聞いた武田選手も、「後ろが競りとなるのは先行選手として光栄なこと。僕の後ろで競ることを決めた武井君の気持ちに応えるレースを」とコメントしていましたし。ただ、この競りが長引けば隊列短くなったところを脇本選手が一気に捲ってしまうことも。そうなれば準決勝の再現で山口選手の逆転も十分にあり得ますよね。


以上が現地レポートです。

現地レポーター荒木は、鰹の塩たたきが大好きで、今日の夜はというより、今からひろめ市場に繰り出して塩たたきを堪能するようです。
最低でも3人前は食べるようですので、大量に塩たたきを食べている人間がいたら、荒木だと思います。

よろしくお願いします!
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