KHCサンシャインバンド

KHCサンシャインバンドは自称「名曲の伝道師」として日々精進している、チャーミングなおやじ達のバンドです。

コペルニクス的転回

2013年04月30日 | 日記
dukeです。

先日来、パスワードの再設定とかなんか面倒な事になってて
なかなか書き込みができないでいたら、私の伯母が老衰で天に召されました。
正確に言うと、母方の伯父の連れ合いなんで義理の関係なのですが
私にとって人生がかわるほどの衝撃を与えてくれた人でした。

思い起こせば数十年前、銀行員だった親父の転勤で
初めて博多から横浜の「権太坂」という所に来た時…
(実はこの時点ではその地名から、ブルーライト横浜もクソ田舎だと思ってた)
とりあえず横浜在(綱島でした)唯一の親戚宅に行こうという事になり
母親と妹と連れ立って初東横線(当時は緑色のイモ虫型電車)に乗り
鶴見川の岸辺を歩いて行きました。

すると着いた先には、見た事のない近代建築の豪邸(本当にそう思ったんですっ)
があり、家の中でスリッパを履いた貴婦人(本当にそう見えたんですっ)が
モナリザに勝るとも劣らない微笑を浮かべて、出迎えてくれたではないですか。

彼女は昔、なんとか小町と呼ばれてたくらい綺麗な人で
うちのババアが、いくら「私も昔、美人じゃないけどチャーミングて言われたとよ」
とか言っても、狩野英孝が「ラーメン・つけ麺・僕イケメーン」と言ってる風にしか
聞こえませんでした。

さて前置きが長くなりましたが、ここで私のコペルニクス的転回が…

初めて見る洋風応接間(博多ではだだっ広い畳の部屋しかありませんでした)
に通され、そこに「お皿に盛られたお菓子」と「ティーポット」登場。
紅茶と言えば、リプ●ンのティーバックしか見た事のない私は、
初めてづくしで「何の事かわからん!」とおどおどするしかありません。

勧められるままに菓子の個別包装(これも人生初)包み紙を開けると、
私が生きてきた中で一番フワフワの触感と、一番繊細なシュガーパウダーと、
一番ネロネロな生クリーム…

「この世に、こぎゃんウマかもんのあったったいね。さすが横浜はちがうね。」
と、その地域格差(ちょっとオーバー?笑)に愕然としたものでした。

そう!そのお菓子こそ「自由●丘 亀●万年堂のナボ●」だったんです!
これからも未来永劫、ナボ●を食べると綱島の伯母を思い出すことでしょう。
あっそうそう、「上野風●堂のゴーフル」も食べさせてもらったなぁ…

伯母様、貴方は私にとって「都会文明」の象徴みたいな人でした。
高校卒業まで本当にお世話になりました。森の詩もよろしく…
ありがとうございました。合掌


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5 コメント

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甘味に強い (ひよ)
2013-05-02 16:55:12
dukeさま

いいお話をありがとうございました。
ナ●ナに始まり、ゴーフル、
ワン監督(同時は選手)の森の詩に終わり、
ホロッときても、ウケがあり、
おばさまもこんなに感謝されて
清々しく見送られて、良かったなあと感じました。
意外だったのは
有明のハー●ーは?
アルミに詰まって焼きあがったあの焼き菓子…
埼玉県民には、出会いが遅く、
夕方のドラマ再放送の合間に流れるCFからは
いろんな思いがわきました。
出会えばなんてことはなく、
海になにがちなんでいるのだろう…でした。
みんな同じ味だったし。
ナ●ナはパイナップルが好きでした。
違ったかなあ。
兄弟は避ける味なので、独り占めでした。
半端な粒感が良かったです。


knightさま

松藤さんにお会いしました。
「うちもラジオ●●入らないんだよ~」
と、ご存知のスマイルで受け応えいただきました。
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有明●ーバー (duke)
2013-05-07 16:35:30
ひよこ様、たわいのない記事にコメあざっス。

私が食べたナボ●はプレーンでした。
たぶん当時は、それしかなかったと思います。

パイナップルに関しましては後に食べましたが、残念ながら私もご兄弟の皆様に一票!(笑)
あのツブツブがせっかくのネロネロを損なうような感じがして…

さて問題の有明ハー●ーですが、ありゃイカンとです。
皮も餡も私が幼小より食いまくった「銘菓ひよこ」にソックリで、
そんなら ひよこの形に作った方が頭から食うか、尻から食うか
よっぽど面白ろかろうもん!と思いました。

ちなみに「銘菓ひよこ」は東京の特産品(お土産)という説を聞いたことがあり
私はムキになって博多本舗説を唱えた覚えがあります。
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パイナップルに一票♪ (腹膨)
2013-05-07 17:09:12
私もナボナのパイナップル好き派です!
もう食べられないのが残念です(T_T)
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バッタもの (元族)
2013-05-13 18:24:44
東京で生まれ育っていますが、この年になるまで亀屋万年堂のナボナなるものは食べた事がありません。
幼い頃私の母が大盛りにある植村というお菓子メーカーに勤めていまして、そこでナボナのバッタ物を作っていました。
見た目は全く同じ物で味も想像ですが同じかと思います。
まあ、考えてみれば人生そのものがバッタものですから~ 残念!
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ぽんぽこ (ひよ)
2013-05-13 20:07:18
ぽんぽこ●ちつてと
銘菓ひよ子に対抗していた、あれはバブルショックでなくなりましたよね。
商売以外のことに手をだしちゃあ、いけない、のいい例えです
って、まじまじ話は止めます。ボロがでるだけ。
アンチハーバー、パイナップルに一票ありなし
あざーっす
おととい、急きょ
日本のフォークを歌う会atサニスポしました。
ネタおろしのスリーフィンガー
やさしさに包まれたなら(ユーミン)惨敗でした。
マスターが告知せず(つーか事情あり)、出演者4名他はお客さまひとり
サニスポのHPアドレスこちらです。
って、投稿拒否されました。
とにかくウチであずかることになりました。
事情のひとつ。
パソコンあてに送らせていただきます!
よろしくお願いします。

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