
この季節はあちらこちらでバラ園の案内を目にします。
有料のバラ園が数多く植えられて美しいのは当たり前ですが、
この日訪れたバラ園は、個人宅のお庭で育てたバラです。

青空の元、目の前に飛び込んできたのは、大きなバラのアーチでした。
比較的早い時間に訪れたのですが、
既に何人かの見学者がいらっしゃいました。

バラのアーチは一つだけではなく、いくつも園内にあります。
その広さと言い、手入れの行き届いたバラの美しさと言い、驚くばかりでした。
そして更に驚くことが、そのお庭を無料開放してくださっていることです。
なんと寛大な方なのでしょう。

その方のお名前は、藤澤勘兵衛さん。
元つくば市長さんで名誉市民なんだそうです。

前日はかなり雨が降りました。
そういうこともあってのご配慮でしょうか、
園内で傘をさすことについて、
バラのトゲで傘を傷つけてしまう恐れがあるため、
傘の使用を控えてくださいとの案内板がありました。

枯葉もゴミひとつ落ちていないお掃除の行き届いた通路。

優しいピンクのアーチが芝生エリアへと迎えてくれます。

そして、訪れる人たちを快く迎え入れてくださる心を感じます。

アーチをくぐると、バラに囲まれた芝生が一面緑に広がっていました。

まるで、バラの妖精がそこに立っているようです。

今はじっと、こうして立っていますが、
皆が寝静まったあとには、
きっと動き出してこの芝生で踊りだしているかもしれません。
(なんて思うのは、私だけでしょうか・・・)

いったい、何種類のバラが植えられているのでしょう。
その数の多さには、本当に驚かされます。
では、ちょっと何種類かのバラさんに登場してもらいましょう。
これより、ローズショーの始まりです。
(ついている名前は全て私の勝手な想像によるものです)

ちょっと、はにかんで頬をピンクに染めている乙女のようです。

私の好きな白色。
これは言うまでもない、純白の貴婦人。

優雅に踊るバレリーナ。

南国で日焼けした少女の、みなぎる若さを感じます。

こちらは、同じ南国育ちでも少女ではなくて健康的な新妻かしら。
まだ隠された色気が魅力です。

なんとなく舞妓さん。

なぜだろう・・・
子を宿している神秘的な妊婦の姿を想像します。
ふくよかで柔らかな感触の女性からにじみ出る優しさを感じます。

あ!これ、しろがね~ぜ。
セレブよね~。

そしてお金持ちのアラサー夫人。
毎日おしゃれして優雅にエステにコンサートetc.・・・。
と言ったところで、ローズショー前半は終了。
ちょっとお庭の様子に戻ってみましょう。

実は、このようなバラ以外にもいくつかのお花が植えられています。
名前のわからないものも多々ありまして・・・。
これも、わかりません。
リアトリスにも似ているのですが、
お食事中のモンシロチョウは知っているのかなぁ・・・?

やはり、バラのアーチはステキですね。
かつては私もバラのアーチに憧れて、
自分の家に作りたいと思っていたのですが、
剪定や棘のある枝の後始末があまりに大変なもので、
アーチにするまでには至りませんでした。
それにしても、これだけのお手入れには感心させられます。

少し、バラから目を離して他の花を見るのも良いですね。
また違った楽しみを得られます。

アーチの下でバラの精が訪問者を眺めているのでしょうか。

どんぐりの背比べ・・・
ではなくて、バラの背比べ。

二色のバラは珍しいです。
お花もちょっと大きめで、遠くからみると牡丹の花のようです。

こちらのお花はミツバチさんの朝食メニューでしょうか。

まるで、ウェディングドレスを思わせるようなお花です。

こんな場所で、
バラの香りに包まれながら読書ができたら、素敵ですね。

足元には、クリスマスローズが所々お目見えします。

ちょっとレトロ(笑)

ここまで、バラに囲まれたら圧巻です。

紅一点ならず白一点、お色気ぼくろを付けた昼顔さん。

これは、やまぼうしでしょうか。

こんな近くで見るのは初めてです。

一瞬、これもバラかしら?と思いましたが、
よく見ると、どうやら八重咲きのクレマチスのようでした。
これも見事でしたね。

これは、バラでしょう。
一重のバラなのでしょうか、珍しいですね。
ちょっとだけ一重に咲くクチナシの花にも似ています。

ここにも、白バラに囲まれて休憩できそうな場所がありました。
ではちょっと腰をおろして、
またこの辺でローズショーの後半をお楽しみください。

七五三で七つのお祝いを終えたばかりの少女でしょうか。
まだ色気もなく、あどけない可愛らしさがあふれます。

山の手育ちの姉妹たち。
18~9のどことなく品があって、苦労知らずのお嬢様方と言った感じでしょうか。

まだ熟女までとは行かない、アラフォー世代の女性たち。
子どもが大きくなって、ホッとひと息つける頃。
時間の余裕を味わいながら自分磨きに目覚める姿。

どこか落ち着きのある、賢そうなキャリアウーマン。
中性っぽい美しさの中に優しさを秘め、
決して表に出さず隠し通す芯の強さを感じます。
そしてこの後は、いよいよクライマックス登場!
真紅のバラです。
では、特別バージョンでご覧ください。

ショーの最後を飾るのは、正に成熟して洗練された女性でしょうか。
色気もここまでくると敵いません。

〔覚醒〕
子育ても完全に終わり、
母親としての姿から、再び一人の女性として目覚める時。
ずっと秘めてきた情熱を一気にほとばしらせる。

〔誘いの滴〕
ややもすれば、誘惑の香りすら感じさせる危険な存在。
これが最後かもしれないと、全ての魅力を最大限に惜しみなく。

〔妄想にふける夜〕
「セカンドバージン」というドラマがあったけれど、
「最後から二番目の恋」というドラマがあったけれど、
なんとなく自分もそんな世界に入り込みそうな予感がする日々。

〔満たされた想い〕
妄想の世界だと信じ切っていたことが、
ある日突然現実となり・・・
その驚きと歓びが、
また更に磨きをかけた大人の女性へと進化していく幸せ。
本当の意味での完成された熟女。

〔熟女の余韻〕
女性の歓び全てを経験し、ゆっくり散らす花びらの色香。
散りゆく真紅の花びらの、しわの1本すら美しい。
地面に落ちるその日まで、穏やかに、穏やかに・・・。
実際の人生も最後は穏やかに、穏やかに迎えたいものです。

いろんなバラたちの姿、いかがでしたでしょうか。
少し暴走ぎみの案内人になっておりましたこと、
最後にお詫びいたします。

同じバラを眺めても、一人一人感じ方は違うものだと思います。
お近くの方でお時間に余裕がございましたら、
ここはぜひ一度、
ご自分の感性でご観覧いただくことをお薦めいたします。


園内にはフラワーショップもありました。

お気に入りの1品がみつかるかもしれませんね。

敷地の周りも美しいバラに囲まれた藤沢邸。
いつまでも多くの人の心を癒してくれることを願います。

帰りに見上げた空のなんと清々しいこと。
いつもなら山が見える景色ばかりですが、
ここに山の姿は見えることなく、
正面にそびえ立つ大きな木と青く広がる空がとても印象的でした。
よろしかったら、スライドショーも併せてご覧ください。
ここに掲載しきれなかった写真もございます。
有料のバラ園が数多く植えられて美しいのは当たり前ですが、
この日訪れたバラ園は、個人宅のお庭で育てたバラです。

青空の元、目の前に飛び込んできたのは、大きなバラのアーチでした。
比較的早い時間に訪れたのですが、
既に何人かの見学者がいらっしゃいました。

バラのアーチは一つだけではなく、いくつも園内にあります。
その広さと言い、手入れの行き届いたバラの美しさと言い、驚くばかりでした。
そして更に驚くことが、そのお庭を無料開放してくださっていることです。
なんと寛大な方なのでしょう。

その方のお名前は、藤澤勘兵衛さん。
元つくば市長さんで名誉市民なんだそうです。
因みに、元つくば市というのは旧桜村のことで、
1955(昭和30)年、「栄村」「九重村」「栗原村」が合併して桜村が発足。
村の名称は、栄の「さ」、九重の九から「く」、栗原の「ら」を取って「さくら」
そして漢字の「桜」をあてて桜村となったそうです。
現在の研究学園地区の中心部、吾妻、竹園、並木地区は、
いずれも桜村吾妻、桜村竹園、桜村並木と言い、
筑波大学の住所は桜村天王台だったそうです。
1955(昭和30)年、「栄村」「九重村」「栗原村」が合併して桜村が発足。
村の名称は、栄の「さ」、九重の九から「く」、栗原の「ら」を取って「さくら」
そして漢字の「桜」をあてて桜村となったそうです。
現在の研究学園地区の中心部、吾妻、竹園、並木地区は、
いずれも桜村吾妻、桜村竹園、桜村並木と言い、
筑波大学の住所は桜村天王台だったそうです。

前日はかなり雨が降りました。
そういうこともあってのご配慮でしょうか、
園内で傘をさすことについて、
バラのトゲで傘を傷つけてしまう恐れがあるため、
傘の使用を控えてくださいとの案内板がありました。

枯葉もゴミひとつ落ちていないお掃除の行き届いた通路。

優しいピンクのアーチが芝生エリアへと迎えてくれます。

そして、訪れる人たちを快く迎え入れてくださる心を感じます。

アーチをくぐると、バラに囲まれた芝生が一面緑に広がっていました。

まるで、バラの妖精がそこに立っているようです。

今はじっと、こうして立っていますが、
皆が寝静まったあとには、
きっと動き出してこの芝生で踊りだしているかもしれません。
(なんて思うのは、私だけでしょうか・・・)

いったい、何種類のバラが植えられているのでしょう。
その数の多さには、本当に驚かされます。
では、ちょっと何種類かのバラさんに登場してもらいましょう。
これより、ローズショーの始まりです。
(ついている名前は全て私の勝手な想像によるものです)

ちょっと、はにかんで頬をピンクに染めている乙女のようです。

私の好きな白色。
これは言うまでもない、純白の貴婦人。

優雅に踊るバレリーナ。

南国で日焼けした少女の、みなぎる若さを感じます。

こちらは、同じ南国育ちでも少女ではなくて健康的な新妻かしら。
まだ隠された色気が魅力です。

なんとなく舞妓さん。

なぜだろう・・・
子を宿している神秘的な妊婦の姿を想像します。
ふくよかで柔らかな感触の女性からにじみ出る優しさを感じます。

あ!これ、しろがね~ぜ。
セレブよね~。

そしてお金持ちのアラサー夫人。
毎日おしゃれして優雅にエステにコンサートetc.・・・。
と言ったところで、ローズショー前半は終了。
ちょっとお庭の様子に戻ってみましょう。

実は、このようなバラ以外にもいくつかのお花が植えられています。
名前のわからないものも多々ありまして・・・。
これも、わかりません。
リアトリスにも似ているのですが、
お食事中のモンシロチョウは知っているのかなぁ・・・?

やはり、バラのアーチはステキですね。
かつては私もバラのアーチに憧れて、
自分の家に作りたいと思っていたのですが、
剪定や棘のある枝の後始末があまりに大変なもので、
アーチにするまでには至りませんでした。
それにしても、これだけのお手入れには感心させられます。

少し、バラから目を離して他の花を見るのも良いですね。
また違った楽しみを得られます。

アーチの下でバラの精が訪問者を眺めているのでしょうか。

どんぐりの背比べ・・・
ではなくて、バラの背比べ。

二色のバラは珍しいです。
お花もちょっと大きめで、遠くからみると牡丹の花のようです。

こちらのお花はミツバチさんの朝食メニューでしょうか。

まるで、ウェディングドレスを思わせるようなお花です。

こんな場所で、
バラの香りに包まれながら読書ができたら、素敵ですね。

足元には、クリスマスローズが所々お目見えします。


ちょっとレトロ(笑)

ここまで、バラに囲まれたら圧巻です。

紅一点ならず白一点、お色気ぼくろを付けた昼顔さん。

これは、やまぼうしでしょうか。

こんな近くで見るのは初めてです。

一瞬、これもバラかしら?と思いましたが、
よく見ると、どうやら八重咲きのクレマチスのようでした。
これも見事でしたね。

これは、バラでしょう。
一重のバラなのでしょうか、珍しいですね。
ちょっとだけ一重に咲くクチナシの花にも似ています。

ここにも、白バラに囲まれて休憩できそうな場所がありました。
ではちょっと腰をおろして、
またこの辺でローズショーの後半をお楽しみください。

七五三で七つのお祝いを終えたばかりの少女でしょうか。
まだ色気もなく、あどけない可愛らしさがあふれます。

山の手育ちの姉妹たち。
18~9のどことなく品があって、苦労知らずのお嬢様方と言った感じでしょうか。

まだ熟女までとは行かない、アラフォー世代の女性たち。
子どもが大きくなって、ホッとひと息つける頃。
時間の余裕を味わいながら自分磨きに目覚める姿。

どこか落ち着きのある、賢そうなキャリアウーマン。
中性っぽい美しさの中に優しさを秘め、
決して表に出さず隠し通す芯の強さを感じます。
そしてこの後は、いよいよクライマックス登場!
真紅のバラです。
では、特別バージョンでご覧ください。

ショーの最後を飾るのは、正に成熟して洗練された女性でしょうか。
色気もここまでくると敵いません。

〔覚醒〕
子育ても完全に終わり、
母親としての姿から、再び一人の女性として目覚める時。
ずっと秘めてきた情熱を一気にほとばしらせる。

〔誘いの滴〕
ややもすれば、誘惑の香りすら感じさせる危険な存在。
これが最後かもしれないと、全ての魅力を最大限に惜しみなく。

〔妄想にふける夜〕
「セカンドバージン」というドラマがあったけれど、
「最後から二番目の恋」というドラマがあったけれど、
なんとなく自分もそんな世界に入り込みそうな予感がする日々。

〔満たされた想い〕
妄想の世界だと信じ切っていたことが、
ある日突然現実となり・・・
その驚きと歓びが、
また更に磨きをかけた大人の女性へと進化していく幸せ。
本当の意味での完成された熟女。

〔熟女の余韻〕
女性の歓び全てを経験し、ゆっくり散らす花びらの色香。
散りゆく真紅の花びらの、しわの1本すら美しい。
地面に落ちるその日まで、穏やかに、穏やかに・・・。
実際の人生も最後は穏やかに、穏やかに迎えたいものです。

いろんなバラたちの姿、いかがでしたでしょうか。
少し暴走ぎみの案内人になっておりましたこと、
最後にお詫びいたします。

同じバラを眺めても、一人一人感じ方は違うものだと思います。
お近くの方でお時間に余裕がございましたら、
ここはぜひ一度、
ご自分の感性でご観覧いただくことをお薦めいたします。


園内にはフラワーショップもありました。

お気に入りの1品がみつかるかもしれませんね。

敷地の周りも美しいバラに囲まれた藤沢邸。
いつまでも多くの人の心を癒してくれることを願います。

帰りに見上げた空のなんと清々しいこと。
いつもなら山が見える景色ばかりですが、
ここに山の姿は見えることなく、
正面にそびえ立つ大きな木と青く広がる空がとても印象的でした。
よろしかったら、スライドショーも併せてご覧ください。
ここに掲載しきれなかった写真もございます。
2012年5月 藤澤邸バラ園
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じっくり見ていただいて、ありがとうございます。
ついつい、見てしまうことってありますねぇ。特に写真などは・・・(笑)
近所をお散歩していても、薔薇が咲いているお家が多いですね。
写真、褒めていただいて恐縮です。
ありがとうございます。
香りのあるものには、ついうっとりしてしまいますね。
そうですよ、美しいものにはトゲがありますからね。危険、危険(笑)
行った時はまだまだ蕾がありましたから、
満開になったらすごいと思います。
今は、あちらこちらで咲いていますね。
たくさんのすばらしい写真 じっくり見せて頂きました。
こんなにたくさんの花を眺めていたら 時間が過ぎるのを忘れてしまいますね。
最後の デジブックも 見せて頂きましたよ。
私も 近くのバラ園に行ってみようかな~。
素敵なバラたちですね~ 一枚目の写真の
「オレンジのバラ」素敵ですね~
花の蜜を吸うミツバチが綺麗に撮れてます!
また、バラの花に着いた水滴がいいですぅ~
これだけのバラを見せられるとその香りに
酔ってしまいそうです。。。おっと!
「綺麗な花には棘がある」でした(笑)
見事な薔薇ですね。
今が薔薇のシーズン、此方でもあちこちで咲いています。
薔薇のアーチ、花が咲き揃ったら壮観でしょうね。
ご親切に場所を教えていただいたおかげで、
見ることができました。
ありがとうございました。
シーズン中は何度でも行きたくなりますね。
バラの魅力は尽きないようです。
どの色もそれぞれ、ステキですよね。
無料は魅力的ですね☆
ここにはぜひ行っていただきたいです。
私も驚きました。
バラの香りに包まれながらのひとときは最高だと思います。
オレンジの薔薇
なんて美しいのでしょうか
見とれてしまいます
ありがとうございます
薔薇園探訪は、美野里町まででしたが
もう少し足を延ばしてみたいと思います。
しかも、無料というところがいいですよネ(笑)