「独身貴族」感想
Episode8”僕が彼女にできる事・・・最後の選択”
今回私が一番好きなシーンは、弁護士設定要求のことをゆきから相談された守が、リンダシガー?って人の言葉を引用してプロの脚本を教え、どこかに現実的な着地点を探すようにアドバイスしたところ。
最初からスャ塔Tーからの要求を危惧していた守だけど、進の暴走を見守る段階では、ゆきの可能性を伸ばす的確なアドバイス。
カッコいい!と思った。
でも、でも、進があまりにバカ過ぎて私は哀しくなってしまう。
守は、最後に進は正しい判断をする男、って言ってたけど、過大評価だと思う。
正しい判断ってスャ塔Tーにキレること?
恋おちの高柳社長の場合は、それまでのキャラになかったキレ方でインパクトあったし、帰りのバスの中での落ち込みようも可愛くて、結構好きなシーンだったけど、今回の進は全くいいと思えなかった。
ってか、4話も恋おちミケーレ回っぽかったし、なんで同じようなエピや台詞を入れるんだろ?
同じようなエピにするとしても、例えば、進があのときスャ塔Tーに対しては冷静に「作品の世界観を変える要求は受けることができません」と出資を断って、そのあとゆきとの会話で「アニキには最初にモバイルピクチャーズとは組まないほうがいいと言われていたのに俺が甘かった。でも次は必ず作品の素晴らしさをわかってくれる出資者を探すから」とでも言って、そこから「またふりだしに戻るか」での笑顔だったら、進もなかなかカッコいいぞ、って思えたかもしれないけど。
結局は「日本映画」が予算を出してくれることになった。
とりあえずゆきは社長に尋ねたけど、進は「正しいことをするといいことがある」って脳天気。
なんでこんなに進をバカっぽくしなきゃいけないのかなぁ?
守は玲子さんのお父上でもある会長さんに頼んだわけだけど、娘の婚約者からのお願いと考えず作品の世界観に共感できなければ断って欲しい、みたいなアピールだったらいいんだけど、どうなのかな?
正直ゆきの脚本映画化と守の結婚はからめて欲しくなかったなぁ。
「守さん、こうなるとわかっていたんですね。」って言う玲子さん。
このときの二人の会話って、おバカな弟カップルを見守る風変わりな兄夫婦、って感じで私は嫌いじゃないけど、一泊出張で、お互い暗いねぇー、って映画話をする守とゆきがやっぱり一番素敵なんだよね。
守と玲子さんの結婚まっしぐらだけど、実はそれは玲子さんの壮大な計画、結婚式に玲子さんを奪いにくる男性が現れ、「ワタクシ、卒業のシーンを演じてみたかったんですのよ」なんてオチになったらいいのに、なんて考えてしまう。(笑)
守さんのキャラが素敵で私は楽しんでいるし、今後もどうなるのか物凄く気になるけど、このドラマって同じことの繰り返しばかりのような気がする。
結婚式まで自分の気持ちを押し殺していた草介さんの「スタアの恋」の場合、サンマルコハムメンバーとヒカル子さんの事務所の主要人物それぞれが中心になるエピがあって、その一話一話に草介さんとヒカル子さんとの関係もうまくからんで進んでいったと思う。
ラブストーリーであっても、中心の男女だけでなくて群像劇っぽい感じで他の共演者の見どころがあったほうが私は好みだな。
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