入善乙女キクザクラ

2022年4月17日　9時34分　4月22日にオープンする道の駅　KOKOくろべ（富山16）を出発。
県道122号→国道8号で黒部川を渡り、下新川郡入善町入り→県道114号→町道
杉沢の沢スギ

10時02分　到着。立山連峰がくっきり見えます。いいね！

富山県下新川郡入善町吉原にあります。

田んぼ中に、森がある感じです。

上空から見ると、分かりやすいよね。

杉沢の沢スギは、黒部川扇状地の末端部の豊富な湧水地に立地するスギ林です。この場所が杉沢、そこに生えているスギを沢スギと呼んでいます。沢スギは、約40箇所約130haもありましたが、1962年（昭和37年）ごろの圃場整備事業により、そのほとんどが水田に姿を変えてしまいました。現在の2.7haの森も整備対象でしたが、国内では珍しい平地の湧水地帯に生育する唯一のスギ林として、1973年（昭和48年）に国指定天然記念物に指定されました。

そして、杉沢の沢スギに自生するサクラがあります。2012年（平成24年）2月に発表された新品種のサクラ「入善乙女キクザクラ」です。
沢スギ林内にある入善乙女キクザクラの原木からバイオ増殖し、植樹したものが沢スギ芝生広場にあります。

ほっほ～　これね。

ジロジロ。

花色は、白色からピンク色に変化します。うんうん。

花びらは、100枚以上あるそうです。

開花の時期は、4月中下旬から約2週間だそうです。そうそう、開花宣言は、沢スギ林内の原木で開花状況を判断しています。
うーん、もう満足。入善乙女キクザクラを見たので行きますか～　と思いましたが、せっかく来たので杉沢の沢スギへ
沢スギ自然館

入善高校生による沢スギガイドツアーがありますよ。

館内には、ドーン！とスギがいます。模型だよね？
花粉症の人も大丈夫だと思います。

スギの周りをグルグル、螺旋階段になっています。

展望室に到着。
Oh～　立山連峰が見渡せます。

螺旋階段を下りて、杉沢の沢スギの入口へ

沢スギ林内の湧水（わき水）の水温は1年を通して差がなく、夏は涼しく、冬は暖かいそうです。そのため、夏に涼しい気候を好む山地性植物と、冬に暖かいところを好む暖地性植物が入り交じって見られることが特徴で、天然記念物に指定された理由のひとつだそうです。

さぁ、森へどうぞ～

木道をてくてく。あっ、ここね。

入善乙女キクザクラの原木です。枯れたスギ株の上に生育する入善乙女キクザクラは、樹高約11mです。植樹された沢スギ芝生広場の方が開花が早いですね。ちなみに、4月20日に満開となったそうです。見ごろは、今後2～3週間程度続くそうですよ。

やっぱり、沢スギ芝生広場で見る方が見やすいですね。
木道をてくてく。

ふぅ～　1周して戻ってきました。

というわけで　次は、にゅうぜんフラワーロードへと向かいます。