六日のあやめ

読書記録(7月:17冊、コミック:1)

ツイッター(2014.7月分)より

7月29日
読書メモ:東野圭吾著「マスカレード・ホテル」(再読) 非常識なお客へのホテルマンとしての対応が興味深く、そのトラブル全て事件に何かしら関連がありなるほど。最後の犯行が単独か最初だと未遂にできず解決無理と思う、動機にゾッとする。x4の正体は回廊亭の殺人を思い出す。藤木と能勢が好き。

7月25日
読書メモ:近藤史恵著「三つの名を持つ犬」 ナナがどうなるのか気がかりで読み進み、ラストにホッとした。日常を繰り返すことの幸せに気づいた人間と共に暮らすのは、犬にとっても幸せだろうと思う。エルのお骨があの後どうなったか書かれてないけど、ササミと一緒に都を待ってくれているだろうか?

7月23日
読書メモ:近藤史恵著「狼の寓話」寓話の挿入が効果的でタイトルに納得。梓の書いた物語で彼女の情況や心情がわかりやすいし、さらに最後の部分の違和感が真相へのヒントになるのが巧いと思う。事件そのものは重いけど、黒岩の魅力やソウケイ兄弟が楽しいし、太郎、美紀ちゃん、トモくんの存在もいい。

7月22日
読書メモ:北村薫著「八月の六日間」 心地よい文章で、登山描写と下界の仕事や交友描写のバランスが好き。北村氏が覆面作家の頃は女性かと思っていたけど、今回の語り口も実在する女性編集者かと思うくらい。信州出身だから私も中学集団登山体験があり、満天の星の近さに感動したこと思い出す。

7月20日
読書メモ:近藤史恵著「キアズマ」 サクリファイスシリーズだけど前3作と変わって大学の自転車部が舞台。シリーズとしても青春小説としても楽しめた。豊の事件(事故といえない、顧問許せない)が酷すぎるのは辛いけど、正樹のレースを豊がみるときが来ると思う。赤城の登場うれしかった。

7月18日
読書メモ:近藤史恵著「サヴァイヴ」
サクリファイスシリーズ前2作(既読)のスピンオフ短編。チーム・オッジの話は時系列がわかり、石尾と赤城の過去、伊庭とチカのその後の再会に、号泣したサクリファイスの感動がさらに深まった。エデン関連は外国チームでの感覚が馴染みにくい。

7月17日
コミックメモ:末次由紀著「ちはやふる(25巻)」 周防さんの背景はそうゆうことだったのかぁ。そして引退撤回。私は太一派だけど、1年後に周防名人を唐オにいくのは新で納得。太一は自分に勝ってくれるはず。詩暢ちゃんのコメンは、来年のクイーン戦は千早を待ってる、ってことだね。

7月16日
読書メモ:新津きよみ著「ママの友達」(再読) ハセジュンの死と交換日記の謎解き部分は拍子抜けだけど、エピローグ最後の一文は頷ける。母にも祖母にもなれる年齢描写になるほど、彼女たちの気持ちがわかりやすい。夫へのクミの言葉、ものには名前がある・・は説得力感じるしスッキリ。

7月15日
読書メモ:桂望実著「ハタラクオトメ」ごっつぁんの明るいデブアピールが愉快で深い。変身体験がある彼女は弱味を強味にするヒーロー。プロジェクトメンバーも個性的で楽しい、寄せ集めから繋がっていく様子が気持ちいい。商品化成功バンザイ!ごっつぁんと筋右衛門くん足して割ればいいと思う(妄想)

7月14日
読書メモ:森絵都著「クラスメイツ(前期・後期)」中学1年生らしさが微笑ましい。水泳部への勧誘上手の藤田先生も素敵。中学生なら中2病とか受験や卒業の3年のほうが描きやすそうだと思うけど、1年生の日常が自然でありながらも印象深く伝わってくる。みんなを応援したい。

7月13日
読書メモ:近藤史恵著「凍える島」あやめ視点での叙述効果と二重の謎解きはなるほどと思ったけど、クローズドサークルの作られ方や猟奇的描写が無理やりな感じ。動機に説得力を感じないし不快、愛ではなく狂気、最初の被害者もエゴの巻き添えでしかない。名前の意味には納得。

7月11日
読書メモ:近藤史恵著
「カナリヤは眠れない」「茨姫はたたかう」「Shelter」(再読)整体師合田力シリーズを一気読み。力先生の言葉は心を楽にしてくれる。2作目の茨姫、白馬の王子への疑問に共感。梨花子が早苗と礼子と親しくなっていくところが好き、特に早苗が好感度高い。

7月9日
読書メモ:湊かなえ著「望郷」白綱島を舞台とする6編。長編好きの私は、独立した話より何か繋がりがあれば面白い、と思うけど、関連付けは無理かな、それぞれの印象が変わりそう。島の閉塞感やいじめ等暗さが多いけど、どれも読後感はいい。「みかんの花」の姉の切なさ、強さに胸をうたれた。

7月7日
読書メモ:湊かなえ著「サファイア」隠しテーマ”恩返し”に納得の7編。「ルビー」は心に垣根のない家族にホッとした。「ムーンストーン」は十代の正義感と騙された叙述トリックにも気持ち良さを感じて一番好き。連作で表題作の辛さが和らぐ「ガーネット」は現実の著者作品が思い浮かんで興味深い。

7月4日
読書メモ:藤野恵美著「ハルさん」結婚式での新郎のスピーチに、それまでの出来事全てが繋がっているところが良かった。当事のふうちゃんが現れて、映像化された回想シーンを見てる感じも泣ける。ちょっと反抗期入ってた中学生のふうちゃん、ちかちゃんとの友情、三話の「涙の理由」が好き。

7月2日
読書メモ:湊かなえ著「母性」母の手記に律子とたこ焼きが出てきた時点で女性教師が誰かわかった。ルミ子に気持ち悪さを感じて母性の有無より人格問題みたいに思ったけど、愛や母性について国語教師との会話に納得できる。”愛能う限り”特殊過ぎ、愛を込めてとかでもミスリード成立すると思う。

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<メモ>
病院:7/7(Y)、7/7(K)
*4週1飲:リカルボン
ケアマネさん来訪:7/25
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