上手くいったことが 上手くいかなくなる要因！

成功体験とは難しいものであります。
ロンドンオリンピックで毎日盛り上がっていますが
過度な期待にメンタルが心の奥底で「メダルが取れなかったらどうしよう」
というような一抹の不安か芽生えると　体が最適戦闘状態を維持できず
思わぬ失敗が出てしまいそれが致命傷となってしまう　
過酷なまでの厳しい環境です。

下馬表で金メダルが確実といわれればいわれるほど
そのプレッシャーで競技を楽しむといった余裕を奪い去り
実力が発揮できずに終わってしまう。



競技ではありませんがお店の経営でも同じ事が起こります。
お店が繁盛し上手くいけばいくほど成功体験が逆に縛りとなって
環境が変化しているにもかかわらず　自らを変えていくことは難しい。
とくに長年継続すればするほど変われずに時代の変化に取り残されてしまう。
２４年間のタイヤショップ経営で　それを強く感じます。
小型タイヤショップのゲリラ経営で上手くいったお店が
時間の経過と共に老化しオヤジも老化し後継者も育たずジリ貧になる。

ではどうするの？

私たちの場合その結論が関連異業種「車美容業」に進出です。
この組み合わせは最高だと確信しての決断です。
そこに至るまで小コラボと称して　タイヤショップの店頭でキーパープロショップに
参加して組み合わせの相性を見てきました。
ここにおいて新しい道筋を見つけた感じです。
もしも小型ゲリラタイヤショップに拘っていたらどうなっていたでしょう？
おそらく新機軸もなくジリ貧になっていたと思われます。

「今まで上手くいっていたことが　上手くいかなる要因になる」
「成功体験の中に　失敗の要因がすでに潜んでいる」
これは事実です。



鮎つりでも　以前良く釣れた場所ばかり目指すのですが
その時と条件は違いますので今度はまったく釣れない
これも成功体験がもたらす失敗の要因です。
これが私のようなヘボ釣師の悲しい性です。

趣味はそれでよくても
本業ではそのリスクを回避する為　やっぱり兆戦あるのみです。